「泣きたいけど泣けない」場面の対処法

マイナビウーマン

忙しく過ごす日々の中で、ふとした瞬間に泣きそうになることはありませんか? 意図に反して泣きそうになると焦りますし、突然泣いてしまうと周りの人も困惑させてしまいますよね。

泣かずに済むには、どうすればいいのでしょうか。

今回は泣きたい気持ちになりやすい人の特徴から、泣きたい気持ちになった場合の対処法までご紹介します。

■泣きたい気持ちが生まれやすい人の特徴泣きたい気持ちになることは、そんなに珍しいことではありません。

ただ、そのような気持ちが生まれやすい人はいます。

それは、どんな人なのか。

特徴は4つです。

◇1.感受性が豊か

刺激に対して影響を受けやすく、何事にもすぐに感情移入してしまう。

過去の悲しかった出来事を思い出すだけでも泣きたい気持ちになる。

そんな感受性が豊かな人は、泣きたい気持ちになりやすいといえます。

◇2.共感力が高い

共感する力が高い人は、人の感情を想像して同じように感じることができます。

共感は人間に本能的に備わっているものですが、その力が高すぎると自他の境界が弱くなってしまいます。

そうなると、他人に起きた出来事に感情が振り回されて、泣きたい気持ちも生じやすくなります。

◇3.言いたいことを言えずに溜め込んでしまう

状況を考えたり嫌われることを避けたりするため、自分の欲求や感情を我慢してしまうタイプ。

心の防衛機制である「抑制」が強く働いている状態です。

自分の感情をずっと抑えていると心に負荷がかかり、それを発散する行為として泣いてしまうことがあります。

◇4.頑張りすぎる

真面目で完璧主義者の人ほど、自覚がないまま頑張りすぎてしまう傾向にあります。

自分ではまだ大丈夫と思っていても、心の疲れやストレスは身体症状となって表れます。

それが「泣きたいという気持ち」です。

■「泣きたくなる」気持ちが生まれる心理では、ふいに泣きたくなるのはどのような心理からなのかもご紹介します。

◇1.ストレスを感じている

ストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)によって心身に起きる反応のことです。

心を風船に例えると、パンパンに空気を入れて膨らんだ風船は少しの刺激でも強く跳ね返しますよね。

この「跳ね返す」という発散が、「泣く」という行為として表れます。

◇2.フラッシュバック

フラッシュバックとは、心が強い外傷を受けたときのことを後から突然思い出したり夢に見たりする現象のことです。

このフラッシュバックも、泣きたい気持ちが生まれる心理の一つ。

人の脳は、感情を司る部分がホルモンを分泌すると涙腺が刺激され涙が出ます。

そのため過去のことがよみがえって感情が揺さぶられることにより、涙腺が刺激され泣きたくなってしまいます。

◇3.心に疲れが溜まっている

実はやることがたくさんあって忙しい状態でも、基礎体力がある方などは気力で体が動いてしまうことがあります。

そんなときに泣きたい気持ちになるということは、体は疲れを察知していないけれど、心が疲れを察知しているということです。

◇4.緊張が解けたとき

夜に家に帰ってきて、一人になりほっとしたときなどがそれにあたります。

緊張が解けると、神経は交換神経優位の状態から副交感神経優位になります。

リラックスした状態とは副交感神経が優位になることですが、この神経が切り替わるときに泣きたくなることがあります。

◇5.助けてほしい

人は進化の過程で他人に苦痛や不快をアピールすることを身に付けました。

泣くことはそのアピール方法の一つです。

誰かと一緒にいるときに生まれる泣きたい気持ちは、実はその人に助けてもらいたい気持ちの表れの可能性があります。

■泣きたい気持ちが生まれたときの対処法泣きたい気持ちが生まれたときには、泣いてしまえばラクなのですが、そうもいかない場面もあるでしょう。

そこで、「泣く」以外の対処法を5つお伝えします。

◇1.外に出かける

泣きたい気持ちになったときは外に出かけてみましょう。

自分の目に映るものを変えることで気を紛らわすことができます。

買い物や映画、美術館など、視界に入るものに変化を起こしましょう。

◇2.いつもと違う体験をする

手作り体験や料理など、いつもとは違う体験をしてみましょう。

作業に没頭し、集中することで思考の切り替えができます。

また、できれば達成感を得ることができる体験がおすすめです。

達成感を得ることで自信や満足感の醸成にもつながります。

◇3.人と話す

友人や家族と話をするのもおすすめです。

このときのポイントは、明るい話をすること。

暗い話題では、更に気分が落ち込んで泣きたくなってしまう可能性があります。

明るい話で笑顔になることを意識してみましょう。

◇4.泣きたい気持ちを客観視する

状況を客観視してみましょう。

「今、私は泣きたい気持ちになっている」と心の中で言ってみるのです。

そしてどうして泣きたい気持ちになったのかを考えてみます。

自分を客観的に見つめて考えることで、心は落ち着きを取り戻していきます。

◇5.「大丈夫」と口にする

泣きたい気持ちが生まれたときに「大丈夫」や「泣かない」と口にするのも効果的です。

心理学の行動療法でもよく使われる方法ですが、言葉に出すといった「行動」から意識を変えることができるケースは多いです。

さらにそれを繰り返すことで、「大丈夫と言えば泣かずに済む」というルーティンを作ることができるようになると、より早く切り替えられるようになります。

■「泣きたい」というつらい気持ちをなるべく生まないコツ泣きたくなるようなつらい気持ちはなるべく生み出したくないですよね。

そこで、できることやそのコツを3つご紹介します。

◇1.定期的なストレス発散

ストレスや疲れが溜まり泣きたい気持ちに変わってしまう前に、定期的に発散しましょう。

買い物や映画を観に出かける、一日中家でDVDを見るなど、個々に発散する方法は違います。

自分に合った方法を見つけて、息抜きする時間を意識的に作ってください。

◇2.思ったことは発言する

気持ちを溜め込みがちな人は、思ったことを口に出す練習をしてみましょう。

まずはポジティブな感情を表に出すことから始めてみます。

また、練習としてカウンセリングなど感情を否定されない安全な空間で気持ちを吐き出す体験もおすすめです。

思ったことを口にすることで、感情が涙という形で破裂する前にガス抜きができるということを体感するのです。

◇3.感情を書き出す

泣きたい気持ちになったときに感情をノートに書き出してみましょう。

自分の感情がどう動いたときに泣きたい気持ちになったのか書き出し、それを繰り返すと、自己理解が深まります。

すると、出来事に対して感情の予測をつけられるようになり、これによって泣きたい気持ちを避けることができるようになります。

自分の感情を理解することから始めよう今回は、泣きたい気持ちを生まないコツについてもご紹介しました。

泣くことがいけないわけではありませんが、泣きたくないときや泣いてはいけない場面もありますよね。

自分の感情を理解すると、泣きたい気持ちとも上手に付き合っていけるようになっていくので、ぜひ試してみてくださいね。

(小日向るり子)※画像はイメージです。

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