東洋製罐グループ、「OPEN UP!PROJECT」の第三弾として自然に減塩ができる豆腐容器「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)」3種類を発表、食品ではなく容器で日本人の減塩に貢献

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 創業100年を超える東洋製罐グループは、次の新しい100年を創造するべく、これまで培った容器の技術やノウハウを活かして一人ひとりが抱える課題を解決することを目的としたイノベーションプロジェクト「OPEN UP!PROJECT」を昨年から始動している。そして今回、おいしい健康社と共同開発した自然に“減塩”に取り組める豆腐容器「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)」3種類を発表した。

 「OPEN UP!PROJECT」は、大衆にとどまらない細かなニーズと一人ひとりが抱える課題に向き合うことでイノベーションを起こし、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト。第一弾では、祭り訪問型日本酒充填サービス「詰太郎」、第二弾では、家族の楽しい食事をサポートする「猫舌フーフー」のコンセプトモデルを発表。第三弾となる今回は、“日本人の食塩の過剰摂取”という課題に着目した。

 厚生労働省が発表した「平成30年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、平成30年の日本人の1日当たりの食塩摂取量の平均値は10.1gとなっているが、1日当たりの食塩摂取量は世界保健機関(WHO)では5g未満、日本高血圧学会では6g未満を推奨しており、日本人は食塩を過剰に摂取しているといえる。食塩の摂りすぎは、脳卒中や心筋梗塞、心不全、不整脈などの原因になってしまう可能性があるという。近年、食事において減塩の意識が高まっているものの、平成20年の10.9gから0.8gしか減少しておらず、食塩摂取目標にはまだまだ届かないのが現状とのこと。

 こうした背景を受けて、食べるものだけでなく、容器という新しいアプローチから日本人の減塩に貢献できないかと考え、管理栄養士監修のレシピ検索・献立作成サービス「おいしい健康」と共同で「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)」を開発した。きっかけとなったのは、「OPEN UP!PROJECT」の一環で、おいしい健康社様々なリサーチ、ディスカッションを行っていく中であった、ある病院でのエピソードとのこと。看護師が患者への食事を用意する中で、空の豆腐容器をすぐに捨てるのではなく、醤油のかける量を計るのに活用したり、再利用することで洗い物の負担を軽減していたことから着想を得て、便利かつ自然と“減塩”につながる3つの容器「ハカル」「ミエル」「ミセル」が誕生した。100年以上容器に向き合ってきた東洋製罐グループの技術と病気の予防・管理、ダイエットなどを目的としたサービス展開を行っているおいしい健康社のノウハウが詰まったプロダクトとなっている。

 「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)・ハカル」は、「大さじ1」「小さじ2分の1」など、液体を入れた際にその量が一目でわかる目盛りが付いた豆腐容器。形が揃っているため重ね置きでき、透明性の高いパックなので、分量を目で確認しやすいメリットがある。一般的には使い捨てされる豆腐容器だが、捨てずに保管しておくことで、計量容器として使用できる。また、おいしい豆腐を食べれば食べるほど、計量容器が増えていき、計量スプーンや計量カップなどを使う必要がなくなるため、洗い物の負担を軽減できる。壊れるまで使えれば、ごみの削減にもつながる。

 20歳~75歳の男女を対象にした調査(東洋製罐グループ調べ)では、49.2%と約半数の人が自宅に計量スプーンを「持っていない」「使わない」」「ほとんど使わない」「あるか不明」という結果が出たという(未婚男性は69.3%)。「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)・ハカル」を使うことにより、ちょっとの工夫で計量という習慣が身につき、醤油のかけすぎを防ぐことで、豆腐本来の味を最大限引き出すことができる。まさに「おいしさ」と「健康」を両立する、新しい取り組みとなる。

 「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)・ミエル」は、数字の「1」「2」「3」の形をした“くぼみ”を施した豆腐容器。この“くぼみ”があることで、豆腐自体にも「1」「2」「3」の形の“くぼみ”ができる。「1」の“くぼみ”には1cc、「2」の“くぼみ”には2cc、「3」の“くぼみ”には3ccがぴったり入るように設計されており、醤油をかける量の“見える化”を行った。普段は目分量で醤油をかけている人にとっては、自分がかけている量を知ることができ、減塩を意識するきっかけにもつながる。また、小さい子どもが数字に接しながら楽しく計量の習慣をつけるきっかけにつながることも期待している。

 事前に実施した実証実験(20代から50代の男女41名を対象に一般的な容器と、新商品を使用した際の豆腐にかけた醤油の量を比較)では、豆腐に醤油をかける量が最も減った人で約5g減、平均でも0.49g減と抑制される結果が得られた。特に、普段3g以上の醤油を豆腐にかける人は平均で1.86g減量できたという。

 「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)・ミセル」は、醤油をかける量を抑制するため、和柄の“くぼみ”を施した豆腐容器。1cc程度の醤油をかけると、綺麗な和柄模様が豆腐の表面に現れる。手軽な冷奴も華やかな印象になり、食卓を彩る。また、“くぼみ”が上面全体にまんべんなく施されているので、醤油が豆腐全体に行き渡りとどまることで、少ない醤油の量でもおいしく食べることができる。これまでにない豆腐の見た目を楽しみながら、自然と減塩につながる容器となっている。かける液体の量を抑制しながらデザイン性にも優れたこの容器は、豆腐だけではなくゼリーやプリンなど様々なシーンで再利用できるというメリットもある。

 東洋製罐グループでは、減塩の必要性が高まる中、創業100年で培ってきた技術力とノウハウを活かし、“食品”ではなく“容器”から日本人の食塩の過剰摂取という課題に取り組んでいく考え。今後は、食品メーカーなどとの協業により、商品展開を行っていく予定。

東洋製罐グループホールディングス=https://www.tskg-hd.com/
OPEN UP!PROJECT=https://jp.open-up.tskg-hd.com/
ソルトーフカップ(Salt Off Cup)=https://jp.open-up.tskg-hd.com/ideas/saltoffcup/

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