《SDGsってなに?》暮らしの中で私たちにもできる!世界は変えられる!

シティリビングWeb
model/荒木歩美さん(事務)
あなたの思い描く2030年はどんな社会? SDGsって、聞いたことはあるけれど、よくわからない…。自分には遠い話だと思っていませんか? では、2030年はどんな社会になっていてほしい? あなたが思い描いた回答は、SDGsの17の目標のどれかに当てはまっているはず。SDGsは、実は私たちにとても身近なものなんです。
“便利”だけではなく、未来へ視野を広げて 身近な行動、「モノを買う」ことを例にとってみましょう。モノを買うことは、「お金による投票」です。みんなが意識して社会や環境に配慮した、“いい”商品を選べば、お金の流れを変え、それは社会を変えるパワーになります。“便利”だけを追求するのではなく、もっと社会に、その先の未来に視野を広げてみませんか。

--------------SDGsについて教えてくれたのは…永田潤子さん
大阪市立大学大学院都市経営研究科教授。専門は公共経営、組織マネジメント。買い物を通じた環境問題解決の研究などの社会変革プロジェクトを実施。「おかいもの革命!」(公人の友社)、「おつかれ女子のウェルネス手帳」(幻冬舎)など著書も多数。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは…「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が2030年までに達成を目指す、17の目標が掲げられています。


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[Fashion]おしゃれにプラス、ルーツにこだわる 「あ、これおしゃれ!」と手に取ったファッションアイテムが、実はフェアトレードやエシカル(倫理的)消費を意識した商品だった─、今はそんなこともありえる時代。それほどファッションのジャンルには、SDGsに関連するモノが揃っています。

 アパレル廃棄の問題に対応するブランドや、ユーズドの服にプラスαの価値を付けてよみがえらせるブランドなども。また、服をワンシーズンで着つぶすのではなく、大切に長い期間着続けること、それも環境に配慮したSDGsにつながる行動の一つといえます。

(1)フェアトレードセレクトショップ「Love&sense」 阪急うめだ本店10階「うめだスーク」に直営店を構える。途上国の貧困問題に立ち向かうフェアトレードから生まれた、多彩なおしゃれアイテムが揃います。
https://www.love-sense.jp/
SDGsに該当する目標…1、2、8、9、10、12、16、17

(2)チャリティーブランド「JAMMIN」 社会的課題に取り組む団体とコラボし、1週間限定でオリジナルデザインのTシャツを販売。売り上げの一部がその団体へ寄付されます。
https://jammin.co.jp/
SDGsに該当する目標…8、12、17

(3)通販サイト「Rename」 ブランドイメージを守るために、売れ残っても大幅な値下げなどができず、廃棄されていた服のタグを「Rename」に付け替えて販売。
https://www.rename.jp/shop/
SDGsに該当する目標…12、13

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[Food]身近に始められるフードロス対策 食品業界でも、ラベルがないペットボトルが登場したり、包装材を環境にやさしいモノに変更したり、パッケージを中心にSDGsに配慮した取り組みが増えてきています。

 一方で、大きな課題がフードロス。冷蔵庫で見つけた賞味期限切れの食品を捨てた経験がありませんか? 日本のフードロスは年間643万トン(※)。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた食糧援助量(2017年で約380万トン)の1.7倍に相当します。「必要な分だけを買う」「すぐ食べるなら賞味期限が近いものを選ぶ」。フードロス対策は、私たちも今すぐ始められますよ。

※農林水産省「食品ロス量(2016年度推計値)の公表について」より

(4)第3世界ショップ「カレーの壺」 スリランカカレーのペースト。スリランカにある製造会社は、スパイス農家の自立支援など、地域の発展に貢献しています。
SDGsに該当する目標…1、2、4、5、8、10、11、16

(5)日清食品「カップヌードル」 プラスチック使用量と二酸化炭素排出量が削減できる「バイオマスECOカップ」へ段階的に切り替え中。
SDGsに該当する目標…13

(6)ヒロコーヒー「ヒロサート スマトラ マンデリン ブルーアチェ」 環境・人権の保護などを目的とする独自の規格「ヒロサート」の商品の一つ。インドネシア産でフルーティーな香りが特徴です。
SDGsに該当する目標…1、3、4、8、10、13、15、17

(7)ココウェル「ベジココチップス」 売れ残りや規格外などの大阪産野菜を、フィリピンの農家がつくるココナッツオイルでフライ。フードロス削減にも。
SDGsに該当する目標…1、3、12

(8)ネスレ日本「キットカット ミニ 14枚」 昨年9月からシリーズ5品の外袋をプラスチックから紙に変更。年間約380トンのプラスチック削減を見込んでいるそう。
SDGsに該当する目標…14

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アプリを活用して外食でもSDGsを実践 おいしくお得にフードロス削減を目指せると話題のアプリ「フードパスポート」。月額980円で加盟店(全国約1200店)の余剰食材を使ったおまかせメニューを1日1回、月に10回利用できます。

 また、「Gochiso」では、好きなレストランを予約、またはチェックインをして食事をし、レシートや領収書をアップロードすることで、その料金の10~20%をアプリ内の支援したい団体へ寄付できます。みんなで集まるときにも使えそうですね。

「フードパスポート」/REARS
http://food-passport.jp/
SDGsに該当する目標…12

「Gochiso」/Gochiso
https://gochiso.jp/
SDGsに該当する目標…2、12、17

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[Daily goods]新しい視点で少しずつ替えていく 暮らしに密接する多彩な日用品にも、SDGsの動きが広がってきています。再生紙を使ったトイレットペーパーや、「森林認証紙」(森林の環境保全に配慮し、継続可能な形で生産された木材から製造された紙)を使ったノートなどは広く流通しています。コスメでも、フェアトレードのシアバターなどを原料にした商品が身近なお店で購入できるように─。

 もちろんお気に入りのモノを、無理に替える必要はありません。ちょっと気になったアイテムがあれば、ぜひ手を伸ばしてみて。

(9)P&G 「JOY Ocean Plastic」 容器の約25%に日本の海岸で回収したプラスチックを再生して利用。ボランティアが6.8万トンのプラスチックを回収したそう。
SDGsに該当する目標…12、14、17

(10)アーバンリサーチ ドアーズ「commpost “MULTIPURPOSE BAG”」 廃棄衣料をアップサイクルして誕生した収納バッグ。商品の縫製には、障がい者をはじめとする、就労困難者が携わっています。
SDGsに該当する目標…8、9、12、13、17

(11)ラッシュジャパン「チャリティポット」 ハンド&ボディローション。消費税をのぞく同商品の売り上げの全額が、社会的課題の解決に取り組む草の根団体に寄付されます。
SDGsに該当する目標…1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17

(12)三菱鉛筆「ユニ ライメックス」 石油由来のプラスチックではなく、石灰石を原料にした注目の新素材「ライメックス」をペン軸に採用した油性ボールペン
SDGsに該当する目標…6、8、9、12、13、14、15、17

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イベントを通じて学んでみよう■2/1(土)・2(日)ワン・ワールド・フェスティバル 「誰ひとり取り残されない社会の実現のために」をテーマにした国際交流のフェスティバル。「みんなのキッチン」ブースでは、メキシコのタコス、セルビアのお菓子など多彩な民族料理を堪能できます。難民キャンプの体験ブースも登場。リアルな“世界”を見て、触れられる貴重なチャンス。

北区民センター、カンテレ扇町スクエア、扇町公園(大阪メトロ扇町駅歩すぐ)▽10:00~17:00(雨天決行)▽TEL 06-6777-1039
https://onefes.net/
SDGsに該当する目標…1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17

■3/15(日)ロスゼロ食堂 フードロスについて、「知る・考える・伝える・行動する」機会になることを目指す不定期イベント。今回は、フレンチのシェフが担当。規格外の食材や食品ロス予備軍となった食材で作られた、サステナブルな食事が提供されます。参加料2,500円程度(未定)。※要予約。

レストラン レ・フレール(大阪府堺市北区百舌鳥陵南町3-413)▽1部17:00~、2部19:00~▽TEL 06-4708-7802
https://www.losszero.jp/
SDGsに該当する目標…12、13

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