「香港ミニチュア展」が5年ぶりに東京・丸の内で開幕、香港の伝統と文化に触れられる精巧なミニチュア作品を一挙公開

マイライフニュース

 香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)は、7月28日から8月7日まで、香港特別行政区設立25周年の記念イベントの一つとして、5年ぶりに東京・丸の内のKITTE アトリウムで「香港ミニチュア展」を開催する。開催初日に行われたプレスプレビューでは、「香港ミニチュア展」の概要や見どころについて紹介するとともに、香港以外では世界初公開となる「ビクトリアハーバー」のミニチュアをはじめ、展示作品の全貌が公開された、

 「香港特別行政区設立25周年の記念イベントとして開催する今回の『香港ミニチュア展』では、ジョイフルミニチュア協会および才能あふれるミニチュアアーティストたちが手掛けた約40点の作品を展示し、香港の古き良き伝統、独自の文化、街並み、そして時代とともに変わる日常の生活の様子を紹介する」と、香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部のトーマス・ウー首席代表代行が挨拶。「会場は、『今昔』、『伝統』、 『祭りと行事』、『グルメ』の4つのカテゴリに分けられており、国際都市・香港ならではの魅力だけでなく、香港が創造性に満ち、東洋と西洋が融合する個性あふれる都市であることを伝えていく。この2年間は、自由に海外に行くことができない状態だったが、これらのミニチュア作品を通じて、祖国復帰の25年間で香港が遂げた発展を感じてほしい」と、多くの人が会場を訪れることに期待を寄せていた。

 来賓代表として香港政府観光局の堀和典日本局長が挨拶した。「『香港ミニチュア展』は、香港の日常の暮らしや有名な名所などが精密に再現されている。私も以前から大好きな作品展であり、ミニチュアを通じて、日本にいながら香港の気分を味わうことができる。このことは、コロナ禍で自由に旅行ができない今だからこそ、さらに価値のある体験になると感じている」と、まるで香港を旅しているような感覚が味わえるとアピール。「香港は今、芸術と文化の振興に力を入れており、アジア最大級のビジュアルカルチャー美術館『M+(エムプラス)』や『香港故宮文化博物館』など、世界レベルの芸術文化施設が相次いでオープンしている。また、『ビクトリアハーバー』では、光と音のショーが毎晩行われている。今回のミニチュア展では、『ビクトリアハーバー』の100万ドルの夜景を、750分の1スケールで再現した作品が香港以外で初公開される。このミニチュア展を通じて、香港の気分を存分に味わってもらい、香港旅行への想いを膨らませてほしい」と、香港への旅行が自由にできる日を楽しみに待っていてほしいと話していた。

 続いて、キャセイパシフィック航空 北東アジア地区のネルソン・チン総支配人が挨拶した。「『香港ミニチュア展』の作品は、香港の建築物や人々の暮らしが驚くほどイキイキと描かれており、香港を魅力的な場所にしている独特の文化や伝統を知ることができる。香港のホームキャリアとして、キャセイパシフィック航空も香港の伝統を深く刻んでおり、昨年は75周年を迎えることができた」とのこと。「日本には63年間就航を続けており、コロナ以前は、国内6空港で週150便以上を運行していた。また、常に最高レベルのサービスを提供することを追求し、羽田空港と成田空港には最新鋭の自社ラウンジを設けている。世界中の国境が安全に開かれ続ける中で、今後も、香港が誇る食、文化、芸術、そして人々のエネルギーや創造性、色彩のすべてを旅行者に体験してもらえることを期待している」と、引き続き香港と日本をつなぐ架け橋を担っていく考えを述べた。

 そして、ジョイフルミニチュア協会のカルメン・プーン会長が、「香港ミニチュア展」の見どころについて説明してくれた。「今回の『香港ミニチュア展』では、新たに制作された作品や日本初公開の作品が多く展示される。中でも、『ビクトリアハーバー』や『蘭桂坊(ランカイフォン)』、『戯曲センター』、『沙田(シャティン)ドラゴンボートレース』などは、ミニチュア作家、アニメーター、建築・模型技師など100人以上のチームにより制作された作品となっている」と、ハイクオリティのミニチュア作品が東京・丸の内に集結するのだと胸を張る。

 「また、テクノロジーと工芸技術を融合した作品も展示されている。例えば、今回の目玉作品である『ビクトリアハーバー』では、設置されているタブレットで顔写真を撮ると、その顔写真が花火となって打ち上がるようになっている。また、『観塘の繁華街』では、AR(拡張現実)のテクノロジーを組み合わせ、タブレット上で映画の看板に自分の顔を映し出すことができる」と、単なるミニチュア作品の展示だけでなく、テクノロジーを活用した仕掛けも用意していると教えてくれた。

 「ミニチュアアートには、時間と空間を超える力があると感じている。今回の『香港ミニチュア展』でも、香港の150年の歴史をまたぐ40作品を一挙に観ることができる。そして、コロナ禍で海外渡航が難しくなった今、ミニチュアアートはまるで魔法をかけたかのように、観た人を香港へと連れていく。会期中の週末にはミニチュア作家による実演会も開催するので、ぜひ会場に足を運んで、たくさん写真を撮って、香港を持ち帰ってほしい」と、「香港ミニチュア展」を訪れたすべての人の心に香港の魅力が刻まれることを願っていた。

 では、会場に設置された各カテゴリーの展示内容を見てみよう。「今昔 Old and New」カテゴリーでは、人々の記憶の中に今も鮮明に残っている懐かしい街並みや活気あふれる情景、時代とともに生まれ変わっていく街の様子をミニチュアで再現。作品の一つ一つにミニチュア作家たちの香港に寄せた想いが込められている。香港が「東洋の真珠」と呼ばれる由来となり、「100万ドルの夜景」とも称される「香港の象徴、ビクトリアハーバー」や、香港で最も人気があるナイトスポットの一つで、地元民から駐在員、観光客まで多国籍の人々が集まるエリアである蘭桂坊(ランカイフォン)の風景を描いた「国際色豊かなナイトスポット」など、日本からの観光客に馴染み深いシーンも多数展示。細部に至るまで精巧に再現されたアーティストの匠の技を堪能できる。

 「伝統 Traditions」カテゴリーでは、香港の大きな魅力のひとつである東洋と西洋、新しいものと古いものが入り混じって生まれた特有の文化にフォーカス。かつて香港の工業地帯であった観塘(クントン)の繁華街で、今は再開発が進む裕民坊の前を人々が忙しく行き交う様子を描いた「観塘の繁華街」や、自慢の愛鳥を連れて来店し、飲茶を楽しんでいた懐かしい風景が再現された「レトロな飲茶店」、1970年代に、九龍城の古い建物の階段下で営業していた「昔のおもちゃ屋」など、香港の伝統を感じさせてくれるミニチュアが揃っている。かつて香港へ行ったことのある人には懐かしく、まだ行ったことのない人には新鮮な香港の伝統文化の一端に触れることができるとのこと。

 「グルメ Delicacies」カテゴリーでは、香港の食文化を描き出したミニチュア作品を数多く展示。「深井村名物、ガチョウの丸焼き」や「西貢の海鮮料理屋」、「観塘の潮州料理専門店」といった各地のグルメから「香港スタイルの軽食店」、「中華焼き菓子の老舗」、「庶民のおやつを売る屋台」など、香港の人たちの日常を彩る食べ物まで、ミニチュアで忠実に再現している。

 「行事と祝祭 Festivals」カテゴリーでは、香港の独自の文化、伝統を彩る様々な祭りや行事をミニチュアで再現。日本のお盆にあたる「盂蘭節」などの祭りや祝日に伝統劇を上演するため、竹を組んで建てられる臨時の劇場「バンブーシアター」や、あらゆる願いをかなえる場所として香港で最も参拝者が集まる寺院、黄大仙(ウォンタイシン)廟の隣で、縁起物とされるカラフルな風車を売る露店「黄大仙廟の風車屋」など、日本にいながらにして香港のお祭り気分を味わうことができるのも「香港ミニチュア展」の醍醐味となっている。

 なお、会期中の週末(7月30~31日、8月6~7日)には、香港から来日するミニチュア作家による実演会を開催する予定。実演会では、今回展示しているミニチュアを実際に制作したアーティストが来場し、会場内でミニチュア制作を披露するという。精巧な作品づくりを実現するプロのテクニックを間近で体験できるとのこと。

[開催概要]
名称:「香港ミニチュア展」in 東京2022
会期:7月28日(木)~8月7日(日)
観覧時間:11:00~21:00
会場:KITTE アトリウム
入場料:無料
主催:香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)
協力:香港政府観光局、キャセイパシフィック航空

香港ミニチュア展オフィシャルサイト=https://www.hketotyo.gov.hk/japan/jp/miniature2022/

CATEGORY