そういう運命だった? 「最後に選ばれる人」の特徴【プロミス・シンデレラ考察】

マイナビウーマン

※このコラムには『プロミス・シンデレラ』エピソード第9話までのネタバレが含まれます。

(c)TBS夫の正弘(井之脇海)からいきなり離婚を切り出された、崖っぷちアラサーの早梅(二階堂ふみ)。

ところが、夫はどうやら不倫相手の女性に「利用されていただけ」らしい……!その不倫相手は、老舗旅館の芸者・菊乃(松井玲奈)だったのですが……。

今回、ついに黒幕・菊乃の本性が明らかとなるのです。

■告白・傷害事件・告白

(c)TBS花火大会の日は、早梅にとって人生最大級の忙しさだったと思います。

老舗旅館の跡取りである成吾(岩田剛典)に告白され、菊乃には崖から突き落とされ、さらに成吾の弟・壱成(眞栄田郷敦)からも告白され……。

いくらなんでも忙しいわっ! と、キレたくなる早梅の気持ちも分かる。

というわけで早梅は、一人の時間を持つことにします。

持ったところで、落ち着くわけではないのですが。

ただ、17歳ゆえに早梅の混乱具合を推し量るほどの余裕がない壱成は、「今度デートしねぇ? どうしても嫌だって言うなら断ってくれればいい」「今度はそっちの気持ち、ちゃんと聞かせてくれよ」と、どんどん口説いてきます。

待って、待って!そして、ひと悶着した二人の家へ押しかけてきたのは、菊乃でした。

家までやってきて、早梅へ和解を持ちかけてきた菊乃ですが、さすがに崖から突き落としておいて、和解も何もないと思うよ。

と、全視聴者がツッコミを入れていたはず。

そして早梅が、ふと菊乃のスマホの画面を見ると、そこには正弘からの着信が。

「元夫の不倫相手って、お前だったんかいっ!」と、さすがの早梅も怒り心頭です。

そして、ついに菊乃は「私のことなんて覚えてないでしょうね。

あなたは」と、真っ向から早梅にけんかを売ります。

なんと菊乃は、早梅と成吾が出会っていた10年前から、二人の関係を見ていたのです。

■成吾の決別! 追い詰められる菊乃菊乃は、10年前の成吾の思いを叶えたい一心で早梅を離婚へ追い込み、成吾と「運命の再会」を演出していました。

ところが、まさか10歳も年下の弟(壱成)と恋に落ちるとは……。

菊乃にとっては、思いがけない誤算だったのです。

しかし、自分が「10歳も年上」である事実を気にする早梅。

「10歳年下の高校生を本当に好きになっていいのかしら。

お互いにふさわしい相手は他にいる」という菊乃のセリフに、少し飲まれてしまうのです。

一方、成吾はある決意を固めていました。

「気づかなかったんだ。

あの頃の彼女が、ずっと(僕らを)見ていたこと」と、早梅へ菊乃の今までの悪事について告白したのです。

さらに、菊乃へは「お前がどんな手を使おうと、俺はこの旅館を守ってみせる」と、宣言。

菊乃依存から脱却することを誓うのです。

■明かされる菊乃の過去と早梅の怒り

(c)TBS菊乃こと明(あきら)は、10年前から成吾と早梅をずっと見てきました。

しかし、早梅は自分の家庭環境にケリをつけるため、成吾のもとを離れます。

ところが、二人の間をつなごうと必死になった明は、それが理由で不慮の事故に遭ってしまったのです。

事故後姿を消した明は、数年後に「菊乃」として成吾の前に再登場します。

成吾ですら気づかぬほど、顔を整形して。

そんな成吾の独白を前に、早梅は「もっと早く教えてくれれば……」と、報連相の欠如に怒ります。

そうなんですよ。

成吾が変な迷いを抱えている間、早梅は散々な目に遭わされてきたんですってば!早梅は、「ぬるいこと言ってないで。

菊乃さんを止める方法を考えて」とシンデレラではなく女帝ばりの物言いで成吾を突き放します。

そして、ここで成吾のさらにぬるい発言。

「早梅、俺は、もう一度君と向き合いたい」それがダメなんじゃ! 何が向き合いたいじゃ! お前がさっさと菊乃を止めなかったせいでここまでこじれたんだわ。

自分の好きな相手がボコボコにされる原因を作っておいて、向き合うも何もない! 老舗旅館の管理職としても、恋人候補としても失格っ!と、キレちらかす私を尻目に、壱成が動き出します。

■壱成が紳士になったわけ

(c)TBSここ数話で劇的な変貌を遂げた壱成ですが、それは早梅への態度にも表れます。

抱きしめたいとリクエストしながらも、「ハグ、嫌ならしない」と合意を取るようになったのです。

えらい(前週では無理やりキスしていたけどな……)。

さらに、元夫である正弘へコンタクトを取り、解決策を探ります。

しかし、収穫がないまま旅館の仕事は再開。

そこで早梅を待ち受けていたのは、菊乃のさらなる嫌がらせでした。

菊乃は、自分の客を旅館から引き上げさせたのです。

旅館へ甚大な損失を生んでしまったことから、仕事を辞め壱成と同居する家を出ていくことを考える早梅。

しかし、壱成はそんなことお見通しでした。

早梅を引き止めながら、抱きしめます。

「俺のこと、マジで弟みたいなもんだとしか思ってねえって。

それがお前の答えなのかよ」「それ、弟に向ける顔じゃなくね?」と、最高にときめく一言を残し、去る壱成。

さらに、壱成へ告白してきてくれたアルバイトの女性へも、「俺、ちょっと前まではこういう感じじゃなかった。

すげえ、嫌なやつでさ。

この旅館に近づきもしなかった。

俺のこと、好きだって(君が)言ってくれるのは、あいつ(早梅)が俺のことを変えてくれたからだと思う」と。

とても誠実な対応をする壱成。

1話から見直してみると、もはや「誰だお前?」状態です。

その話を、壱成へ告白したアルバイトの女性から聞かされた早梅は、壱成へ心を動かします。

傍若無人だったドS系王子様こと壱成は、こうして紳士な男性に生まれ変わりました。

典型的なモラハラ男性だった壱成が、わずか数カ月でこんなことに。

カウンセラーでもできないレベルの性格変容を引き起こした、早梅が凄腕すぎます。

■ピンチを迎える王子様

(c)TBSしかし、そこで王道のシンデレラストーリーにしないのが、この『プロミス・シンデレラ』。

17歳の若さもあって、壱成はまっすぐに「打倒・菊乃!」に向けて走り出します。

最初にしたことは、菊乃をサシで呼び出すこと。

って、1970年代ヤンキーのけんかじゃないんだからさあ……。

早梅を崖から突き落とすレベルの女と、1対1で対峙したって次の火曜○スペンス劇場が起きるに決まっているじゃない。

と、読者の期待を裏切らず、スタンガンで菊乃に気絶させられる壱成。

『プロミス・シンデレラ』は全体的に、王子様キャラが女性を守るよりも、女性が王子様を助けに行くシーンが多いのです。

その絶妙なバランスが、今のファンを獲得しているのでしょう。

さて、「彼女が苦しめば苦しむほど、私は楽しくて仕方ないんだもの。

あの女が幸せになるのなんて、絶対に許さない」と豪語する菊乃から、早梅は壱成を助けられるのでしょうか。

次回、ついに最終回です!(トイアンナ)。

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