【医師監修】今日からやろう!メイクも映える、アラフォー世代のための正しいスキンケア方法

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日々の洗顔方法を改めよう!

日々の洗顔方法を改めよう!

本来、わたしたちの肌には外部の刺激から自らを守る力が備わっていて、爪がのびるのと同じように新しい皮膚細胞を作り、古い皮膚を押し上げて生まれ変わっています。

 

高価なスキンケア商品を揃えても、誤ったスキンケアが肌を弱らせている原因になっているかもしれません。

そこで、正しい洗顔方法を見直しましょう。

メイクによってはクレンジングは不要?

みなさんは毎日どのようなアイテムを使って洗顔をしていますか?

 

「クレンジングオイルを使ってメイクを落とし、洗顔フォームでしっかり洗う」そんな人が多いのではないでしょうか。

化粧をしっかり落とすことは大切なことですが、人によってはW洗顔によって必要な皮脂まで奪われてしまう可能性も。

 

がっつりメイクをしたときはクレンジングを使う必要がありますが、最近よく聞く「石鹸で落ちるベースメイクコスメ」を使用している場合は普段の洗顔料でベースメイクを落とすことができます。(リップメイクやアイメイクについては、ポイントメイクリムーバーやクレンジングを使って落としましょう)

 

お肌のことを考えて、「クレンジングが不要なコスメを揃える」というのもアリかもしれませんね。

 

顔は朝が一番汚れている

もし朝に顔を洗う時、水だけで洗顔をしているのであれば今日から石鹸を使ってみましょう。

「夜に顔を洗ってスキンケアしてるんだから水で十分じゃ?」と思いがちですが、起きたての肌は仕事や家事を終えた時くらい汚れています!

 

皮膚を作っている細胞は、夜眠っているときに一番活発に働いており、皮膚や汗の分泌も盛んです。

目には見えないほこりがついていることもあります。こうした汚れは水だけでは落とせません。

 

もしその状態の肌を水だけで洗って化粧をしても、汚れにふたをしてしまうようなものです。

もちろん朝だけではなく夜もしっかり洗顔はしましょう。

目には見えない排気やたばこの煙といった空気の汚れにさらされているかもしれません。

 

40代としての保湿の仕方を見直そう!

40代としての保湿の仕方を見直そう!

10代~20代前半は代謝が良く、皮脂や油分の分泌も活発ですが、年齢を重ねるごとに新陳代謝は低下していきます。

それなのに10代~20代の頃と同じようなお手入れをしていませんか?

それでは肌は乾燥しやすくなってしまいます。

ここでは正しい保湿の仕方を見直していきましょう。

正しいタイミング

保湿化粧品の正しい使い方は、まずタイミングです。

洗顔したあと、5分以内に保湿化粧品をつけるのが効果的です。

洗顔後は肌が水をふくんでうるおっているように感じてしまいますが、それはあくまでも肌の表面が濡れているだけです。

内部は水分不足になっており、肌は秒単位で乾燥し始めてしまいます。

 

特に入浴後は気化熱とともに蒸発しやすく、最も乾燥しやすい状態なのです。

逆に入浴後は毛穴がひらいて化粧水などがしみこみやすいとも言われるので、入浴後はできるだけ早めにスキンケアを施しましょう。

 

正しい手順

次に手順ですが、まず顔の水分をタオルでふきとりましょう。

そのあとに化粧水をつけます。

先にクリームなどをつけると油分に弾かれて肌に浸透しないので、化粧水は必ず一番初めに肌につけましょう。

 

次に、もし乾燥が気になる季節や小じわや肌のくすみなど肌トラブルに悩んでいる場合は美容液をつけましょう。

ただ、美容液は必ずしも必要なものではありません。

 

最後に乳液です。

化粧水や美容液で補った水分や保湿成分が蒸発するのを防ぐために、乳液で肌表面に薄くふたをするようにつけていきましょう。

また、最近ではこれらを一つにまとめたオールインワンという化粧品もあるので、仕事や子育てで時間の取れない女性におすすめです。

 

保湿するときにやってはいけないこと

保湿するときに絶対にしてはいけないことは、強くこするように塗ったりパッティングしたりと、肌に余計な摩擦や刺激を与えることです。

化粧水に関してはわざわざパッティングしなくても手のひらで優しく抑えるようにして温めるように浸透を促せば十分です。

 

また、美容液やクリームをつけるときには肌を強く擦りあわせて保湿するのは肌に摩擦を与え、大きな負担になってしまいますので、優しく肌に塗りこむように使いましょう。

保湿化粧品に限ったことではないですが、つける量をケチってしまうと直接肌を擦ってしまい、摩擦を与えてしまうことになります。量は適量を使うように心がけましょう。

 

40代が取り入れたい、または避けたい美容成分

40代のスキンケアでは保湿が大きなポイントになります。

ではいったいどのような美容成分を取り入れたらいいのでしょうか。

 

保湿成分といえばセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンが3大成分といわれていますが、特に重視したいのはセラミドです。

セラミドは30代前後くらいから皮膚の含有量が減少していくのですが、40代になるとその減少がさらに加速していきます。それをしっかりとスキンケアで補いましょう。

 

逆に避けたい成分はDPGまたはジプロピレングリコールです。

”DPG”と言うのはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、これは洗顔や化粧水と同様に、美容液にもよく配合されている成分です。

DPGは肌への浸透性がよく、刺激が強いので肌の免疫力が低下してくる40代ではトラブルを招く原因になってしまいます。成分表示には注意しましょう。

 

また、エタノールも避けたほうが良い成分です。

化粧水を中心に保湿成分としてとても多く使われているのでご存知の方も多いかと思いますが、実はエタノールは肌への刺激が強く、肌を乾燥させて肌荒れが悪化したりヒリヒリしたりさせてしまう成分なのです。

アラフォーにとっては特に注意したい成分といえますね。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、今日からでもすぐに始められるスキンケア方法についてお話ししてまいりました。

 

毎日のメイクもうまく乗らず、これまで高いスキンケア商品を使っても何も変化がなかった…という方は、まずは根本的な肌トラブルの原因やスキンケアの方法に目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

顔にしわやたるみが目立ちはじめてから始めても遅くはないと思いますが、気になった時から試してみてください。

そうして周りに自慢できるような、メイクに困らない肌を手に入れましょう!

記事の執筆

記事の執筆

キレイスタイル編集部 小笠原 駿

 

■取得資格

日本化粧品検定1級 / コスメコンシェルジュ

 

■主な経歴

前職では美容業界に従事し、化粧品販売にも携わる。

2021年現在、美容関連記事の監修を行うと共に自ら執筆も担当。

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

かなで美容クリニック 院長 安仁屋 僚


[経歴]
沖縄県出身。琉球大学医学部卒業後、赤十字病院、都内大学病院皮膚科にて急性期~慢性期の皮膚疾患、外科手技を幅広く学び、研鑽を積む。

複数の皮膚科・美容皮膚科クリニック勤務を経て2021年2月より、樂(かなで)美容クリニック院長に就任。
 

[クリニック紹介]

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