エイジングケアは何歳から始める？お手入れ方法やおすすめスキンケア
「またシミができた……」
「最近目尻のシワが気になる……」
年齢を重ねると気になり始める、シミやシワ、たるみなどの肌トラブル。それらのエイジングサインに気づいたときが、エイジングケアの始めどきです。そこでこの記事では、効果的なエイジングケアについてまとめてみました。
エイジングケアとは
年齢を重ねると気になり始めるシミやシワ、たるみなどの肌トラブル。それらを正しいお手入れで軽減させることの総称を、エイジングケアと呼びます。いわゆる、加齢（エイジング）に応じたお手入れのことです。
エイジングケアが必要になるお肌のサイン
年齢を重ねると人の体力は衰え始めますが、それは肌の機能も同じです。個人差はありますが、人は20代後半をピークに肌の新陳代謝が衰え始めます。それと同時に肌のハリやツヤのもととなるコラーゲンの量や、保湿のもととなるヒアルロン酸の量が減少。
「最近乾燥しやすくなったな……」「肌がくすんできた……？」と本人にしか分からないような変化が、エイジングの初期サインといえるでしょう。
30代半ばを過ぎると、より明確にシミやほうれい線、シワなどが気になるようになります。
エイジングケアでは何をすればいい？
エイジングケアは、病気の治療のように明確な改善方法が決まっているわけではありません。
エイジングの原因といわれる乾燥や紫外線の予防や、エイジングに効果を発揮するスキンケアの実践、食生活など生活習慣の改善等が、一般的な方法です。サプリメントなどの補助食品を取り入れる方もいます。
何よりもまずエイジングケアの第一歩は、正しい知識を身につけることでしょう。
エイジングケアのスタート年齢
20代後半から肌の機能が衰え始めることが多いですが、必ずしもエイジングケアのスタート年齢が決まっているわけではありません。結論は、人それぞれです。
たとえば毛穴が広がったように感じたり、シミが気になり始めたり、ほうれい線に気づくなど、以前は気にならなかった肌の変化を感じたときが、エイジングケアの始めどきかもしれません。
寝不足が続いたり、食生活が乱れている人は、もっと早くエイジングサインが出る場合もあります。エイジングが気にならなくとも、キレイな肌を保つためには規則正しい生活が不可欠です。
エイジングケアは早すぎて悪いことはありません。気になる肌の変化を感じたら、なるべく早くエイジングケアをスタートしましょう。
エイジングケアの基本は保湿
若くてみずみずしい美肌の一番の大敵は、なんといっても乾燥。健康な肌の角層は、約20〜30％の水分を含むといわれています。それらの水分は皮脂やセラミドなど、保湿を促す物質によって保たれていますが、エイジングが進むと、それらの保湿物質を生成する力が衰えていってしまうのです。
その結果肌の水分が減っていき、外部刺激から肌を守ってくれる「バリア機能」が低下。乾燥しやすくなったり紫外線の影響を受けやすくなったりと、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
そのため何よりも第一優先は、肌の乾燥を防ぐこと。もう実践されている方も多いかもしれませんが、保湿が何より大切なのです。化粧水、乳液やクリームなどは、肌に水分・油分を与えることを意識して選びましょう。
エイジングケアに良い成分
先ほども伝えたように、肌の角層には本来、肌の潤いをキープするセラミドやヒアルロン酸などの成分が備わっています。エイジングによりそれらの成分が減少するため、化粧品で補いましょう。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどを配合した化粧品は、近年多く取り扱われています。
また紫外線対策も、エイジングケアには必須。メラニンの生成を抑え、美白やくすみに効果のあるビタミンC誘導体や、コウジ酸を配合した化粧品などが効果的でしょう。
老化の原因となる活性酵素を除去する「抗酸化作用」の高いアスタキサンチンや、シワに効果的といわれるレチノールを配合した化粧品も、おすすめです。
エイジングケアのお手入れのコツ
まずは冬だろうと季節に関わらず、1年中紫外線対策を徹底することが大切です。紫外線によるダメージは、シミやシワにつながります。なるべく日陰を歩く、日焼け止めを常用する、日傘を使うなど、できることから始めていきましょう。
朝は乳液などで保湿したあと、日焼け止めを塗ります。時間がないときは日焼け止めに乳液を混ぜて同時にぬっても大丈夫。
日焼け止めは2時間ほどで効果がなくなるものも多いため、日中はこまめに塗り直しましょう。
スキンケアは、朝晩エイジングケアのアイテムを取り入れて行ないましょう。まずクレンジングや洗顔等で肌を清潔にしたら、化粧水を使い水分を肌に浸透させます。乾燥が激しい場合は、保湿パックや化粧水を染み込ませたコットンパックも効果的です。
その後エイジングケア用の美容液を顔全体になじませ、目元用クリームやスポット美容液など、特に気になる箇所にはプラスアルファでケアを行います。保湿力を高める乳液やクリームは、手のひら全体を使って肌を包み込むようになじませましょう。肌のたるみを軽減させるために、ここでマッサージを行うのも効果的です。マッサージは血行促進にも効果的なため、やって損はありません。
エイジングケアのスキンケアアイテム3選
エイジングケアを意識する女性に特に人気の高い、3つのスキンケアアイテムを紹介します。
■ヘレナ ルビンスタイン｜プロディジー リバーシス ローション
保湿だけと思いがちな化粧水ですが、ヘレナルビンスタインの化粧水はハリ効果も提供。女性誌でも話題になった、エイジングケアの必須アイテムです。
■SK-Ⅱ｜フェイシャル トリートメント エッセンス
天然酵母を培養液の中でじっくり発酵させ、素肌への有効成分「ピテラ」を抽出し、90％以上も配合した贅沢な1本。1980年の誕生以来愛され続けるシリーズです。
■ポーラ｜リンクルショット メディカル セラム ［医薬部外品］
美容液ながら「シワ改善」をうたう一本。シワの原因となる真皮成分を分解する酵素の働きを抑制する薬用成分「ニールワン」を配合し、エイジングに悩む女性の救世主となりえる1本です。肌本来の力を高め、シワを根本から改善する効果が期待できるかもしれません。
エイジングケアは内側からも
スキンケアによるエイジングケアを紹介してきましたが、エイジングケアは内側からも行うことが重要です。食事や水、睡眠によるエイジングケアの必要性や方法を解説していきます。
食事でエイジングケア
いくら高級な化粧品を使っていても、ジャンクフードやコンビニ弁当ばかり食べていたら、美肌はつくられません。エイジングケアを効果的に行うためには、口にするものにも気を使うのが鉄則。
なによりもバランスの良い食事が美肌への近道です。肉や魚、野菜や海藻類など、まんべんなく栄養素を摂取しましょう。
野菜の中でも特に意識して摂りたいのは、βカロテンを含む緑黄色野菜。いんげんやオクラ、かぼちゃや小松菜などがそれに当たります。緑黄色野菜は抗酸化作用が強いため、体内でビタミンAとして働き、美肌効果を高めてくれるのです。
水でエイジングケア
水の摂取も大切なエイジングケアのひとつ。体内の60％は水でできており、水分が不足した状態が続くと代謝が悪くなってしまいます。その結果老廃物が効率的に体外に排出されなくなり、肌荒れや便秘、セルライトの原因になることも。
老廃物の排出を促すためにも、なるべく頻繁に良質な水を摂取しましょう。ミネラルウォーターや、腸を刺激して便秘解消を促す炭酸水もおすすめです。
睡眠でエイジングケア
睡眠も、エイジングケアに必要な要素です。細胞は夜寝ている間に修復され、肌のターンオーバーを促します。睡眠のゴールデンタイムは22時から深夜2時といわれており、眠り始めの3時間は特に成長ホルモンの分泌が盛んに行なわれます。この成長ホルモンは、傷ついた細胞の修復に作用するもの。
遅くとも午前0時までには就寝し、成長ホルモンの活動を妨げないようにしましょう。
また睡眠は時間だけでなく、その質も大切。質の良い睡眠のためには、以下の3つを心がけましょう。
・寝る3時間前までに食事を済ませる
・ゆっくりお風呂に浸かる
・体型にフィットする寝具を使う
・寝る2時間前にスマホやパソコンなどの使用をやめる
エイジングケアを適切に行い、キレイを手に入れる
歳を重ねるのはすばらしいことですが、なるべくなら肌の老化は遅らせたいもの。エイジングケアはエステやジムに行かなくても、自宅で簡単に始められることばかりです。適切なエイジングケアを行い、歳相応のキレイを手に入れましょう。
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