若返りたければこれを飲むべし!アンチエイジング効果が期待できる6つのお茶
年を重ねるごとに近づいてくる、肌や身体の老化。
シワやしみ、たるみなどに加え、疲れやすくなったり、若いころのように無理が効かなくなったり。
そんなエイジングに対し、あなたはどんな対策を行っていますか?
筆者がぜひ取り入れていただきたいのが、アンチエイジング効果が期待できる「お茶」です。
運動習慣や食事習慣を変えるのはなかなか難しいのですが、毎日1杯のおいしいお茶を飲むだけなら、無理なく続けることができます。
本日はそんなアンチエイジング効果が期待できるお茶を6種類ご紹介します♡
(1)血管の老化を防ぐ「ルイボスティー」
「人の老化は血管から始まる」とも言われているように、身体の老化と血管の健やかさは深く関係しています。
私たちの体じゅうに張り巡らされている毛細血管は、加齢などにより毛細血管の壁が壊れてしまったりすることで、血液成分が漏れ出してしまい、末端まで届かなくなることがあります。
その状態が続くと血管はボロボロになり、なんと最終的には消失してしまうのです。
そういった血管のことを「ゴースト血管」と呼びます。
ゴースト血管化してしまうと、その部分の細胞には酸素や栄養が行き届かなくなってしまう状態に。
それにより、肌荒れ・肩こり・むくみといった様々なトラブルが起こってしまうのです。
そこでおすすめなのが、「ルイボスティー」!
ルイボスティーは、南アフリカ共和国特産のハーブであるルイボスによって作られるお茶。
ルイボスティーを飲むことで、毛細血管の壁細胞を強くする「Tie2(タイツ―)」という受容体を活性化する効果が期待できると言われています。
また、ルイボスティーには抗酸化物質のポリフェノールが豊富に含まれており、血管老化の要因のひとつである「酸化」を防いでくれると言われています。
ルイボスティーで血管が元気になることで、肌はもちろんのこと、全身のアンチエイジング効果を期待することができるのです。
カフェインが入っていないので、夜寝る前に飲むのもおすすめです。
参考:オムロン ヘルスケア https://www.healthcare.omron.co.jp/cardiovascular-health/arrhythmia/column/prevent-blood-vessel-aging.html
(2)AGEsを分解する「よもぎ茶」
老化の大きな要因のひとつと言われているのが「糖化」。
糖化とは、口から摂取した余分な糖が体の中のタンパク質と結合する現象のこと。
糖化が起こると、タンパク質は劣化し「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる老化物質を生み出してしまいます。
肌でAGEsが増えればたるみや黄ぐすみが起こりますし、骨でAGEsが増えれば骨粗しょう症になるなど、身体のあらゆるところに老化を引き起こしてしまう厄介な物質なのです。
さらに厄介なことに、AGEsは、一度できてしまうとなかなか分解されにくいという特徴があります。
しかし、一部の食品には、AGEsの分解を助けてくれる効果があると言われています。
そのひとつが「よもぎ」。
なんとよもぎには、できてしまったAGEsを分解し、体内のAGEsを減らしてくれる効果が期待されているのです。
よもぎを使った料理というのはなかなか多くありませんが、よもぎ茶なら毎日手軽に取り入れることができますし、よもぎならではの優しい香りで心もほっとリラックスすることができます。
こちらもカフェインが入っていないので、夜寝る前に飲むこともできます。
(3)疲労物質を分解する「ハイビスカスティー」
年を重ねるごとに疲れやすくなった・・・
肩が凝りやすくなった・・・
そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか?
疲労が起こってしまう原因のひとつとして、「クエン酸回路」が鈍ってしまうということが挙げられます。
私たちの身体は約60兆個の細胞でできていますが、そのひとつひとつの細胞のなかで、この「クエン酸回路」がはたらいています。
クエン酸回路とは、私たちが摂取した栄養素をエネルギーに変えるプロセスのこと。
この回路がうまく回らなくなってしまうと、疲労が解消されにくくなったり、エネルギーが出なくなったりしてしまいます。
そこでおすすめなのが、「ハイビスカスティー」です。
爽やかな酸味が魅力のハイビスカスティーには、クエン酸回路の要である「クエン酸」が多く含まれています。
ハイビスカスティーを飲んで毎日十分な量のクエン酸を摂取することで、クエン酸回路をスムーズに回すことができるのです。
また、ハイビスカスティーには糖化を抑制し、AGEsの代謝を促す効果もあると言われています。
糖化は身体の疲労の原因のひとつなので、そういった点でも疲労対策に効果的であると言えます。
(4)最強の若返り茶「緑茶」
私たちにとって最も馴染み深いお茶と言えば、「緑茶」かもしれませんね。
緑茶というとあまりにも身近過ぎて、すごいというイメージはなかなか湧きにくいですが、実は非常にアンチエイジング効果に優れたお茶だということをご存知でしたか?
緑茶には、「エピガロカテキンガレート(EGCG)」という特有のポリフェノールが多く含まれています。
このエピガロカテキンガレート、様々な効能があるということで知られているんです。
まずひとつ目は、抗酸化作用。
「酸化」は、身体が老化してしまう大きな原因のひとつ。
金属が酸化して錆びていくのと同じように、私たちの身体も少しずつ酸化して錆びていってしまうのです。
緑茶のエピガロカテキンガレートには、そんな酸化を防いでくれる強力な抗酸化力があると言われています。
しかもその効果は、他の食品に含まれるさまざまなポリフェノールと比較してもトップクラスなんです。
二つ目の効果は、抗炎症作用。
近年、「インフラメイジング(炎症老化)」という言葉が注目を集めているのをご存知でしょうか?
私たちの身体の中では微弱な炎症が慢性的に起こっていて、それこそが老化の最大要因だと考えられているんです。
エピガロカテキンガレートは、そんな炎症を防いでくれる効果もあると言われています。
さらに三つ目の効果として、抗糖化作用も挙げられます。
これまで述べてきた通り、糖化も老化の大きな要因のひとつ。
エピガロカテキンガレートには糖化まで防いでくれる効果があるのです。
このように、緑茶は老化の三大要因である「酸化」「炎症」「糖化」をすべて防いでくれるのが大きなポイント。
まさに最強のアンチエイジングドリンクと言っても過言ではありません。
(5)コラーゲン産生を高める「白茶」
「白茶(ホワイトティー)」というお茶をご存知ですか?
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、白茶とは中国の福建省などで生産されているお茶の種類です。
葉っぱの表面に白い産毛がふわっとたくさん生えているため、このように呼ばれています。
緑茶の場合、釜炒りや蒸気によって加熱し、酵素を失活させて作られますが、白茶はかなり製茶方法が異なっています。
白茶の場合、釜炒りなどの熱を加えるプロセスは無く、なんと10時間ぐらいにかけて天日干しをし、ゆっくりと水分を飛ばしていきます。
このとき、お茶自体が持つ酵素がゆっくりと発酵をはじめることで、花のような甘い香りが生成されます。
白茶は熱を加えないため、たくさんの抗酸化物質や栄養素が含まれているのが特長。
身体の酸化や炎症を防いでくれるという素晴らしい効果があるのです。
しかし、白茶の効果はそれだけではありません。
なんといっても特筆すべきは「コラーゲン生成に関わっている」ということ。
白茶を飲むことで、コラーゲンを分解する酵素を阻害したり、コラーゲンの量を増やしたりしてくれるという研究があるのです。
肌のコラーゲンが増えることで、ハリのある肌へと導いてくれる効果が期待できます。
白茶は緑茶、紅茶、ウーロン茶などと比べるとカフェインの含有量も少ないため、「お茶は大好きだけどカフェインの取り過ぎが心配・・・」という方にもぴったりです。
(6)体の炎症を取り去る「カモミールティー」
前述の通り、炎症は身体を老化させる最大要因と言っても過言ではありません。
そんな炎症を取り除いてくれるもうひとつのお茶が「カモミールティー」。
カモミールには「ビザボロール」という、炎症を抑える効果がある成分が含まれています。
その高い抗炎症作用から、肌荒れを防ぐ目的で化粧品に配合されることもあるほど。
カモミールティーの場合、そんなビザボロールを体内に取り入れることができるため、内から炎症を抑える効果が期待できるのです。
これにより、シワやたるみといった肌老化はもちろん、ニキビや吹き出物といった炎症による肌荒れも抑制してくれます。
また、カモミール特有の優しい香りにはリラックス効果があり、夜寝る前に飲むことで心をリラックスさせ、睡眠の質が向上するという効果も期待することができます。
カモミールティーにもカフェインがほとんど含まれていないため、時間を気にせず飲むことができるのも嬉しいポイントですよね♡
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は「アンチエイジング効果が期待できるお茶」を6種類ご紹介しました。
若返りというと、高級な美容液を買ってみたり、エステに行ってみたりと外側からのケアが注目されがちですが、大事なのは内側から整えて若返ること。
お茶には素材から抽出した貴重な美容成分がぎゅっと詰まっているため、効率的にアンチエイジングにはたらきかけることができるのです。
「ここ最近シワやたるみが気になる・・・」といった外見の変化が気になる方も、
「前と比べて疲れやすくなった・・・」という健康面での変化が気になる方にも、本日ご紹介したお茶はプラスにはたらいてくれるはずなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。