夏が来る前に撃退したい!頑固な足の臭いの解決方法
春本番で、汗ばむ日も増えてきました。これから夏になると一層、汗の匂い、特に足の臭いが気になる季節になりますね。
足の臭いの悩みですが、もちろん男性でも気にしている方はいるかもしれませんが、女性の方が特に、人に言えないけれど大きな悩みになっているというケースが多いのではないでしょうか。夏は素足に近い状態で靴を履き、冬はブーツを履き、ヒールで足を圧迫し…、と、女性の方が何かと足の臭いが発生しやすい靴を多く履く機会多いということが大きな原因かと思われますが、それでもおしゃれはやめられませんし、きっと今後も女性はこの問題と向き合い続けることになるでしょう。
筆者も、OL時代に狭い会議室で足が臭わないかハラハラしたり、学生時代の運動部の合宿など、自分の足や靴下から異臭を感じた時に冷や汗をかいたことが何度もありました。このことが原因で誰かに嫌われたりしないだろうか、迷惑をかけてしまうのではないだろうか、ということが、一番本人としては気になる事ではないでしょうか。
それでは、足の臭いがする人の原因は一体どこにあるのか、また、どのような対策をすればよいのかを以下の通りご紹介できればと思います。
足の臭いの原因
まずは憎き臭いの原因についていくつか挙げていきます。
1.雑菌
足の臭いは、足の皮脂や皮膚、爪の汚れを餌に繁殖した雑菌から出る“排泄物”が主な原因です。特に、「白癬菌」という菌が悪臭の原因となり、臭いの元となる物質が作られてしまいます。なかでも「イソ吉草酸アルデヒド」の量が多いほど足の臭いが強いと言われています。
以下、雑菌が繁殖してしまう元となるものを3つ紹介します。
レインブーツや雨用のシリコン製のパンプスなどを履いていると特に、足の蒸れを感じて不快になることはありませんか。実は足の裏には汗腺が密集していて、体の中でも特に汗をかきやすい部位とされています。なんと足の裏の汗の量は背中の5~10倍ほどであると言われていて、一日でコップ1杯分の汗をかくそうです。
しかし、足の裏の汗腺である「エクリン腺」から出る汗は本来無臭なのですが、前述の通り、汗と共に排出される皮脂や皮膚、爪の汚れと雑菌が結びつき、臭いを発生させてしまうのです。
角質も常在菌によって分解されることで臭いを発するようになります。足の裏は全身を支える部分のため、他の部位に比べて角質が厚く、固くなっています。そして滑り防止のため皮脂分泌は少なく、すぐに乾燥してしまいます。そのため、垢となって剥がれ落ちる角質が多くなり、その角質が雑菌の餌となり、排泄物も増えるため、臭いが多く発生してしまいます。
朝から晩まで長い時間同じ靴で過ごしたり、毎日同じ靴を履いてしまうと、その靴や靴下そのものがニオイのもととなります。特にパンプスや革靴、ブーツなど、足全体を覆う靴の場合、通気性が悪いため、雑菌の大好きな高音多湿の空間が作られ、雑菌がどんどん繁殖していってしまいます。
また、サイズの合っていない靴を履くことも、足にとってストレスとなり発汗を促してしまい、臭いの原因となってしまうので注意が必要です。
2.疲労
疲労も足の臭いの原因になることがあります。除菌をどれだけしてもなかなか臭いがなくならない場合は、無茶なスケジュールではないか、体が疲れていないか等、生活リズム、体調を見直してみましょう。
疲労が体に蓄積されると、肝臓の働きが弱るため体内でアンモニアを分解できず、血液によって全身を巡り、皮膚の毛穴から出る汗や皮脂に含まれて出てくるようになります。そしてそれが疲労臭となってしまうのです。
3.ストレス
人はストレスを感じると、自律神経が乱れ、足の裏に大量の汗をかいてしまい、結果的に臭いにつながってしまいます。また、ストレスにより活性酸素が過剰に発生してしまうと体に悪影響を与え、中でも脂肪酸と結びつくことによって過酸化脂質を作ると、その過酸化脂質は変化して嫌な臭いの元となると言われています。
4.爪垢
爪の間には、汗や古い角質が垢としてたまりやすいです。これを放置してしまうと、強烈な臭いを発してしまうので要注意です。特に親指の爪の両端に汚れが溜まりやすいので、こまめに爪を切ったり、ブラシで汚れを落としたりして、汚れが無い状態を保ちましょう。
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