不織布マスクとガーゼマスク(布マスク)の違いは?ウイルス遮断効果に大きな差が?!
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、もはや外出時の必需品となった「マスク」。
現在のパンデミック状態を一刻も早く終息させるには、ひとりひとりが手洗いうがいを徹底し、それに加えてマスクをきちんと正しく使うことがとても大切です。
でも、マスクを使う時に覚えておいてほしいのが「マスクの種類」。
「マスクならなんでもいいや!」
なーんて思っていませんか?
マスクには大きく分けて「不織布マスク」と「ガーゼマスク(布マスク)」がありますが、いえいえ、実はこの種類によってウイルスの遮断効果にも大きな差が!
よりウイルス感染防止効果に良いのは、どちらのマスクなのでしょうか?
新型コロナウイルス終息のためには、マスクが必要不可欠!
昨年末より中国の武漢市で発生し、今や世界的に猛威をふるっている、新型コロナウイルス(COVID-19)。
みなさん日ごろから手洗いうがいなどを行って予防に努めていらっしゃることと思います。
それに加えて欠かすことができないのが、「マスク」。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でなかなか手に入らなくなってしまったマスクですが、やはり感染拡大を止めるためには必要不可欠。
マスクというと、
「自分から他人にうつすのを防ぐ効果はあるけれど、感染を予防する効果はない。」
なんて噂もありますが、必ずしもそうとは言えません。
もちろんウイルスが網目を通り抜けてしまうこともありますが、マスクをすることでウイルスをたくさん含む「飛沫」を遮断することができるので、結果的にウイルスに触れる機会が少なくなります。
感染症予防のためには、体内に入ってくるウイルスをひとつでも減らすことが重要。
マスクはそれに大きく役立ってくれる可能性があります。
マスクならどれでも大丈夫ってワケじゃない!
でも、ここでひとつ注意点があります。
それは「マスクの種類」について。
「マスクなんてどれもおんなじでしょ?」
なーんて思っていた方は要注意!
実は、どのマスクを選ぶかによって、ウイルスの遮断率にも大きな差があったのです!
マスクの種類
ウイルスの遮断率についてお話しする前に、まずはマスクの種類について整理してみましょう。
一般的に売られているマスクは、使われる材料によって大きく「不織布マスク」と「ガーゼマスク(布マスク)」の2種類に分けられます。
(1)不織布マスク
もっと私たちになじみ深いタイプのマスクといえば、「不織布マスク」ですね。
その名の通り不織布でできており、使い捨てるタイプのマスクです。
サージカルマスク(手術用マスク)として医療機関でも使用されることの多いマスクです。
最近は形状も増えてきて、「プリーツタイプ」「立体タイプ」など様々な種類があります。
立体タイプは化粧移りがしづらく、また呼吸もしやすいということで人気になりつつあります。
(2)ガーゼマスク(布マスク)
もう一つのタイプは、「ガーゼマスク(布マスク)」。
ガーゼや布を何重にも折り重ねて作られています。
小学生の時、給食の配膳をするときに使用した記憶がある方も多いのではないでしょうか?
ガーゼや布は目の粗い素材なので、不織布マスクとは異なり、サージカルマスク(手術用マスク)として医療機関で使用されることはありません。