鼻筋に必須なのがシェーディング。
とても整っているとは言えない自分の鼻をなんとかすべく、日々セザンヌのパウダーシェーディングを使用していました。
特に不満はなかったのですが、以前紹介したリリミュウのシアーマットシェーディング含め「絶対これがいい!」というものには出会えていませんでした。
そこで本記事でご紹介するのは、鈴木えみさん、田中みな実さん、神崎恵さんといった名だたる有名人がおすすめしているという『KANEBO(カネボウ) シャドウオンフェース』。
通称「蟹味噌スティック」と呼ばれる絶妙なカラーによって、自然な影をつくることができるそうです。
スティックタイプのシャドウを使用するのは初めてなので、どんなものか期待が高まります!
今回は実際に使用してみたレビューと口コミも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
KANEBO(カネボウ)シャドウオンフェースとは?
独特なカラーが特徴のスティック。
ファンデーションの構成顔料から赤・黄・黒のみで設計されたという「ウォームグレージュ(トープカラー)」がリアルな陰影をつくり出します。
敢えて「白」を使わないことで、隠すのではなく地肌を活かしながら陰影が完成するようです。
またシアー感があり、「透け影」を演出できるのも大きなポイントです。
肌の色や質感に自然に馴染み、さりげなく影をつくることができます。
小ぶりなサイズ感で持ちやすく、細かい部分の調整がしやすいのもありがたいですね。
テクスチャーは滑らかで、硬すぎず肌につっかからないようになっています。
しっとりしながらもベタつき感がなく、心地よく馴染みます。
シェーディングとして
鼻筋だけでなく、顎周りや生え際などフェイスラインの陰影にも使用できます。
ファンデーションを使用しなくても、そのまま引くだけで自然に馴染みます。
唇の立体感の演出にも
唇の下につけることで、ふっくらと立体感をつくり出すことも可能。
簡単にやりすぎない陰影を演出できます。
目と眉の間にも
眉下に使えば目と眉の距離を短く見せることができ、彫りの深い顔立ちに近づけられます。
アイシャドウベースとして
アイシャドウを塗る前のアイシャドウベースとして使用することで、重ねるカラーに深みを与えてくれます。
加えて、アイシャドウの乗りが良くなるのもポイントです。
大きめサイズも
また限定で「リミテッドサイズ」も販売されています。
一度で塗れる範囲が広く、大胆にフェイスラインへ使用したい方にぴったり。
通常サイズと併用するのも推奨されているようです。
KANEBO(カネボウ)シャドウオンフェースの口コミ
では実際に使用してレビューする前に、まずは口コミをチェックしていきましょう。
まず多かったのが、
「影だけど茶色すぎず、グレーすぎない」
「光と影の間にあるような、透け感のあるニュアンスカラー」
「本当に“肌の影っぽく”見える」
といったカラーに関するポジティブな口コミ。
やはり「蟹味噌カラー」が肝のようで、シャドウオンフェースならではのシアー感も支持されているようです。
また、
「ぼかしやすいけどぼかしても消えすぎない」
「テクスチャーはクリーミーすぎず、でもなめらか」
「ブラシもスポンジもいらない」
「パウダーの上から重ねてもヨレないし、乾燥も気にならなかった」
といったように、塗りやすさや使い心地の良さに関しても多くの口コミがありました。
シャドウといえば、濃くなるとやりすぎ感がでてしまい、逆に薄すぎると塗っても意味ないような気がしてしまうので、自然と馴染んでくれるのはありがたいですよね。
逆に「あまりに色が薄すぎて、塗伸ばしたらもうわからないくらい薄い」といった意見も…。
馴染みが良すぎて塗ったかどうかわからないと困ってしまうので、検証が必要そうです。
加えて「容量が2.5gとやや少なめで、毎日使うと減りが早い」といった意見も。
たしかに輪郭などさまざまな箇所に使用する方の場合、物足りない容量なのかもしれません。
KANEBO(カネボウ)シャドウオンフェースを実際に使ってみた
ここでは、実際に『KANEBO(カネボウ) シャドウオンフェース』を使用してみた率直な感想をお話ししていきます。
購入方法やパッケージは?
今回はAmazonで購入しました。
パッケージは黒で高級感のある雰囲気。
届いた直後は綺麗な状態だったのですが、購入後メイクボックスに入れたり出したりしていたら傷がついて汚れのようになってしまいました…。
また、中には紙の説明書が入っています。
使い方は?
記載されている使い方は以下の通り。
・スキンケアで肌を整えた後、または化粧下地やファンデーションの後に使う
・中身を3~4mmほど繰り出す
・フェースラインやまぶた、ノーズシャドウなど影に見せたい部分に直接のせる
・指でぼかして馴染ませる
※使用の際はスティックを強く押しあてず、やさしく肌にあててください。
※落とす際には洗顔料などで洗ってください。
気持ち良い塗り心地
手に出してみると、とにかく滑らか!
つっかかる感じは全くなく、とにかく気持ちいい塗り心地です。
しっとりとしていて、乾燥する感じもありません。
カラーはまさに「蟹味噌」で、グレーのようなブラウンのような、あまり他では見たことのない色味です。
発色はというとかなり控えめ。
3回ほど塗り重ねるとこの程度の発色になりました。
1回サッと塗ったぐらいだと、本当に「塗ったか塗ってないか」ぐらいに見えます。
鼻筋に塗ってみる
(上がビフォーで下がアフター。肉眼で見ると自然な影になっています)
普段はパウダーのノーズシャドウを使用している筆者。
特に大きな不満は持っていなかったのですが、シャドウオンフェースを使用してみるとその使い心地の良さに驚き。
パウダーのように粉飛びすることもなく、狙った場所に確実に塗ることができます。
加えて、指でぼかさなくても自然に伸びてくれるため、「伸ばしているうちに影が広がりすぎてしまった」ということにもなりにくいです。
簡単に鼻筋が誕生して感動しました。
個人的には薄すぎるとは思わず、しっかり発色しつつも自然、という印象です。
またとにかく驚いたのは、本物の影っぽさ。
蟹味噌と呼ばれる絶妙なカラーとシアー感により、ブルベ寄りともイエベ寄りともなんとも言えない影をつくることができます。
輪郭をなぞるには少し細く、鼻筋を描くにはちょうど良いくらいのサイズ感かと思います。
アイシャドウベースとして輪郭・眉下・唇下に
説明書に記載の通りアイシャドウベースにしようしてみたところ、なんとなくアイシャドウが乗りやすくなったような…?
影色なのにまぶたに塗っても黒くなりすぎないという不思議なカラーなので、アイカラーの邪魔をしないのも嬉しいですね。
また眉下に塗ってみると、あまり上手く塗れずに「眉毛が濃い人」のようになってしまいました…。
こちらに関してはもう少し研究が必要そうです。
かなり自然な陰影をつくることができたのが、唇下。
塗ったか塗ってないかわからない程度なのに明らかに下唇がぷっくりとなるため、唇が薄いのがコンプレックスな方におすすめの使い方です。
輪郭に関しては、何度か塗り重ねないと違いがあまりわからないように感じました。
色々な部分に使うとすぐになくなってしまいそうなので、筆者的には鼻筋のみの使用で十分かなと思いました。
落ちやすさ・ヨレやすさ
まず塗った3分後ぐらいにティッシュで擦ってみると、普通に落ちてしまいました。
特に擦れに強いわけではないようです。
また暑い日に1日出かけて帰ってくると、若干皮脂とまざってテカリが出てしまっていました。(筆者は混合肌なので、そもそもTゾーンがテカリやすいです)
とはいえ汚く落ちるのではなく、自然に消えていく感じなので、お直しの際にはティッシュで皮脂をおさえる→塗り直しで問題なさそうです。
重量も軽く、かなり持ち運びしやすいサイズなので、ポーチに入れてさくっとお直しできるのがありがたいですね。
気になった点は?
概ね満足なのですが、少し気になった点を2つ。
まず、やはりすぐ無くなりそう!という点。
塗り心地が良いあまりスルスルと塗ってしまうので、毎日使ったりお直しで使ったりしているうちにすぐ無くなってしまいそう…。
ドラコスと比べると少々お値段もするので、大事に使いたいなと思いました。
もう1つの懸念としては、真夏の汗には耐えられなさそう…という点です。
今回購入したのが6月で、それでも1日外出して帰ってくるとかなり薄くなってしまっていたので、真夏の汗をかく時期にはどのくらいもってくれるんだろう?と少し不安になりました。
総評
シャドウオンフェース、スタメン入り決定!
使用するのは鼻筋のみになりそうなのですが、それでも使い続けたいと思うのは「塗り心地」が大きな理由です。
肌あたりが良いのでクセになるというか、塗るのが楽しくなるんですよね…。
他人から見たら塗っているか塗っていないかぐらいの影になるため、お試しに他の部分に塗ってみるのも楽しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は『KANEBO(カネボウ) シャドウオンフェース』の特徴や口コミ、実際に使ってみた様子についてご紹介しました。
「蟹味噌」と聞いた時はどんな商品かと不安になりましたが、かなり考えられたカラーなのだなと納得がいきました。
さまざまな肌の色の方に合いそうです。
これから夏本番!
筆者はかなりの汗っかきなので、どの程度もってくれるかについては検証を続けてみたいと思います。
今回のレビューはあくまで筆者個人のものとなるため、ぜひテスター等で試してみてくださいね。