痩せたいけど食べたいなら、ケトジェニックダイエットがおすすめ
ダイエットは、食事を我慢することから始める人が多いと思います。
しかし、食べないダイエットはとても辛いものです。我慢していても、ついつい食べてしまう。そんな自分が嫌になることもあります。
最近注目されているケトジェニックダイエットは、食べて痩せるダイエット方法です。食事の内容を見直すだけでいいので、食べること自体は我慢しなくてOK!
今までのダイエットで挫折した人も、食べていいダイエットなら続けられそうな気がしませんか?
ケトジェニックダイエットのやり方や効果、メリット・デメリットをご紹介します。
ケトジェニックダイエットのやり方
ケトジェニックダイエット(略称:ケトダイエット)は、食事の内容を変えることによって痩せやすい体質に変えていくダイエット方法です。
具体的にどのような食事に変えればいいのか、順番に説明していきます。
糖質を抑える
ケトダイエットは「糖質制限ダイエット」の1つです。まずは、食事で摂取する糖質の量をぐっと減らすことから始めましょう。
糖質の摂取量は1日60g以下が目安です。1食あたり20g以下に抑えてください。
糖質を1食20g以下にするには、白いご飯ならお茶碗3分の1杯程度に減らさなければなりません。食パンは8枚切り1枚でも、糖質20gを超える可能性があるので、低糖質のパンを選んでください。
たんぱく質・食物繊維・ミネラルはしっかり摂取
たんぱく質・食物繊維・ミネラルは、いつも以上にしっかり摂取するように心がけてください。
まず、たんぱく質の摂取量ですが、1日に「体重1kgあたり1.0~2.0g」のたんぱく質を摂取できるように、献立を考えましょう。
たとえば、体重50kgの人なら、1日に必要なたんぱく質は約50~100gです。鶏ささみ肉100gには約23gのたんぱく質が含まれていますので、1日にだいたい200~500gの鶏ささみ肉を食べればいいことになります。
食物繊維は1日に20g以上摂取しましょう。1日約400~600gのサラダを食べれば、達成できる量です。
1日に必要なミネラルは、カルシウムが650㎎以上、カリウムは3.5g以上、マグネシウムは350mg以上です。普段ミネラルの摂取量を意識することは少ないと思いますが、ケトダイエットではしっかり意識する必要があります。
ケトジェニックダイエット中に食べてもいい食品
ダイエット中の女性が我慢しがちな肉類は、ケトダイエットなら食べてもOK!むしろ、たんぱく質の目安摂取量を満たすために、いつも以上にしっかり食べることになると思います。
魚介類や卵も我慢する必要はありません。
ダイエット中は断酒する人が多いですが、ケトダイエットでは蒸留酒や辛口のワインなら飲んでも大丈夫です。もちろん、飲んでもいいのは少量ですが、ウイスキーや焼酎、ウォッカなどは、ダイエット中の息抜きに飲むことができます。
ケトダイエット中にどうしてもお菓子を食べたい時は、チーズやナッツ類を選びましょう。ブルーベリーやラズベリーも、少量であれば食べることができます。
食用油のうち使えるのは、バターやオリーブオイル、マヨネーズ、ラードなど。中でもココナッツオイルは、エネルギー源になるのが早い中鎖脂肪酸が豊富なため、糖質制限ダイエットと相性がいい油です。ケトダイエット中は、1日に大さじ2杯のココナッツオイルを摂取することが推奨されています。
ケトジェニックダイエットで控えるべき食品
ケトダイエットは糖質の摂取量を減らすことがポイントなので、糖質が多く含まれる食品は控えなければなりません。
先ほどご説明したように、ご飯やパンなどの炭水化物は、食べるとしても極端に減らす必要があります。
甘いお菓子やスナック類、ジュースなども、ケトダイエット中は禁止。ドライフルーツや野菜ジュース・フルーツジュースは、健康に良いイメージがありますが、糖質が多いので控えてください。
ヨーグルトや牛乳も、糖質が多いのでNG食品です。「牛乳が使えないと困る!」という人は、代わりに無調整豆乳を買いましょう。
ケトダイエット中は野菜をしっかり摂る必要がありますが、イモ類や根菜は糖質が多いので避けてください。