マリオネットラインを解消して脱老け顔!たるみ解消メソッド【歯科医師・薬剤師監修】
「最近、口周りの深いシワが気になる…」
そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それは、“マリオネットライン”と呼ばれるシワです。
マリオネットラインが目立つと、実年齢よりも老けて見えたり、機嫌が悪そうに見えたりしてしまいます。
そこで今回は、マリオネットラインの解消メソッドと題し、マリオネットラインのケアの仕方について徹底解説していきたいと思います。
マリオネットラインとは
マリオネットラインとは、ほうれい線の下にできるシワのこと。
唇の両脇から顎に向かって伸びており、人形劇で使われる操り人形のマリオネットのように見えることからそう名付けられました。
また、マリオネットラインは「二重ほうれい線」とも言われています。
個人差はありますが、40代くらいから目立ちはじめることが多いです。
マリオネットラインの原因は、筋肉の走行による先天的なものと、皮膚のたるみや顔の筋肉の衰えによる後天的なものがあります。
皮膚のたるみの原因は加齢に伴う影響のほか、乾燥によるヒアルロン酸減少、紫外線ダメージなどが挙げられますが、顔の筋肉の衰えは加齢以外にも姿勢や噛み合わせの悪さなど、日常生活の癖が影響する場合もあります。
マリオネットライン解消メソッド4選
ここからは、マリオネットラインを解消するためのメソッドを4つ解説していきたいと思います。
1.「広頚筋(こうけいきん)」を鍛える
広頚筋は、首の前部にある薄い膜状の筋肉で、口元から下顎、首にかけて広がっています。
首の皮膚や下顎を引き下げ、顔や首の動きに関わります。
広頚筋のトレーニング方法は以下の通りです。
1.背筋を伸ばして真正面を向く。
2.5秒ほどかけてゆっくりと真上を向く。
3.唇を突き出し、5秒間維持する。
4.そのまま、頭をゆっくりと左右に傾けそれぞれ5秒ずつ維持する。
2.「口輪筋(こうりんきん)」を鍛える
口輪筋は口の周りを囲んでいる筋肉で、口の動作に関わり、ここが衰えると口角が下がり、頬がたるみやすくなってしまいます。
口角筋のトレーニング方法は以下の通りです。
1. 「う」を発音するように唇をすぼめて突き出す。
2.「い」を発音するように口角を上げる。
3.10回ほど繰り返す。
3.「地倉(ちそう)」というツボを押す
地倉は口角から外側に5~10mmほど、ほうれい線の延長線上にあり、口周りやフェイスラインのたるみ、ほうれい線の改善を期待できるツボです。
1.中指の腹を使い、上に向かってゆっくりと左右に円を描くように優しく押しましょう。
2.呼吸を意識しつつ、5秒かけて鼻から息を吸い、10秒かけて口から息を吐き出しながらツボを押してください。
4.肌の保湿
マリオネットラインの対策には、肌の保湿も重要です。
肌の水分や油分が不足すると乾燥の原因になり、シワやたるみの原因になります。
洗顔後は保湿成分配合の化粧水や美容液を使い、しっかりと肌にうるおいを与えましょう。また、秋から冬にかけては部屋の空気が乾燥しやすいので、加湿器などで湿度を40~60%に保ちましょう。
漢方薬の併用もおすすめ
マリオネットラインの解消には、漢方薬の使用もおすすめ。
漢方薬は肌の内側から根本改善を目指すため、顔のたるみだけでなく、シミやシワなどにもアプローチできるでしょう。
マリオネットラインの対策には、
「血行を良くして肌に栄養をいきわたらせる」
「肌の新陳代謝を高め、紫外線ダメージを回復する」
「水分の循環を良くして、肌にうるおいを与える」
「ホルモンバランスの乱れを整える」
といったはたらきの漢方薬を選びましょう。
<マリオネットラインのケアにおすすめの漢方薬>
●桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
血流を良くして、肌に栄養を補い、ホルモンバランスの乱れにもアプローチします。
●当帰飲子(とうきいんし)
皮膚に栄養とうるおいを与え、乾燥にはたらきかけます。
自分に合う漢方薬を知りたいという人には、漢方の専門家にオンラインで個別相談ができる『あんしん漢方』などのようなサービスを活用するのもおすすめです。
AI(人工知能)が個々人に効く漢方を見極めて、自宅まで郵送してくれるという今話題の便利なサービスです。
まとめ
いかがでしたか?
マリオネットラインができる原因は、皮膚のたるみや顔の筋肉の衰えです。
顔の筋肉を鍛え、肌の保湿ケアを行うことで、マリオネットラインの緩和を期待できます。
まずは、こまめなケアからはじめてみましょう。
監修者プロフィール
医療法人社団龍生会
ティオデンタルオフィス理事長
小松 裕(こまつ ゆたか)
松本歯科大学卒業。
鶴見大学臨床研修医。
2011年ティオデンタルオフィス開業。
かみ合わせ治療、成人矯正、小児矯正、インプラント、レーザー治療、親知らず抜歯など総合的歯科診療に取り組む。
治療方法を総合的に考えるため、患者様に治療の選択肢を提案可能。
スムースリフトというレーザーによる非外科的なほうれい線、人中短縮、マリオライン、シミたるみの改善予防も。
あんしん漢方薬剤師
木村 英子(きむら えいこ)
北里大学薬学部・東京大学大学院医学系研究科卒。臨床検査技師。
厚生労働省検疫所・病院にて公衆衛生・感染症現場を経て、インドアーユルヴェーダの権威ミーナクシ・アフジャ博士に師事。
対症療法ではなく体質を根本改善することの重要さを痛感し、西洋医学をベースに東洋医学からのアプローチを取り入れ、アロマやハーブを活用した情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。