年齢が出やすい首のしわ…できる原因や予防法、目立たなくする方法を解説
年齢が出やすい部位のひとつである首。首元は思っている以上に人の視線を集めます。
しかし、顔や体とは違い、ケアが行き届いてない人も多いのではないでしょうか。首のしわは気づかないうちに深くなりやすく、年齢を感じさせてしまう部位だともいえます。
この記事では、首のしわができる原因を解説し、予防方法やできてしまった首のしわを目立たなくする方法をご紹介します。
首のしわができる原因
首のしわができる原因は、加齢だけではありません。首の皮膚は非常に薄いため、さまざまな影響を受け、しわができやすい部位とされているのです。予防することも大事ですが、まずは首のしわができる原因を知っておくことが大切です。
筋肉の緊張
加齢に伴う筋肉の緊張は、首のしわができる原因のひとつです。顎下から胸あたりまで続く「広頸筋(こうけいきん)」が緊張すると、皮膚を下に引っ張る力が働いてしまうため、フェイスラインがたるみ首にしわができてしまうとされています。特にスマホの長時間使用は姿勢の悪化を招き、広頸筋が垂れ下がる原因となります。
乾燥
首の皮膚は顔に比べて非常に薄く、乾燥しやすいといわれています。さらに、汗をかきやすい部位でもあり、よりいっそう乾燥を助長しやすい部位でもあります。首の皮膚は乾燥するとハリがなくなってしまい、しわができやすくなってしまいます。
皮膚が薄くなる
肌は年齢とともにうるおいが減っていく傾向にありますが、皮膚の厚さにも変化があります。加齢とともに皮膚の厚さは減っていき、肌のハリや弾力に影響します。
さらに、女性は更年期に入るとコラーゲンの量が減少し、皮膚が急激に薄くなるともいわれています。なるべく早いうちからコラーゲンを守っておくことが大切です。
リンパの流れが悪い
リンパの流れが悪くなっていると、タンパク質などの栄養素が細胞に行き渡らず、代謝が悪くなってしまいます。代謝が悪くなると肌のターンオーバーが乱れ、しわが修復されずそのまま残ってしまうのです。
リンパの流れの悪さはむくみの原因としても知られていますが、しわにも大きく関係しているんですね。
首のしわを予防するには?
首のしわを予防するには、普段からの習慣が大切です。ここでは、今日からできるしわ対策を4つご紹介します。
姿勢を良くする
首のしわを予防するために、まずは姿勢を意識してみてください。特にスマホやパソコンを使用することが多い人は、その時の姿勢を見直してみましょう。また、適度に休憩を取るなど、同じ姿勢を長時間続けないようにするのも大切です。
日焼け止めを欠かさずに塗る
年間通して、首にもしっかりと日焼け止めを塗るようにしましょう。日傘や帽子があれば予防できていると思いがちですが、首は意外と日焼け対策がもれがちな箇所です。さらに、汗をかきやすい部位でもあるため、こまめな塗り直しも必要です。
特に春から夏にかけては紫外線が強い時期です。屋外でレジャーなどを楽しむ場合は特に首を紫外線から守るようにしてください。
保湿をする
乾燥は首のしわの大敵です。顔や手足などと同じように、首にも保湿クリームなどを塗り、しっかりと保湿をするようにしましょう。
特に入浴後は肌の水分がすぐに蒸発してしまうとされているため、なるべく早いうちにスキンケアをするのがおすすめです。
枕の高さに気をつける
高さの合っていない枕を使うと、首にしわができやすくなると考えられています。
とはいえ、快適な枕の高さは人によって異なりますよね。最近では、高さや硬さを自分で調節できる枕もありますので、実際に使いながら調節してみるのも良いでしょう。こだわりたい場合は、オーダーメイドの枕をつくるのもひとつの方法です。
頑固な首のしわには美容医療も
セルフケアを行ってもなかなか効果がないという場合には、美容医療によるしわ治療もひとつの方法です。深く刻まれたしわのケアも可能で、短時間で効果を実感しやすいのも特徴です。
主な首のしわの治療方法としては、ボトックス注入・ ヒアルロン酸注入・フラクショナルレーザーなどがあります。 ただし、美容医療は自分に適した治療方法を選ぶことが大切。しっかりと効果が感じられるよう、医師やクリニックとじっくり相談するようにしてくださいね。
まとめ
今回は、首のしわについて、できる原因や予防法、目立たなくする方法について解説しました。首のしわのケアの基本は、日々の積み重ねです。できるところから無理のない範囲で続けてみてください。
また、もしすでに首のしわが気になっている人は、なるべく目立たなくするために、紫外線を避けたり、しっかり保湿やマッサージをしたりしてみてください。5年後、10年後の体を今の自分がつくっていることを意識して、日々生活してみてくださいね。