【専門家監修】ナイトブラをつけてみよう!いつまでも美しい胸の形をキープするための注意点やナイトブラの賢い選び方とは
みなさんは夜寝るとき、ブラをつけていますか?
寝ている間もつけなければ胸の形がくずれる、垂れてきてしまう、と噂は聞いたことがあるけれど、締め付けられると寝苦しいし…と悩んでいる人もいるかと思います。
そこで、夜の胸を守るために作られた専用のブラが『ナイトブラ』です。
ナイトブラには胸の形を整えるだけには留まらず、様々な効果があります。
ただ、いざつけてみよう!と思ってもたくさんの種類があり、間違った選び方をしてしまうとかえって逆効果になってしまう可能性があります。
そこで今回は、バストアップやバストケアに精通した専門医監修のもと、ナイトブラの効果や選び方についてお話していきたいと思います。
そもそもなんでブラジャーをつけなきゃいけないの?
まずは、なんのためにブラジャーをつけるの?
という疑問にお答えしていきます。
胸の構造について
胸は主に乳腺、脂肪、そしてそれを支えるクーパー靭帯というものでできています。
母乳を作るための組織である乳腺があり、その乳腺を守るように脂肪がついています。
その割合は乳腺1割に対して脂肪が9割だといわれており、胸の大部分は脂肪で構成されているといえます。
そして、乳腺はクーパー靭帯と呼ばれる繊維で大胸筋と繋がれています。
つまり、胸をささえて引き上げる役割をしてくれているのです。
そんな胸の形を美しく保つために必要なクーパー靭帯ですが、実はこれは一度切れたり伸びたりすると元に戻りにくいと言われています。
(世間では戻らないとも言われてますが、まだ完全に解明されていないのが現状です)
どんな時にクーパー靭帯が損傷してしまうのかというと、
1)妊娠・出産
妊娠をすると乳腺は母乳を作るために膨らみ、バスト自体が大きくなります。
乳腺が重くなるので、そこにつながっているクーパー靭帯は当然伸びてしまい、場合によっては切れてしまうこともあります。
切れたり伸びたりしたクーパー靭帯は自然には治らず、授乳期間後、乳腺が元の状態に戻ってもクーパー靭帯は伸びたままです。
そのため妊娠・出産を経験した多くの人は胸が垂れたりしぼんだりしてしまうことがあるようです。
2)胸が動くとき
体が動くと、その動きは胸に伝わりクーパー靭帯にも影響を及ぼします。
たとえば、外出をしてアスファルトなど硬い床の上を歩いたり、自転車に乗ったりすると胸は振動します。
その時にもクーパー靭帯は少しづつ損傷し、その積み重ねで伸びたり切れたりします。
そのため、ブラジャーをつけるのはクーパー靭帯を守るためなのです。
夜につけた方がいい理由
わたしたちの胸の大部分を占めている脂肪はとても流れやすい性質を持っています。
寝ている間は色んな体勢でいると思いますが、どんな体勢でもその脂肪が胸から脇や背中へと流れていってしまうのです。
その影響で胸の形がどんどん悪くなっていってしまいます。
でも、夜にブラジャーをつけるなんて、窮屈で寝苦しいのでは…と思っていませんか?
そんな方は日中つけているワイヤー入りのブラジャーを夜につけると思っているかもしれません。
実は、夜につけるべきブラジャーは昼間につけるブラジャーとは違います。
逆に日中と同じようにワイヤー入りのブラジャーをつけてしまうと逆に大事なクーパー靭帯を圧迫しすぎてしまうので良くありません。
また、人によってはかゆみや黒ずみが出てしまうこともあるようです。
そこで夜につけるブラジャー、「ナイトブラ」の出番です!
ナイトブラをつけよう!
では、実際にナイトブラを着用することで、どのような効果があるのかをみていきましょう。
ナイトブラとは?
日中つけるブラジャーとは違い、ナイトブラは寝心地とサポート力を重視して作られています。
そのためワイヤーは使われていません。
締め付け感がなく、身に着けていてもらくちんなので寝苦しくなることはないのです。
また、伸縮性の高い素材で作られているためバスト全体を包み込み、就寝時の不規則な動きにも対応できるように作られています。
ナイトブラの効果
ナイトブラをつけるメリットはいくつかあります。
1)胸の形を整え、垂れを防止する
これは先ほどからお伝えしている通りなので、もうお分かりかと思います。
寝ている間、様々な方向に流れていってしまう脂肪を流れないよう固定し、クーパー靭帯を傷つけてしまわないよう守ってくれるので型崩れを防止します。
2)育乳サポートができる
胸の大部分を占めている脂肪はとても流れやすい性質だとお伝えしました。
その脂肪を固定し、胸に寄せ集めることができるとバストアップに繋がるというわけです。
しっかりと固定してあげれば脂肪も胸に定着していってくれます。
3)胸を温め、冷え性を改善する
女性は冷え性な方が多いですよね。
実は胸も冷えてしまうと血の巡りが悪くなってしまうので、栄養が届きづらくなってしまいます。
ナイトブラで就寝中もしっかり胸を温めてあげることで栄養が届きやすくなり、女性ホルモンの分泌も増してバストアップにもつながります。
胸が小さいとつける必要はない?
ナイトブラは胸が垂れるのを防ぐためにつけるもの、じゃあ胸が小さい場合はつけなくてもいいんじゃないか?と思いがちですが、実はこれは大きな間違いです!
その理由は、メリットの中でも述べたようにナイトブラをつけることは育乳にもつながるからです。
また、クーパー靭帯を傷つけてしまうと胸は垂れてしまうので、胸の膨らみがなくなり余計に胸が小さく見えてしまいます。
胸の大きさ関係なくナイトブラは着用するべきなのです。
その他にもこんな人はぜひとも今日からナイトブラをつけてほしいと思います。
1)日頃から激しい運動をする人
日中激しい運動をしていると、それだけクーパー靭帯が傷ついて胸の形が崩れている可能性があります。
そのため、就寝中には本来あるべき正しい位置に胸をしっかりと固定させてあげる必要があるのです。
2)妊娠・出産をした人
初めに述べましたが、妊娠・出産時の胸は母乳を作ろうとするためクーパー靭帯に負荷をかけてしまいます。
なので、早めにナイトブラを着用して補正してあげることが大事です。
3)胸がやわらかい人
胸がやわらかい人は横流れもしやすいため、就寝時も補正してあげなければどんどん胸の形が悪くなっていってしまいます。
また、少しの動きでも胸が揺れてしまうので脂肪が燃焼しやすく、痩せやすい胸とも言えます。