【中はぷるぷる、外はすべすべ】塗るパックのメリットとデメリットとは?
休日のスペシャルケアとして人気の高い「フェイスパック」。
パックをしているときって、なんだか自分を大切に扱っているような気分がして幸せですよね。
フェイスパックは、疲れ果てたお肌に栄養を補給してくれる、特別なアイテム。
ヒタヒタの美容液ががんばったお肌を蘇らせてくれます。
そんなフェイスパックですが、最近じわじわと人気を集めているのが「塗るパック」。
さっと塗るだけで手軽なのに美容効果が高いということで、注目を浴びているんです!
シートマスクとはひと味違うメリットがある、塗るパック。
本日はそんな「塗るパック」の魅力に迫っていきたいと思います。
塗るパックってなに?
フェイスパックには、大きく分けて2種類あります。
「シートタイプ」と「塗るタイプ」です。
一般的にフェイスパックというと、シートタイプを想像する方も多いかもしれませんね。シートタイプは、美容液がたっぷりと沁み込んだシートマスクを顔に乗せ、一定時間放置しておくというものです。
塗るタイプは、クリームやジェル状のパックを顔に塗り、一定時間放置したあとに洗い流すというタイプのものです。(洗い流す必要がないものもあります。)
シートではなく、美容クリームそのものでパックするという贅沢さと「スペシャル感」が人気の理由のひとつとなっています。
塗るパックのメリットとデメリットって?
そんな塗るパックですが、一体どのようなメリット&デメリットがあるのでしょうか?シートマスクと比べた場合、どのような違いがあるのか見ていきたいと思います。
では、まずメリットから見ていきましょう。
塗るパックのメリット(1)美容効果が高い
水ベースの化粧水や美容液が沁み込んでいるシートマスクとは違い、塗るパックは基本的に「クリームベース」。
水溶性の美容成分だけでなく、油にしか溶かすことのできない油溶性の美容成分も配合できるため、より高い美容効果を期待することができるのです。
また、水ベースのシートマスクと比べ、クリームタイプの塗るパックは油分も配合されているおかげで保湿効果が高いのも特徴です。
保湿の基本は「水分を与えた後、油分でフタをする」というのが鉄則なので、
水分と油分という両方の性質を兼ね揃えたクリームタイプの塗るパックは理にかなっていることがわかります。
「普通のシートマスクは、しばらくするとすぐ乾燥してしまう」という方には、塗るパックをおすすめします。
塗るパックのメリット(2)中はぷるぷる外はすべすべ
シートマスクをした後、
「保湿はできているのかもしれないけど、なんだか肌の表面がべたつく・・・」
という経験はありませんか?
基本的にパックには「グリセリン」などの保湿成分がたっぷり入っているのですが、それが肌の表面に残ったままだと、べたつきの原因に。人によっては吹き出物ができやすくなってしまうこともあります。
一方、塗るパックなら、美容成分をしっかり内側まで浸透させたあと、肌の表面にあまったクリームは水で洗い流してしまうので、肌表面のべたつきを感じづらいのが特徴。
そのため、「内側はぷるぷる」「外側はすべすべ」という最高の肌感触を手に入れることができるのです。
「脂性肌だからパックは苦手…」
「パックをするとべたついてニキビができてしまう…」
という方にも、塗るパックが向いていると言えます。
塗るパックのメリット(3)自宅でエステレベルのケアが可能
今までは、
エステでやってもらうパック = 塗るタイプ
自分でやるパック = シートタイプ
という流れがありました。
美容クリームそのものを肌に乗せる塗るパックはやはりとても贅沢なので、基本的にエステで高いお金を払ってやってもらうものだったのです。
しかし時は流れ、そんな塗るパックが市販でも発売されたことにより、私たちは自宅でいつでも気軽にエステレベルのケアをすることが可能になりました。
エステで塗るパックをしてもらった場合、1回で1万円前後することもザラ。
今まで金額がネックでエステパックを受けられずにいた女性も多かったかもしれません。
しかし、自宅でやった場合は1回あたりたったの数十円~数百円。驚くほどコスパが良いのです。
「エステの施術を受けたいけど、今は節約しないといけないから…」
という方でも、自宅で行う塗るパックなら、非常にリーズナブルに済ませることができます。
塗るパックのメリット(4)部位を自分で決められる
シートマスクでは不可能だけど、塗るパックではできること、それは
「塗る部位を自分で決めることができる」ということです。
シートマスクはもとからシートの形が決まっているため、
「もう少し首のほうまでパックしたい」
「手も乾燥しているから手もパックしたい」
などと融通を利かせることができませんでした。
しかし、塗るパックなら自分の好きな部位に好きなだけ塗ることができるので、フェイス・ボディ関係なくどこでもパックすることが可能。
「今日は目元を重点的にパックしよう」
「デコルテも一緒にパックしておこう」
「ムダ毛処理後のアフターケアとして脚をパックしよう」
など、自分の好きなようにパックすることができます。
気になる塗るパックのデメリットとは?
このように、嬉しいことだらけの塗るパック。
そんな塗るパックですが、はたしてデメリットは存在するのでしょうか?
塗るパックには基本的に目立ったデメリットはありませんが、強いて言うなら、
「洗い流す必要がある」
ということが挙げられます。
放置したら剥がすだけのシートマスクとは違い、「洗い流す」というひと手間が必要となるので、あまりにも忙しい方には向いていないかもしれません。
とはいえ、本当にさっと流すだけで良いので、かかる時間はせいぜい数十秒ほど
そこまで大きなデメリットではありません。
塗るパックの種類とは?
さて、ここまで塗るパックのメリットとデメリットをご説明しましたが、実は塗るパックにもいくつか種類があるのをご存知でしたか?
塗るパックの種類によっては「洗い流す必要がない」という便利なタイプも!
ここからは各タイプについてお話ししたいと思います。
塗るパックの種類(1)洗い流すクリームタイプ
洗い流すタイプは、一番ベーシックなパターンです。
今までご説明してきた通り、「クリームを顔に塗る」→「時間を置く」→「洗い流す」という流れで行います。
クリームに含まれる美容成分がしっかりとお肌に浸透した後、洗い流すことで「内側はぷるぷる、外側はさらさら」という素晴らしい肌触りを実感することができます。
お風呂で湯船に浸かりながらパック、ということも可能。スチーム効果でより美容効果を実感することができます。
塗るパックの種類(2)洗い流さないクリームタイプ
「洗い流すのが面倒くさい!」という方に朗報。
そんなズボラさんには、「洗い流さないパック」というものも存在します。
洗い流さないタイプの塗るパックは、夜眠るときに使用するのが基本。
そのため「スリーピングパック」と呼ばれることもあります。
寝る前にクリーム状のパックをたっぷり塗っておくと、時間をかけてじっくりと浸透し、朝起きる頃にはぷるっぷるのお肌に。乾燥がひどい方や、面倒くさがり屋さんにおすすめです。
ただし、「洗い流す」という工程が無いため、脂性肌さんにとっては肌表面のべたつきを感じてしまう場合も。自分の肌質と相談して選んでみましょう。
塗るパックの種類(3)クレイタイプ
一般的な塗るパックの目的が保湿や栄養補給であるのに対して、クレイパックは「毛穴汚れの除去」や「古い角質の除去」が主な目的。
クレイとは、日本語でいうと「泥」のこと。
ガスール、モンモリロナイト、カオリン、ベントナイトといった、汚れを吸着する作用を持つ特殊なクレイによってできている、泥パックのことです。
「保湿だけでなく、毛穴汚れをきれいにしたい」という方に非常におすすめなパックです。
使用方法は一般的な塗るパックと同じで、「クレイを顔に塗る」→「時間を置く」→「洗い流す」という流れ。
ピーリングなどとは異なり、肌に低刺激で穏やかに汚れを除去してくれるのが嬉しいポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、今流行りの「塗るパック」についてお話ししました。
今まではエステに通う必要があった塗るパックも、今では自宅で手軽にできる、とても良い時代になりました。
週に1回塗るパックを取り入れるだけで、お肌調子が非常に良くなった、という方も多数。
1回数十円のパックで、自分史上最高な美肌を手に入れましょう。