【医師監修】紫外線に負けるな!オンナの天敵、シミを徹底的に防ぐ美白対策とは
シミを薄く、また予防するには?
シミのできるメカニズムや原因を知った後は、どうしたらそのシミを薄くし、予防できるのか、ご紹介できればと思います。
①日焼け止めをこまめに塗る、日焼け対策グッズで日焼けを防ぐ!
やはりシミの原因の最たるものは日焼けなので、その日焼けを防ぐためにも日焼け止めはこまめに塗り直しながら、肌に直接太陽光が当たらない工夫が必要です。
SPFの強さについては、日常生活であれば15程度あれば十分ということです。
屋外でも短時間やそこまで日差しが強くなければ30程度、炎天下の長時間のレジャーやスポーツなどではSPF50あれば安心ですね。
また一度塗ったからもう大丈夫!と安心はせず、洋服などの摩擦により少しずつ落ちてしまう日焼け止めをこまめに塗り直すということが一番大事です。
そして量も大切で、少量では効果はありません。
1平方メートルあたり500円玉程度の量がベストと言われていますので、これは平均の量の2倍とのことです。
いつも使っているよりも多すぎるかな、ぐらいの量でたっぷりと塗りましょう。
顔にお化粧をする場合、UVカット入りのベースメイク用品を使用するとしても、その下になるべく日焼け止めを塗るようにするとよりUVカットを強力にすることができます。
日焼け止め以外にも、日傘・帽子・サングラスなどUVカット効果のあるものを活用するとより紫外線を防ぐことができます。
②保湿を徹底!乾燥を防ぐ
前述の通り、乾燥による皮膚の炎症もシミの原因となってしまうので、まずは乾燥を防ぐために徹底して保湿を行いましょう。
お風呂上がり、皮膚の水分が蒸発してしまう前に化粧水、乳液、美容液などを用いて保湿をしっかりと行いましょう。
たっぷりと化粧水(特にセラミドなどの保湿成分が含まれたものがおすすめ!)を肌に沁み込ませた後は、美容液や乳液(活性酸素除去作用のある水素含有乳液もおすすめ!)をつけて、補給した水分が蒸発しないように油分でふたをすることを忘れずにしましょう。
日中化粧をした後のお肌も、エアコン、紫外線、様々な外的要因により乾燥を引き起こしてしまいがちです。
保湿用のミストを持ち歩いたり、職場でも小型の加湿器を机に置いたりなど、お肌の乾燥を引き起こさないような工夫をできるとよいでしょう。
③生活習慣の改善
十分な睡眠、バランスの取れた食生活で腹八分目に抑えた食事量を心がけ、適度な運動をする。
このように生活習慣を改善し健康な体作りを心掛けることは、先程説明した「活性酸素」による酸化ストレスの抑制に繋がります。
抗酸化作用のある食べ物を意識して摂取することも同様です。
主にビタミンA.C.E、ポリフェノール、リコピン、カテキン、亜鉛、セレンを含む食材が、抗酸化作用がありが効果的と言われています。
美白ケアに効果的なこと
紫外線対策のほかに、美白ケアとして効果があるものとして、みなさん思い浮かぶのはやはり美白美容液などの基礎化粧品でしょうか。
各化粧品メーカーで大抵「美白ライン」があるほど、多くの美白化粧品が世に出回っていますよね。
しかし、多くの人が効果を実感できる美白化粧品となるとかなり高額になってしまうのも悩みのタネで、ただ安いと安いで効果があまり実感できず、気休めに「美白」と名のつく化粧水・乳液を使ってはいるけど…ということはありませんか?
そこで、肌の外側からではなく、内側からできる美白ケアもあることはご存知ですか?
食べ物や飲み物で美白効果のあるものを摂取することで、比較的安価にそしてお手軽に美白ケアが可能です。
体の内側から健康的に、そしてキレイになれるのは魅力ですよね!
美白、美肌を導く栄養素は、ビタミンC・B2,6・E、A/βカロテン、L-システインなどが代表的ですと言われています。
これらの栄養素を含む食材をバランスよく摂取することが体の内側からの美白ケアに繋がります。
・ビタミンCは、メラニン色素の生成を妨げる作用やメラニンの色素還元を促す作用、肌にとって大切な構成成分であるコラーゲンを生成する働きがあります。
…アセロラ/ケール/パセリ/煎茶/グァバ/赤ピーマン・黄ピーマン/海苔/ゆず/キウイフルーツ/ブロッコリーなど
・ビタミンB2は、脂質の代謝を促し、皮膚の健康を保ちます。
…卵/チーズ/肉類など
・ビタミンB6は、細胞の代謝を助け、肌荒れを防ぐ効果があります。
…にんにく/ピスタチオ/こんにゃく/マグロ/しょうが/じゃがいもなど
・ビタミンEは、身体全体の血行を促し、正常なターンオーバーを取り戻す助けとなります。
…煎茶/ひまわり油・大豆油・米ぬか油・大豆油・えごま油/アーモンド/小麦胚芽/きなこ/大豆など
・ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康をサポートする役割があります。
肌のターンオーバーを促すことでメラニンの排出を高める成分です。
ビタミンCと同じく抗酸化作用があるためシミのケアに役立ちます。
βカロテンはビタミンAに変換されて作用し、特に組み合わせて摂取すると相乗効果が見込めます。
・・・レバー/うなぎ/チーズ/バター/卵/にんじん/ほうれん草/にら/小松菜など
ビタミンCとL-システインは、互いに協力してメラニンの排出を促進させたり、メラニン生成を抑制、更に生成後のメラニンを無色化する働きもあるため、美白ケアと共にシミ対策にもとても効果的です。
この二つの栄養素を同時に、手軽に摂取できる「はちみつレモンジュース」は、まさに美肌のためのスーパードリンクとも言えます。
「美白ケア、手軽に安価に始めたい!」と思った時にはまずはちみつレモンジュースを毎日飲むことから始めてみてはいかがでしょうか。
また、興味深い疫学調査が報告され、コーヒーを一日2カップ以上飲む習慣のひとでは顔のシミが少ないことが示されました。
さらなる研究で、日常飲んでいるコーヒーポリフェノールには美白作用があることが示されました。
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