透明感は作れる?!透き通るような肌を作るメイクの6つのポイントとは
今にも光に透けてしまいそうな、「透明感」。
女性なら誰でも憧れますよね。
メイクの流行りは時代によって移り変わりますが、
儚げな印象を演出できる「透明感メイク」は、いつの時代も男子ウケ抜群です。
とはいえ、透明感メイクはシンプルそうに見えて意外と難しいのも事実。
「メイクを薄めにすればいいのかな…」
とファンデやリップを薄めにしただけでは、ただの「薄化粧」。
「時間がなくてメイクする時間が無かったのかな?」と思われておしまいです。
透明感を演出するには、いくつかのポイントがあります。
それらのポイントをしっかり押さえることができれば、自由自在。
透明感は、つくることができます。
本日は、まるで透けてしまいそうな透明感を偽装するメイクをご紹介します。
透明感の正体とは?
「透明感」
もうさんざん聞き慣れた言葉ですが、外国人のお友達に「透明感ってなに?」と聞かれたら、答えることができますか?
「化粧がナチュラルなこと?」
「肌のきめが細かいこと?」
「シミが無いこと?」
うーん、それらもたしかに透明感の要素ではありますが、それだけでは透明感の本質を突いてはいません。
透明感の正体、それは何かというと、
「色素の薄さ」です。
たとえ肌のキメが綺麗に整っていてキレイだとしても、
こんがりと焼けた小麦色の肌を「透明感」と形容することはあまりありませんよね。
もちろん、健康的な小麦色の肌もそれはそれでとても魅力的です。
アクティブで生命力のある印象を与えることができます。
しかし、「透明感」とはまた別のものなのです。
色が白く、色素が薄く、どこかに儚さがあるのが、透明感です。
「血色感の薄さ」がポイント?!
また、もうひとつの欠かせないポイント、それは「血色感の薄さ」です。
「えっ?」
と思われた方も少なくないかもしれませんね。
血色感は、メイクの要(かなめ)とも言える重要なポイントですよね。
内側からにじみ出るようなチークは、「可愛さ」を演出するために必要不可欠。
朝からたっぷりのチークを頬にくるくるしている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、「透明感」を演出したいのであれば、血色感も控えめにする必要があります。
「色素の薄さ」が重要な透明感メイクにおいては、血の色も邪魔になってしまうことがあるのです。
もちろん、まったく血色感がないのは問題ですが、おてもやんのように真っ赤に紅潮したチークは、透明感をかき消してしまう大きな原因に。
透明感メイクにおいては、「赤」「茶」「オレンジ」などの色味をあえて引き算することで、
「儚さ」を演出することができます。
透明感を作るうえで心がけることは?
さて、では透明感を実際に作るうえで、どのようなことに心がければいいのでしょうか?
透明感メイクにおいて重要な考え方は、以下の3つ
・肌は、ワントーン白く。
・塗っていることがバレないよう自然に。
・赤、茶色、オレンジなどの使用は控えめに。
これらを押さえることによって、驚くほど透明感を出すことができます。
ここからは、具体的なメイクのコツについてご説明していきたいと思います。
透明感メイクのコツ(1)ブルー orイエローの下地を使う
お手持ちの化粧水などでお肌をしっとりと整えたら、まず使用したいのが「ブルー」の下地。
ブルー系の下地は、透明度を一気に上げることができる素晴らしいアイテムです。
ブルーという色には、赤味や黄味を抑えてくれる効果があるので、
ひと塗りするだけで肌のトーンを上げ、ひんやりとした透明感を演出することができるのです。
もう少し自然に見せたい場合は、ブルーの要素を含んでいる「ラベンダー色」でも構いません。
ブルーやラベンダーの下地を顔だけに塗ると首と色の差ができてしまうこともあるので、
そのような場合は首にも下地を塗るようにしましょう。
このように、ブルーは透明感を見事に演出してくれるカラーですが、ひとつ注意点があります。
あなたがイエベ肌さんの場合、もしかしたらブルーの下地が合わないかもしれません。
イエローベースのお肌の方にとって、ブルーは苦手なカラー。
色がうまくなじまなかったり、くすんで見えてしまうことがあるのです。
もしブルー系の下地を使用して「浮いてしまった」という方は、
イエベ肌の可能性があるので、無理にブルーを使うことはやめましょう。
イエベさんにおすすめなのは何かというと、「イエロー」の化粧下地。
イエローは、ベージュから赤の要素を差し引いたカラー。
そのため、透明感の邪魔になるお肌の赤味を自然に抑えることができるのです。
肌なじみがとても良い上、お肌のトーンもワンランク明るくしてくれるので、透明感を演出することができます。
ブルべの方は「ブルー」の下地を、
イエベの方は「イエロー」の下地を使いましょう。
透明感メイクのコツ(2)ファンデではなくコンシーラーで隠す
さて、下地を塗り終わったら、続いてファンデーション…といきたいところですが、ちょっと待って!
透明感のメイクにおいて欠かせないのは「塗っていることがわからないくらいのナチュラルさ」。
そのため、透明感メイクではファンデを使いません!
「え、ファンデなし?!」
「え、でも下地だけなんてムリ・・・。」
というそこのあなた。
ご安心ください。
当然、下地だけでベースメイクが終わりというわけではありません。
シミ、そばかす、吹き出物といった気になる肌のアラは、ファンデーションではなく「コンシーラー」を使いましょう。
ファンデーションのようにお肌全体を覆ってしまうのではなく、
気になる部分のみを「点」で隠すことで、厚塗り感のない自然な美肌を演出することができます。
気になる部分にコンシーラーをちょんちょんと置き、指でポンポンとなじませましょう。
ファンデーションを使わなくとも、コンシーラーを使えば「カバー力」と「ナチュラルさ」を見事に両立することができます。
透明感メイクのコツ(3)クリームチークで控えめの血色感を
先ほど、透明感メイクにおいて重要なポイントは「血色感を薄くすること」だと言いました。
そのため、チークはいつもの2割減ぐらいの気持ちでつけましょう。
おすすめは「クリームチーク」を使用すること。
クリームチークは粉っぽさが無く、内側からナチュラルに発色するようなさりげない血色感を演出できます。
「塗ってます」感が出づらいので、透明感メイクにピッタリであるといえます。
ほんの少量を指に摂り、ニコっと笑ったときに高くなる頬の部分にポンポンとつけましょう。
透明感が消えないよう、くれぐれもつけすぎないように気を付けてください。
色としては、色素感の強い「オレンジ」は避けた方が無難。
おすすめとしては、透け感のあるクリアレッドやクリアピンク等のカラーです。
あくまでも薄く!がポイントです。
透明感メイクのコツ(4)クリアフェイスパウダーで仕上げ
チークを塗ったら、最後にクリアタイプのフェイスパウダーをお肌全体になじませます。
自然にトーンアップすることができ、雪のようにきめ細やかなお肌を演出してくれる効果があります。
ただし、ひとつ注意点。
フェイスパウダーにはいろいろなカラーがありますが、濃いベージュなどは余計に肌を暗く見せてしまう可能性があるので、注意が必要。
「クリアタイプ」や「白色タイプ」を選ぶか、
もしくは透明感を出す効果がある「ブルー」「ラベンダー」「イエロー」タイプのフェイスパウダーを選びましょう。
透明感メイクのコツ(5)目はアイラインで盛る
透明感を出すうえで気を付けたいのが「アイシャドウ」。
ブラウンを乗せる範囲が広ければ広いほど、色素感が出て透明感の印象が薄れてしまいます。
アイシャドウはあくまでも「薄―く」がポイント。
濃いブラウンは使わず、ライトブラウンやヌーディーベージュなどのカラーを選ぶようにしましょう。
むしろ、必要ない方はアイシャドウはつけなくても良いかもしれません。
「でも、それだけじゃ目ヂカラが足りない・・・」
そんな方にオススメしたいのは、「アイライン」。
透明感メイクでは、アイシャドウを控えめにする代わりに、アイラインで盛ります。
ブラウンのリキッドアイライナーを、いつもよりやや太めに1本引いてください。
これだけで、濃いアイシャドウをたっぷり付けなくてもしっかりと目ヂカラを出すことができます。
アクセントとして引いたアイラインは、白い肌をより引き立てる効果もあります。
また、まぶたの際をアイラインで埋めるとなおよし。
さりげなく目ヂカラをアップしてくれます。
透明感メイクのコツ(5)唇には血色感を
透明感メイクでは、ベースメイクで血色感を控えめにしているため、唇まで血色感を消してしまうと「不健康」に見えてしまいます。
そのため、唇だけは血色感のあるリップを使い、色味を足すようにしましょう。
とはいえ、肌自体を白くしているため、唇だけがクッキリしていると浮いた印象になってしまいがち。
透け感のあるリップを選ぶことで、色白肌と調和させることができます。
「血色感と透明感のバランス」が非常に重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本日は「透明感の作り方」を解説しました。
透明感は、ただ肌を白くするだけ、ただ薄化粧をするだけではダメ。
さまざまな工夫によって作られているのです。
「〇〇ちゃんは透明感があってうらやましいな~」と指をくわえてみていたあなた。
透明感は、メイクでちゃんと作ることができます。
あなたも今日から、透けるような透明女子を目指してみてはいかがでしょうか。