どうしても臭う梅雨…加齢臭や汗の臭いも撃退する、臭い対策はこれだ!

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どうしても臭う梅雨…加齢臭や汗の臭いも撃退する、臭い対策はこれだ!

爽やかな風が吹く春から、梅雨、そして夏へとジメジメした季節へ変化していく時期となりました。

涼しい季節とはうってかわって汗が気になったり、ジメジメした湿気から嫌な臭いがしたり…。様々な臭いの悩みに直面することがあります。

一口に臭いと言っても体臭の種類は様々です。梅雨に発生する独特の臭いからアラフォーになると発生しやすい臭いまで、原因と対策についてご紹介していきます。

梅雨には臭いが気になる?

雨が降ったり、夏の暑い季節に湿度が70%を越えたりすると顕著に湿気がこもり始めます。湿気が溜まる部屋ではなるべくこまめに換気することが大切ですが、雨が降り止まない梅雨には換気が逆効果となる場合もあります。

湿度が上がり部屋がジメジメするとカビの発生や雑菌の増殖を促してしまいます。普段の生活臭と混じり、より不快な臭いに…

普段着ている服も、湿度の高いクローゼットにしまっておくと臭いの元となってしまいます。また、そんな湿気と相まって少しずつ気温も上昇する梅雨は汗も臭いの元となります。ジメジメした服を着て汗をかき、さらにジメジメ…と臭いの温床が出来上がってしまうのです。

では、そもそも汗はなぜ臭うのでしょうか?

汗が臭くなる仕組み

汗を分泌する”汗腺”は2種類に分かれています。それぞれの汗腺によって、汗の成分も違うそう。

 

・エクリン腺

 

体温調整をするためにかく汗や、皮膚の潤いを保つために出る汗はこのエクリン腺が元となっています。この汗腺はほぼ全身にあり、分泌される汗は基本的には無色透明です。また、この汗は臭いもほとんどないので、エクリン腺から出る汗はさほど気にしなくてOKです。

 

・アポクリン腺

 

こちらの汗腺は思春期以降活発に活動し始めます。脇の下などの特定の部位にあり、エクリン腺と違いアポクリン腺から発生する汗は白く濁っていてネバネバしています。

汗をかいたときにベトベトしていたら、アポクリン腺からの汗を疑いましょう。

この汗腺からの汗にはタンパク質やアンモニアなどの臭いの原因となる物質も含まれているので、汗をかいた後の嫌な臭いはアポクリン腺からの分泌の可能性が高いです。また、この汗腺からの汗はワキガの原因にもなってしまうそうです。

 

つまり、汗の臭いの原因はほとんどがアポクリン汗腺にあるということ。ではこの汗腺はどのように作用して臭いを発生させてしまうのでしょうか?

汗が細菌のエサに?

アポクリン汗腺からの汗は細菌のエサになる成分を多く含んでいます。皮脂やタンパク質などがその細菌のエサとなり得る成分です。また、アポクリン汗腺はそもそもが湿気のこもりやすい部位に分布しており、細菌の増殖をさらに促してしまいます。

さらにその汗に含まれるアンモニアなどが細菌に分解されると特有の臭いが発生してしまいます。汗による細菌の増殖が、「汗臭い…」と思ってしまう原因の1つなのですね。

臭いを悪化させてしまう食べ物

汗のニオイには、食生活も関係してきます。肉などに含まれるタンパク質や乳製品に含まれる動物性の脂肪分を大量に摂取すると、タンパク質が分解されきれずに汗腺から分泌されてしまいます。これが前項のように細菌のエサとなり、臭いの原因をもたらしてしまうのです。他にもニンニクや玉ねぎ、辛い料理、アルコール等の過剰摂取も臭いを強くしてしまう原因に。

ストレス発散のために好きなものを食べることも大切ですが、適切な分量を考えないと汗として臭いを発してしまうので気をつけましょう。

汗腺機能の低下

汗腺は汗を分泌させるだけでなく、体に必要な栄養素やミネラルを再び吸収してくれる機能を持っています。しかしこれは正常に汗が分泌されている場合の話。暑いからといってクーラーで身体を冷やしすぎたり、ストレスや運動不足が続いたりすると汗腺の機能が低下し、栄養素やミネラルを吸収する力が衰えてしまいます。これにより過剰に排出されたミネラルが菌により分解され臭いの元となってしまうのです。

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