トリートメントに含まれているCMCって?どのような効果があるの?
美しい髪を手に入れるためには、毎日のヘアケアが欠かせません。ドライヤーやコテの熱、カラーやパーマなどのダメージで、「髪の毛がパサついてまとまりにくい」「手触りやツヤが悪い」などの悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが「CMC」を配合したトリートメントです。今回はCMCとはどのような成分なのか、髪におけるCMCの役割やおすすめのトリートメントなどについてご紹介します。髪のパサつきや広がり、ハリのなさに悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
CMCとは?
CMCとはCell Membrane Complexの略で、髪を構成する成分のひとつです。健康な髪の毛に含まれている成分なのですが、カラーやパーマなどの薬剤施術に弱く、ダメージとともに不足するといわれています。
CMCが不足すると髪のパサつきや広がり、ハリ・コシが無くなるなど、さまざまなトラブルが起こりやすくなると考えられています。
CMCは、髪を健康的な状態に保つために不可欠なのです。
CMCの役割
ここでは、美髪に欠かせない成分であるCMCの役割について解説します。
キューティクル同士の接着剤
CMCには、キューティクルやコルテックスといった髪を構成する細胞同士をつなぎ合わせる役割があります。
さらに細胞間のクッションのような役割を果たし、髪に柔軟性を与えます。そのため、CMCが不足するとキューティクルが剥がれ落ち、髪の手触りやツヤが悪くなりやすくなるといわれています。
水分や薬剤の通り道
CMCは、水分やヘアカラー、パーマなどの薬剤の通り道でもあります。CMCを十分に保っていればカラーやパーマの薬剤が髪内部にしっかり浸透し、持ちや発色がよくなるといわれています。
カラーやパーマの持ちが悪い方はトリートメントでCMCを補修するのがおすすめです。
髪内部の水分を保持
健康な髪の毛の水分量は12%前後だといわれています。この水分をドライヤーやコテの熱から守ってくれるのがCMCです。
CMCがなければ髪内部に水分を蓄えられず、髪が乾燥してパサつきやすくなります。また、不必要な水分を髪に含んでしまいハリがなくなったり、乾きづらい髪になってしまったりすることも。
CMCを補うことでまとまりがよくなり、毛先までうるおいのあるしなやかな髪によみがえります。
CMC配合トリートメントの使用方法
ここからは、CMC配合のトリートメントの使用方法についてみていきましょう。
インバストリートメントの場合
シャンプーをしっかりすすぎ、タオルドライなどで水分を取り除いてから使用します。水分をとることで、トリートメントの浸透力アップが期待できます。
髪の長さに応じて適量を手に取り、毛先から中間にもみ込むように塗布しましょう。根元につけると、頭皮や髪のベタつき、ボリュームダウンの原因になってしまうため注意が必要です。
次に目の粗いコームを使ってとかし、髪1本1本にトリートメントを浸透させます。浸透するまで7分~10分時間を置いたら、ヌルヌル感が取れるまでしっかり洗い流しましょう。
アウトバストリートメントの場合
アウトバストリートメントは、髪を洗い終わって濡れている状態でつけるのがポイントです。髪を保護するキューティクルには、乾燥すると引き締まり、水に濡れると開くという性質があります。そのため乾いている状態よりも、濡れている方が有効成分が髪内部に入りやすいと考えられています。
髪を洗い終わってすぐ、びしょびしょに濡れている状態でアウトバストリートメントを塗布。タオルでポンポンと挟むようにやさしく水分を取り除き、ドライヤーで乾かしましょう。
ただし使い方はメーカーによって違いがあるので、各製品の使用方法に従ってご利用ください。
おすすめのCMC配合トリートメント3選
ここからは、おすすめのCMC配合トリートメントを3つご紹介します。
オッジィオット セラムCMCオイル
オッジィオット セラム CMCオイルは、細毛や軟毛・ダメージが気になる人におすすめのアウトバストリートメントです。ナノ化CMCがキューティクルを保護し、使うたびにしなやかな髪へ導いてくれます。
ローズヒップ油やアーモンド油、ホホバ油、ラベンダー油などの植物オイルが乾燥から髪を守り、髪にうるおいを与えてくれます。
ルベル イオ クリーム メルトリペア ヘアトリートメント
地肌や髪をトータルでケアし、イキイキした髪に導いてくれるルベルの「イオシリーズ」。
「メルトリペア ヘアトリートメント」は、CMCカクテルがダメージ部分をしっかり補修し、しっとりまとまりやすく扱いやすい髪に仕上がります。「おさまりよく仕上げたい」「髪のふくらみや広がりが気になる」という方におすすめです。
デミ コンポジオ CMCリペアトリートメント
毛髪保護成分や保湿成分配合の「CMCリペアトリートメント」は、ダメージでパサつきがちな髪にまとまりとツヤを与えてくれます。CMC補修成分の働きにより、カラーリングやパーマをより長くきれいにキープする効果も期待できます。カラーやパーマをより長く楽しみたい人におすすめです。
落ち着きのあるテンダーフローラルの香りで、リラックスしながらヘアケアができるのもポイントです。
まとめ
CMCには髪内部の水分保持や、キューティクルを補修して髪をツヤツヤにするなど、さまざまな効果があります。
CMC配合のトリートメントを使うことで、髪のハリやコシが生まれたり、カラーやパーマの持ちがよくなったりとさまざまな効果があります。日常的にパーマやカラーリングを楽しみたい方や、ドライヤーやコテの熱などによるダメージが気になる方はぜひ試してみてください。