こんなに違う!男女それぞれが思う「浮気」とは
男女別 相手にされたら嫌な浮気の種類
多くの男性は、相手に「身体的浮気」をされる方が嫌で、多くの女性は、「精神的浮気」をされる方が嫌という考えを持っているとのことです。
なぜこのような意見になるのかというと、男性と女性とでは、子供をつくった場合のリスクが根本から異なるためです。
①男性にとってのリスク
まず男性が自分の子供をつくる場合、相手の女性の体で産んでもらうわけですが、ここに男性が思う最大のリスクが潜んでいる可能性があるのです。
人間は動物的本能として、自分の遺伝子を残したいからこそ、生殖活動を行うようになっているのですが、子どもは結局女性の体から産まれます。するとその子が本当にその男性の遺伝子を受け継いだ子供なのかは、科学的調査をしなければ、確証は持てないのです。要するに、他の男の遺伝子をもった子供である可能性もあるわけです。
一方、女性は自分の体で産んでいるので、科学的調査などするまでもなく、間違いなく自分の遺伝子を受け継いだ子供と言えます。
実際、日本においても、母親から生まれてくる子供が、父親の子供ではない確率が、1〜2%程度あると言われています。
もちろん、その中には、自分の子供では無いと理解した上で育てていくケースもあるでしょうが、男性も本来の雄としての動物的本能としては、やはり、確実に自分の遺伝子を残したいと考えるものです。
よって本能的にも多くの男性にとっては、自分の恋人に身体的浮気をされる事が、精神的浮気をされる事以上に嫌なことなのです。
②女性にとってのリスク
次に女性が子供をつくる場合の最大のリスクですが、それは妊娠・出産・子育ての間は自由に活動ができなくなる事です。
男性の場合は射精したら終わりですが、女性の場合は、子供を身ごもっている期間が約10カ月、そして、生死をかけた多大な激痛とストレスを伴う出産、産まれた後は授乳、お世話で2~3年の間はほぼ子どもにつきっきりで、身軽に動けません。その間は、食糧を運んできたり(お金を稼いできたり)外敵から自分や子供の身を守ることは、パートナーである男性に任せるしかなくなってしまいます。
しかしそんな中、パートナーの男性に、他の女性に対しての「精神的浮気」をされてしまったら、今後共に育てていかなければならない子供や自分に対して、安定的に食糧やお金が供給されなくなったり、外敵から守ってもらえなくなったりするリスクも出てきてしまうかもしれません。幼い子どもの世話をしながらそんな不安に駆られて過ごすのは考えられないほどのストレスですよね。
もちろん「身体的浮気」の場合でも、他の女性のもとに子どもができてしまうというリスクは否定できませんが、風俗や一夜限りの関係であれば、そのようなリスクはかなり確率的には低く、食糧や一夜を共に過ごす費用は出て行くとしても、「精神的浮気」に比べればリスクはかなり小さいので、大きな問題には発展しない、と自然に考えるのです。
このように、男性と女性では、相手に浮気をされた場合の「リスク」の内容が根本的に異なるため、「相手にされると嫌な浮気の質」も全く違ってきます。
ただし、だからといってこんな浮気ならしてもいいんだ、ということでもなく、相手にとって不安を与えることには変わりありませんので、上記内容を踏まえた上で、パートナーに不安を与えさせてしまうような行動は慎むように、心がけなければならないということです。
まとめ
以上、男性と女性でこんなにも浮気に対する考え方が違うということがお分かりいただけたでしょうか。そもそも雄・雌という生き物としての性別が違うので、生きる目的、本能が違うということがやはり根底にあります。ただ私たちはそんな本能を持ち合わせてはいますが、理性をもった人間です。
どんなに本能で指令を出されたとしても、それをなんとか食い止める理性を働かすことは出来るはずなのです。その気持ちの強さをもってすれば、浮気で相手を悲しませることなく、一途に想って幸せにすることができるのではないでしょうか。
色々な人がいて、刺激がないと人生つまらない、せっかくだから色々な人と出会いたい、バレなければいいじゃない、と浮気を気軽にしてしまう人、罪悪感もなくパートナーを裏切れてしまうひともいるかもしれません。そのことを全否定することも、裁くことも、一市民の筆者にはできません。色々な事情や状況があるのかもしれませんし、たまたま正常な判断ができなかったのかもしれません。ただ、浮気相手の人の気持ちは?パートナーの気持ちは?家族の気持ちは?そう思うと、浮気をすることのメリットは、本人の自己満足以外に何も感じられないのです。とても自分勝手で利己的な行動だと思ってなりません。
私たちが人間としてこの世に生を受け、言葉を使って、理性を持って、大切な人を見つけられたのであれば、その人のことを人間らしく思い続けることが幸せへの近道ではないかと、心から思います。
軽い気持ちで浮気に手を出してしまうのは、本当に危険です。そんな関係を持ってしまいそうな人、もう持ってしまっている人、今からでも遅くないです。どうか自分にとって一番失いたくないものは、一番大切なものは何かを今一度考えてみてくださいね。
<参考文献>
https://cancam.jp/archives/504868
https://www.tantei-mr.co.jp/articles/?p=1547
https://sp.comics.mecha.cc/free/mechamaga/articles/b-uwaki-nr
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