【医師監修】イオン導入の進化版?『エレクトロポレーション』のメリットやデメリットをご紹介
みなさんは「エレクトロポレーション」とは何かご存知ですか?
いきなりエレクトロポレーションという言葉だけ聞いても、なんのことかわからないという方も多くいるでしょう。
エレクトロポレーションとは、美容施術のひとつです。
今回はスキンクリニックで副院長を務める美容皮膚科医監修のもと、この「エレクトロポレーション」について詳しくご紹介していきます。
「エレクトロポレーション」とは?
エレクトロポレーションとは、「エレクトロ」という言葉からも推測できるように、電気の力で肌の細胞膜に小さな穴を開ける美容施術のこと。
目的は細胞内までしっかりと美容成分が浸透させることで、「電気穿孔法」と呼ぶこともあります。
「エレクトロポレーション」の効果は?
エレクトロポレーションの効果は「イオン導入」の20倍~70倍(機種によって異なる)ともいわれています。
そもそも肌は細胞が密着して形成されていて、その表面を各層が保護することで守られています。
外部からのものを簡単に肌の中に取り入れないような仕組みになっているので、当然美容液などの良い成分であっても、例外なくシャットアウトされてしまいます。
そこで、エレクトロポレーションを使用して一時的に細胞膜に小さな穴を開けることで、なかなか浸透しなかった美容液を肌の中に流し込むことができるといわれています。
「イオン導入」との違いは?
「イオン導入」とは専用の機器を利用して皮膚に微弱な電流を流すことで、普段は浸透しにくい美容成分を肌の奥底まで浸透させる美容施術法のことです。
イオン導入もエレクトロポレーションも美容液の成分を肌に浸透させるために電気を用いるという点では共通していますが、両者は肌に染み込ませる美容成分が異なります。
イオン導入では成分をイオン化してから取り入れるため、粒子の小さな成分には向いています。
しかし、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの大きな粒子は浸透しにくいため、エレクトロポレーションより浸透率が低いといわれています。
「エレクトロポレーション」はどんな人におすすめ?
エレクトロポレーションを試してみるべき人は、肌荒れやシミ、しわに悩んでいる方、毛穴の開きが気になる方、お肌のハリが無くなってきて老化を感じている方などです。
「エレクトロポレーション」施術の流れ
エレクトロポレーション施術の流れとしては、まず医師に肌の状態をチェックしてもらうために洗顔をして化粧を落とします。
次に、肌の状態を診察しながら、取り入れたい成分などをカウンセリングで決めていき、その後導入剤を塗り施術を開始します。
施術が終われば、メイクをして帰宅することができます。