【医師監修】加齢と共に顔に出現する「ゴルゴ線」とは?整形以外にも解決方法はある?!
年齢を重ねるにつれ、頬のシワが気になってきたり、ふと電車の窓に映った自分の顔があまりに老けて見えて驚いたりした経験はありませんか?
頬が垂れてできるブルドッグのようなシワ、頬のたるみがあご先まで目立つ線、目頭から頬に向けて伸びるシワ、この「3大老け顔ライン」をご存知でしょうか?
顔に染み付いてしまったと思われるこのシワですが、実は顔の表情筋を鍛えるだけで目立たなくなるんです!
そこで今回は、スキンケアに精通した美容皮膚科医監修のもと、加齢と共に顔に出現するシワに着目し、様々な解消方法をご紹介していきます。
ブルドッグラインとは
下まぶたや、目頭のあたりから頬にかけて斜め下に伸びている「ゴルゴ線」。
ゴルゴと言われる所以は、かの有名な「ゴルゴ13」の主人公に刻まれたシワからその名前になっています。
このゴルゴ線があるだけで、年齢以上に老けて見えやすくなってしまいます。
指や手を使って簡単にできるマッサージを続けて、顔のコリを取りながら下まぶたの上がった若返りフェイスを目指しましょう。
このゴルゴ線ができてしまう原因ですが、目の周りの筋肉である眼輪筋は口の周りの筋肉である口輪筋と同じく大変衰えやすい筋肉です。
そのため、下まぶたから斜めに向かって大きなシワが刻まれてしまいます。
ゴルゴ線ができてしまうということは、目の周りの眼輪筋が弱まっている証拠であり、上まぶた自体の動きも良いものとはいえません。
眼輪筋が衰えていることが原因で、目を開ける際に頬の周りの前頭筋を使用しなければならず、下まぶたの他に頬にまでシワができてしまうのです。
また、皮膚や表情筋が緩んだことや皮下組織の減少による皮下脂肪の下垂などによって刻まれたシワも、さらにゴルゴ線を目立たせてしまう原因となっています。
ゴルゴ線があることで眼輪筋に負荷がかかり、額にまでシワができ、顔全体が年齢以上に老けて見せてしまうのです。
日頃の顔マッサージによって目と頬周辺の筋肉のコリをほぐしながら、眼輪筋を鍛えることでゴルゴ線を解消して若返りフェイスを目指しましょう!
ゴルゴ線はどうしてできるの?
まぶたの下か頬にかけて斜めの大きく横断していることから、実はほうれい線よりも世の中の女性を悩ませているゴルゴ線ですが、どのような習慣から生まれるのでしょうか。
その原因は加齢だけには限りません!
1日中パソコンで作業をしていたり、ずっと座りっぱなしで同じ姿勢でいたりすると体全体の血の巡りが悪くなります。
また、あまり人と会話をせず、表情筋が動く回数が少ない人は、表情が豊かなひとに比べて表情筋が凝り固まっています。
そのため、筋肉が硬直してしまい、血液循環も悪くなり、リンパが詰まっていしまいます。
それらが原因で顔全体の皮膚の針が低下し、むくみや脂肪、エラの原因の原因となり、さらにそれらが蓄積することでゴルゴ線は生まれるのです。
つまり、普段の生活で意識をするだけでゴルゴ線の原因を解消できるのです。
これからご紹介するマッサージで硬直している表情筋を徐々に柔らかくしてほぐしていくことで、老廃物が外に流れてリンパの詰まりなども解消されます。
それによってゴルゴ線が目立たなくなっていくと共に、素肌にもハリが生まれるのです。
シワの原因となる様々な要因
あなたは普段タバコを吸いますか?
またそれはどのくらいの頻度で吸いますか?
1ヶ月に1箱以上吸う人は用心してください。
喫煙によって体内のビタミンCが減少し、さらには活性酸素の増加によってシワのラインがより深く刻まれるようになります。
そのほかにも、睡眠不足によって目の疲れが解消されないと眼輪筋が凝り固まってしまうので、きちんと睡眠をとるようにしましょう。
さらに、アルコールや塩分の摂取過多は顔がむくむ大きな原因となり、砂糖の過剰摂取は皮膚の弾力が低下する原因となるので控えるようにしましょう。