【医師監修】鼻の印象を変えて、憧れのスッキリフェイスを実現する方法と注意点とは
顔の中心にある「鼻」は、顔のバランスや立体感を決める重要なパーツです。
目元の印象はメイクで変えられますが、自然に鼻の印象を変えるにはかなりメイクテクニックが必要だったりしますよね。
低すぎる鼻を高くしたい、大きくぼってりした鼻を小さくしたい、年齢とともにゆるんでくるフェイスラインを引き締めたい…。
ここでは、そんな尽きない鼻の悩みを「美容整形」という方法でどのように解消できるのか、美容外科医監修のもと詳しく解説していきます。
鼻は、顔のバランスや立体感を左右する
立体的な顔は、多くの日本人の憧れですよね。
欧米人のような立体感のある小顔になりたいと、洗濯バサミで鼻をつまんで寝たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
鼻が低くて平坦だと顔全体が大きく感じてしまったりもしますよね。
逆に鼻先が大きすぎたり小鼻が膨らんでいるなど、鼻が大きすぎることで勇ましく力強い印象を与えてしまっているのでは、といったようなお悩みもあるでしょう。
鼻は顔全体のバランスの要。
鼻筋が通ることで目も大きく強調されますし、鼻の大きさが整うと顔全体の印象もぐっと整います。
一言で「鼻の整形」といってもどんな方法があるの?
鼻の美容整形には様々な種類がありますが、ここでは「鼻が小さすぎる」「ダンゴ鼻を小さくしたい」「鼻の穴を小さくしたい」というお悩みを解消する手術方法の一部をあげてみました。
【小さい鼻を高くしたい方に/プロテーゼを挿入する】
プロテーゼとは人工軟骨のこと。
医療用シリコンでできたプロテーゼを鼻に挿入し、小さく低い鼻を高くしたり鼻筋を通したりします。
鼻の穴の中から挿入する場合は、傷跡が目立つ心配もありません。
クリニックによって用意されているプロテーゼの形は様々だったり、オーダーメイドで形成したプロテーゼを用意してくれたりしますが、基本的な形状は大きく分けて「I型」「L型」の2種類あります。
・自分の鼻筋の上に挿入
・鼻先(鼻の一番高いところ)に無理な負担がかからず、衝撃に強い
・皮膚や鼻先への負担がかかりにくい
・鼻先を高くしたり、丸みを取ったりはできない
・自分の鼻筋から鼻先にかけて挿入
・鼻先もある程度高くすることができる
・固定力、安定力がある
・鼻先に負担がかかり、皮膚が赤くなったり形が浮き出ることがある
・笑った時に鼻先が上がり、不自然なブタ鼻のようになることもある
・サイズや形が合わず、プロテーゼの輪郭が浮き出てしまうこともある
・プロテーゼの質によれば、触った感じが不自然になることがある
・感染症を引き起こす場合もある
【大きすぎる鼻には/鼻軟骨の縫合など】
鼻先の丸さやボリュームなど、鼻が大きすぎる悩みに対応した施術です。
鼻の皮下組織の脂肪や鼻の土台となっている軟骨の余分な部分を切除します。
そして、鼻先の軟骨を縫合して中央に寄せたりすることも行います。
大きすぎる鼻の原因は、軟骨の形だけでなく脂肪や皮膚の厚みも考えられ、複合的なものです。
その施術は個々様々です。
鼻軟骨を切除する整形は一度受けるとやり直しは難しいので、信頼できる医師を見つけてしっかり相談する事が重要です。
【鼻の穴や小鼻を小さくしたい/鼻翼縮小】
・100人いれば100通りの方法がある
・傷跡が目立ってしまう場合もある
鼻翼とは、左右の小鼻のこと。
外に広がって幅が広くなった鼻の皮膚と組織を切除し、細い糸で縫合します。
鼻の穴の中と小鼻の溝にかけて丁寧に縫い縮める方法であれば、傷跡も目立ちません。
鼻翼縮小には、「内側法」と「外側法」と呼ばれる施術方法があります。
元々の鼻の形状を見て、どちらの方法が適切か考慮して選択します。
いずれも余分な皮膚や組織を取り除いてしまうので、半永久的に効果が持続します。
ところで、外側切除法は内側切除法が既に含まれている技法のため、これらの複合手術というものは本来存在しません。
もし2つの手技の複合手術というメニューがあった場合、料金が不必要に高く設定されることになるため、よく注意して見る必要があります。
・鼻の穴の内側の余分な皮膚を切除、縫合。小鼻の外側まで切らない方法
・小鼻は気にならないが、鼻の穴が大きい方にオススメ
・小鼻の外側と内側の余分な皮膚を切除、縫合する方法
・鼻の穴とともに小鼻が外に大きく張り出している方にオススメ
・小鼻の形が不自然になることもある
・鼻の穴が細長くなる、左右差ができてしまうこともある
【切らずに整形したい方に/ヒアルロン酸を注入する】
注射でヒアルロン酸を注入するだけの、いわゆるプチ整形です。
部分麻酔の場合、手術中の確認を希望すれば、途中で仕上がりを見せてもらいながら施術を受けられます。
施術時間は10分ほど。
切開せずに鼻を高くできるので、ダウンタイム(手術からの回復期間)がほとんどありません。
・目と目の間から鼻先の上までを高くできる
・ヒアルロン酸は、もともと体内にある自然な成分でアレルギーの心配は低い
・持続期間はヒアルロン酸のタイプや銘柄によってかなり異なる。1~2年間効果が持続するものが主流
・プロテーゼや切開術には抵抗があるという方にオススメ
・ヒアルロン酸の質や注入量によって、鼻柱が太く横に広がってしまうこともある
・内出血が起こる場合もある
・注入量が多過ぎると全体的に腫れぼったい印象に仕上がる
・感染症を引き起こす場合もある
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