【医師監修】尿もれや膣のゆるみに効果絶大!謎多きインティマレーザーを紐解く
インティマレーザーで治せる症状
インティマレーザーはデリケートゾーンのさまざまな不調に効果があります。
次のような症状で悩んでいる方は、インティマレーザーで治療することが可能です。
尿もれ
尿もれは大きく分けると、次の3タイプがあります。
1つ目は「腹圧性尿失禁」です。
・くしゃみや咳をした時。
・大きな声で笑った時。
・重い物を持ち上げた時。
・運動をしている時。
このような場面に尿もれが起きる人は、腹圧性尿失禁に当てはまります。
加齢や出産などによって骨盤底筋がゆるむことによって起きる尿もれです。
2つ目は「切迫性尿失禁」です。
・水仕事をしている最中、急に尿意を感じて間に合わなかった。
・急にトイレに行きたくなって、我慢するのが難しいと感じる。
このような症状がある人は、切迫性尿失禁かもしれません。
骨盤底筋の衰えや、膀胱が過剰に反応する「過活動膀胱」などによって起こる尿もれです。
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状が両方現れている場合は「混合性尿失禁」に当てはまります。
インティマレーザーはいずれの尿もれに対しても効果を発揮します。
お風呂上がりに膣からお湯が出る
お風呂上がりに膣からお湯が出てくるのは、膣がゆるんでいるサインです。
膣のゆるみは、顔のたるみと同じような原因が考えられます。
顔のたるみは表情筋の衰えや肌のハリを支えるコラーゲンの減少が原因です。
膣のゆるみも同様に、骨盤底筋群の衰えと膣壁のコラーゲンが減少することで起こります。
加齢によって女性ホルモンの働きが低下すると、コラーゲンの生成がうまく進みません。
その結果、膣粘膜が薄くなり、膣の締まりが悪くなります。
インティマレーザーは熱の力でコラーゲンの再生を促し、ふっくらと引き締まった膣を取り戻します。
膣からオナラのような音がする
膣がゆるむと膣内に空気が溜まりやすくなり、動いた拍子にブーっと音が鳴ってしまうことがあります。
オナラと勘違いされると恥ずかしいし、本当の理由を説明するのも恥ずかしいですよね。
インティマレーザーで膣の締まりを取り戻せば、もう恥ずかしい思いをしなくて済みます。
性交渉の満足度が下がってきた
加齢や出産などにより膣の締まり具合がゆるくなると、性交渉時の密着度が下がります。
自分だけでなく、パートナーの満足度も下がってしまうかもしれません。
女性ホルモンの機能低下は、陰部のかゆみや膣の潤い不足、灼熱感などの不快感を引き起こすこともあります。
インティマレーザーは膣内の組織を若返らせる効果があり、膣のゆるみだけでなく性交痛の改善にも効果的です。
従来行われていたホルモン治療と違って、副作用の心配もありません。
デリケートゾーンの黒ずみ
デリケートゾーンは摩擦や加齢によって黒ずみやすい部分です。
黒ずみの原因となるメラニン色素は、摩擦による刺激によって生成されます。
また、加齢によって肌のターンオーバーが進まなくなると、メラニン色素が沈着。
肌が黒ずんでしまうのです。
インティマレーザーは、陰部や膣粘膜の施術に最適な波長を持つレーザーで、沈着したメラニン色素を除去します。
従来のレーザーは照射できず、手術で切除するしかなかった小陰唇にも施術可能。
肛門付近や乳輪の黒ずみにも効果があります。
よくあるインティマレーザーの疑問
実際にインティマレーザー治療を受けるなら
「痛くない?」
「治療費はどれくらいかかる?」
などの疑問を解決しておきたいですよね。
最後にインティマレーザーのよくある疑問にお答えします。
本当に痛くない?
インティマレーザーはメスを使わず、粘膜にも照射できる波長のレーザーを使用します。
そのため、やけどや出血の心配がほぼありません。
膣の奥はほとんど痛みを感じない部分ですが、入口部分は痛みに敏感。
ですから、入口付近には麻酔クリームを塗ってから施術を始めます。
個人差はありますが、部分的に熱さを感じる程度で、強い痛みを感じることはありません。
ダウンタイムはどれくらい?
膣の縮小や尿もれ防止の施術を受けた場合、3日程度は性交渉やタンポンの使用を控えてください。
黒ずみ除去のダウンタイムは約1週間です。
施術を受けた日の入浴はシャワーのみにしましょう。
翌日からは湯船に浸かっても大丈夫です。
治療費は?保険適用になる?
インティマレーザーは保険適用ではなく、自費診療です。
治療費は病院によってかなり開きがあるので、参考までに。
膣の縮小と尿もれ防止の治療はそれぞれ1回10万円前後から。
黒ずみ除去は3~8万円程度です。
複数の治療をセットで行えるメニューを設けている病院もあります。
大切な部分の治療ですので、安さだけで選ばないようにしましょう。
また、治療実績が多数あり、評判のいいクリニックを選びましょう。
デリケートゾーンの治療が初めてという方は、女性医師のいるクリニックの方が受けやすいかもしれません。
ただ、男性医師でも治療実績が多数あるクリニックもありますので、こだわりがなければどちらでも安心して受けることができます。
治療回数・頻度は?
症状の程度によっては1~2回で効果が感じられる場合もあります。
複数回の治療が必要な場合、1~3ヶ月おきに施術を受けるのが一般的です。
効果の持続期間は?
治療後も筋肉は弱ってくるので、インティマレーザーの効果が続くのは1~3年ほどです。
メンテナンスのために、2年に1回程度は受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
デリケートゾーンの不調は症状が軽度であっても、精神的なダメージになります。
友達に相談することもできず、治療に踏み切る勇気もなかったあなた!
インティマレーザーはあなたが不安に思っていた要因が、ほぼ取り除かれた治療法だと思います。
ぜひお近くのクリニックでインティマレーザーを受けられるかどうか、さっそく調べてみてください。
監修医師プロフィール
みずほクリニック 院長 小松 磨史(こまつ きよし)
[経歴]
H6年 札幌医科大学卒業
H6年 札幌医科大学・形成外科入局
H10年 札幌医科大学・大学院卒業 医学博士取得
H10年 米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)
H12年 札幌医科大学・形成外科 助教
H14年 北海道砂川市立病院・形成外科 医長
H17年 大手美容形成外科入職(院長歴任)
H26年 みずほクリニック開院(院長)
[免許/資格]
・日本形成外科学会・形成外科専門医
・日本美容外科学会・正会員
・医学博士
[メッセージ]
私達が目指すのは、一人ひとりのコンプレックスを克服し、自信に満ちあふれた笑顔と晴れやかな気持ちでいて頂けることが何よりもの願いです。そのためには真摯に患者様と寄り添い、これからも美容外科医としての使命を果たしていきたいと考えております。
[クリニック紹介]
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