徹底解説!気になる小じわの原因とケア方法
「これはもしかして小じわ?」
鏡を見てふと気付いてしまった小じわ。一度気になると、顔のいろいろな部分が気になってくまなく探してしまう、という人もいるのではないでしょうか。テンションもふさぎがちになる小じわを目立たなくする方法があれば、是非試したいですよね。
そこで今回は、小じわを目立たなくするために行ってほしいポイント4つを紹介します。まずは、小じわができるメカニズムや原因から説明して、4つのポイントが小じわのケアになる理由をわかりやすくまとめました。シワ改善を謳った注目の化粧品も紹介します!
皮膚の構造と小じわについて
小じわのケア方法を知る前に、まずは整った皮膚の構造を知っておく必要があります。整った皮膚のメカニズムがわかることで、皮膚がバランスを崩した状態も併せてわかり、ひいては、小じわのできるメカニズムの説明にもつながるからです。
整った皮膚とはどんな状態で、なにがどうなると小じわになってしまうのか。順番にご説明していきます。
整った皮膚のメカニズム
皮膚は、一番外側の表皮、表皮の内側にある真皮、表皮のさらに内側にある皮下組織の3層でできています。「角質層」という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、これは表皮の中の一番外側にある層です。保湿機能、バリア機能などがあり、身体を守るとても重要な役割を果たしています。
真皮は、皮膚組織のなかの大部分を占めるものです。コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどがあり、これらが満たされていることで、皮膚のうるおいや弾力、ハリなどが維持されています。
皮下組織は最下層の皮膚組織で、大部分は皮下脂肪からなります。
小じわは特に角質層の状態が大きく関係していています。角質層の保湿機能やバリア機能がしっかり働いているときの皮膚は、小じわのないいキメの整った状態になります。
小じわができるメカニズム
小じわは、表皮の保湿機能やバリア機能が何かの要因で低下して、それまで整っていたキメが乱れたときに生じます。キメにそれまでより深い溝ができて、それが小じわとなって目に付くようになってくるのです。
小じわの原因
表皮の機能が低下して生じるのが小じわです。つまり、表皮の機能が低下する原因がシワの原因と言うことになります。
表皮の機能が低下する原因は大きく5つあります。原因別のケア方法とも関わってきますので、覚えておきましょう。
乾燥
小じわの大きな原因の1つとされているのが乾燥です。表皮の水分が保たれず乾燥すると、かさついてキメが乱れ、皮膚にできた小さな溝と溝とがつながって小じわになります。乾燥するとバリア機能も低下して、シワができる悪循環につながることもあります。逆に、バリア機能が低下することで保湿機能が低下し、皮膚が乾燥して小じわになることもあります。
季節による湿度の変化で乾燥することもありますが、エアコンによる乾燥も肌には影響します。乾燥する要因は一年中あると言えるでしょう。
紫外線
紫外線ダメージも、小じわの大きな原因の1つです。紫外線を浴びた肌は、細胞を紫外線から守ろうとして活性酸素を発生します。この活性酸素が増えすぎると肌の酸化が起こり、それが肌の老化へとつながるのです。肌の老化によって表皮のバリア機能や保湿機能は低下して、小じわが生じるわけです。
紫外線は、季節によって量に差はありますが一年中降り注いでいます。室内にも屋外の紫外線は入ってきますので、建物や部屋の中にいても浴びていることが多いです。紫外線を浴びるリスクは一年中あると言っても過言ではないでしょう。
加齢
年齢を重ねると、運動能力や内蔵機能、聴力や視覚など、身体の様々な機能が衰えてきます。
表皮も同様で、若いころはキメが整っていても、年齢とともにバリア機能や保湿機能が低下してきます。そうすると、キメが乱れて小じわが生じやすい表皮になってしまいます。
スキンケア方法
誤ったスキンケアが小じわを生じさせることもあります。
例えば、クレンジングのやりすぎは、必要な皮脂をうばって表皮の機能を低下させるので小じわにつながります。保湿ばかりを気にして、化粧水をバシャバシャと使うことを徹底して油分を補わないスキンケアでも、表皮の機能は損なわれてしまいます。
睡眠不足
睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れます。ホルモンの分泌は皮膚の再生や修復機能と関係していますので、ホルモンバランスが乱れると、皮膚の再生機能や修復機能が乱され、小じわが生じやすくなります。
偏食よる体調の乱れ
偏った食事では栄養バランスが摂れていませんので、新陳代謝や免疫機能なども含めた全身の機能低下に影響します。身体全体の機能がしっかり働かなくなれば、表皮の機能も低下するので小じわもできやすくなってしまいます。
たばこ
たばこは血流を乱しますので、代謝が悪くなり、それが表皮の機能を低下させます。肌は乾燥し、バリア機能も落ちおるので、小じわができやすくなります。
小じわケアのポイント
小じわの原因がわかると、適したケアも考えやすくなります。
基本的には。小じわの原因をシャットアウトするケア方法を取ることが大切です。
次の4つのポイントを押えておきましょう。
保湿ケア
小じわにまず大切なことは保湿ケアです。保湿力の高い化粧水や美容液、クリームなどの化粧品を使うように心がけて下さい。
目元は皮膚が薄いので乾燥しやすく、特に小じわが目立ちやすいところです。アイクリームのような目元専用の化粧品を使って丁寧に保湿するのもおすすめです。
毎日ではなくても良いので、定期的にシートマスクを使った保湿ケアも取り入れると良いです。有効成分が凝縮したシートを、一定時間肌に密着させて保湿成分の浸透を促すので、ハンドケアとは異なる保湿効果が期待できます。
ただし、使用方法の通りに使うように気を付けてください。シートが乾燥するまで肌の上にのせておくと、保湿するどころかむしろ肌の乾燥を促すことになりかねないからです。
オイルを活用
先ほど小じわの原因の説明でも触れたように、皮膚機能を正常に働かせるためには、油分を補うことを意識したスキンケアをすることが大切です。スキンケアにはオイルを取り入れたケアをするようにしましょう。
例えば洗顔後の肌に、まずは美容オイルを塗ってから化粧水、乳液など次のステップに入るというのがおすすめです。1回あたりに使うオイルの量は1~2滴です。化粧水の前に使うことで、油分を補うだけでなく、化粧水の浸透を促して保湿力を高める効果も期待できます。
使用感の好みにもよりますが、メイクのときにリキッドファンデーションに1滴垂らして使うという方法もあります。乾燥が気になる季節や、乾燥が特に気になる部分のメイクにおすすめです。
紫外線ケア
紫外線ケアは、保湿ケアと同等に小じわ対策には欠かせません。紫外線は季節を問わず365日毎日降り注いでいますので、日焼け止めを塗ったり防止や日傘で対策をとったりなどして、毎日のケアを心がけましょう。
日焼け止めには、UV-B(シミやそばかすの原因)を防ぐSPF値と、UV-A(しわやたるみの原因)を防ぐPA値があります。整った肌状態を保つためにはどちらも防ぐことが大切です。
必ずしも高い数値の日焼け止めにする必要はありません。
外出頻度や季節など、状況に応じて適した数値の日焼け止めを使うようにしてください。
体調管理
睡眠と食生活は、肌の機能を正常に保つために不可欠な生活習慣です。
よく睡眠を取り、バランスの取れた食生活で、身体の代謝を維持して健康な肌の再生機能を促しましょう。
睡眠
肌が作られやすい時間帯は午後10時から午前2時と言われています。この時間帯は良い睡眠を取っていることが理想的です。
毎日同じ時間だけしっかり睡眠をとることを意識してください。1日7~8時間の睡眠時間が良いとされていますが、時間の長さに固執するよりも、質の良い睡眠をとることが大事です。室内灯、音楽、ルームフレグランスなどで、リラックスして眠れる環境作りを工夫しましょう。
食事
肌の生成を助ける食べ物はタンパク質です。大豆・肉・魚などの食品を積極的に食べましょう。ビタミン類は代謝アップや免疫力アップなどをサポートします。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、摂取した栄養素を最大限に活用するために不可欠です。
どの栄養素も、肌の機能を維持するためには欠かせません。バランス良く摂っておくことが大切です
小じわ対策に大切なことは日々のケア意識
肌の構造から小じわのできる原因、そして小じわのケア方法についてご紹介しました。
保湿ケアや紫外線ケアなど、どれも基本的な方法なので是非押えておきましょう。
大切なことは、気になるしわだけをケアするのではなく、皮膚が正常に機能する生活習慣を毎日意識して過ごすことです。そのため、睡眠や食生活も、小じわ対策のケアとして切り離せません。
生活全般をもう一度見直して、さっそく今日から小じわ対策になる生活を心がけるようにしましょう。
参考サイト
SK-Ⅱサイト
https://www.sk-ii.jp/skincare-101/everything-you-need-to-know-about-wrinkles
ドクターシーラボサイト
https://www.ci-labo.com/item/makeup/hiyakedome/article/00000022/
銀座肌クリニック
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