【医師監修】どうしても若返りたい!整形って実際どうなの?
老け顔回避。タルミ対策
フェイスラインがたるんでくると一気に老けて見えてしまいます。
このタルミの原因はなかなか自分では解消できません。
なぜかと言うと、タルミの原因はお肌だけで無く、加齢による表情筋の衰えや骨の萎縮で進行していくものだからです。
切らないフェイスリフトでタルミを改善
サーマクールは、高周波(ラジオ波)を用いた施術。
サーマクールの仕組みは電子レンジと同じようなもので、真皮層に熱を持たせ、コラーゲンやヒアルロン酸を収縮させる事で全体的にお顔を引き締める事ができます。
皮膚表面にダメージを与えることなく、皮下のコラーゲンや皮下組織を引き締めるため、切らないフェイスリフトとも呼ばれています。
また、熱で傷ついた細胞が修復される際にコラーゲンが生成されるため、治療の効果は直後から徐々に現れ、しわとたるみに大きな効果を発揮します。
これがウワサのHIFUマシン
HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略で高密度焦点式超音波療法を意味します。
HIFUはレーザーや光エネルギー、高周波では届きにくい皮下組織や脂肪層にまでアプローチする事ができ、皮膚表面にダメージを与えることなく熱エネルギーを加え、筋肉を引き上げ、たるみを改善する事ができます。
サーマクールと同じく施術後、数か月間にわたってコラーゲン増生と引き締め効果が期待できるリフトアップ治療機器です。
フェイスリフトに興味があっても、メスを使った手術に抵抗がある方にオススメです。
ただし、知識のない場所(エステなど)での施術は逆に頬がそげたような印象になったり、やつれて見えたりする可能性が。
その人のたるみの程度や部位に合わせて医師の適切な診断をもとに施術することで引き影効果が抜群にアップします。
タルミは糸で釣り上げよう
以前は切るのが主流だったタルミの手術でしたが、最近は糸を使用して引き上げたり、引き締めたりする治療が人気です。
この施術に使用される糸は溶ける糸と溶けない糸の2種類あるのですが、溶ける糸での施術が人気です。
溶ける糸だとタルミを引き上げる効果が日に日に低下していくのですが、異物がお肌の中に残らないので抵抗が少なく、また、溶ける糸の素材がコラーゲンを増生させ、美肌効果を期待する事ができます。
糸を使用した手術は即効性があるので一度で満足感の高い治療と言えます。
切る手術はリスクも大きいけれど、効果も大
今までは基本的に切らない若返りの施術を紹介してきましたが、もちろん切る手術もあります。
術後のダウンタイムを気にしないで、大きな効果を求めのであれば思い切って手術を検討するのも良いでしょう。
お顔だけでなく、目の下の脂肪とり、たるんだ瞼を引き上げる手術等、様々な手術があります。
ただし、メスを使った手術は効果が大きい分、リスクも大きくなります。
手術を受ける前に、いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、納得のいくクリニックで手術する事をオススメします。
カウンセリングの際には事前に失敗症例を確認し、心配な箇所を医師に相談や出来るように準備しておきましょう。
人気健在の注入治療
注入治療は安く、注射するだけでシワやたるみなど老け顔の悩みを解消できます。
この手軽さ・気軽さが美容医療へのハードルを下げ、プチ整形としても人気が健在。
特に有名なのはヒアルロン酸とボトックスです。
持続期間があるので、上手に取り入れて若返りを目指しましょう。
なんだかんだ言ってもヒアルロン酸
人の体内にも存在するヒアルロン酸を皮下に直接注入し、しわやたるみを改善する施術は瞬時に変化を感じる事ができるため、人気は健在。
頬がコケてきたり、加齢によってボリュームが減ってしまった箇所に注入し、丸みを持たせる事で影を減らしたり、たるみが原因のほうれい線をリフトアップさせることができます。
ただ、ヒアルロン酸を入れ過ぎるとお顔がパンパンになる事も。
ヒアルロン酸の注入に関しては欲張りすぎない事が重要なポイントです。
効果は種類や量によっても異なりますが、約3か月~2年ほど持続します。
ボトックスで表情じわを改善
注入治療としてヒアルロン酸と同じく人気のボトックスですが、効果は全く異なります。
ボトックスは、神経伝達をブロックし、余計な筋肉の動きを抑えて表情によってできるしわを改善します。
また、エラ部分にボトックスを打つ事で小顔効果を実感する事もできます。
ただし、エラの部分が萎縮することによってたるみが出現したり、悪化したりするケースがありますので打つ箇所はよく医師と相談しましょう。
効果は約3~4か月持続します。
まとめ
若さを維持するための様々な施術がありましたが、いかがでしたか?
想像していたよりも挑戦しやすい施術があったのではないでしょうか。
ピーリングや美容機器を使用した若返りの施術は特にエステや美容室と同じ感覚で通う人がいるのも納得ですよね。
美容医療は若返りを叶えてくれる強い味方ではありますが、美しさは健康から。
施術で得た美貌をキープするためにも、日々の食生活や運動、睡眠も大切にしましょう。
外からと内からのアプローチで真の美と健康を手にしてもらえたらと思います。
監修医師プロフィール
一般社団法人予防医療研究協会 理事長 苅部 淳
[保有資格]
・形成外科学会認定専門医
・日本医師会認定産業医
・日本抗加齢学会専門医
[所属学会]
・日本形成外科学会正会員
・日本美容外科学会(JSAPS)正会員
・日本美容皮膚科学会正会員
・日本顔面神経学会正会員
・日本マイクロサージャリー学会正会員
・日本抗加齢医学会正会員
・日本再生医療学会正会員
・アメリカ形成外科学会正会員
・アメリカ抗加齢医学会正会員
・日本東洋医学会正会員
・日本人類遺伝学会正会員
・日本アロマテラピー学会正会員
・日本マインドフルネス学会正会員
・GID(性同一性障害)学会正会員
[公式HP]
最終更新日: