新型コロナウイルスの終息を願って『アマビエ様グッズ』が大ブームに?!
※画像はwikipediaより引用
突然ですが、「アマビエ様」ってご存知ですか?
ツイッターやYouTubeなどのSNSでも話題になっているので、もしかしたら名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
アマビエ様とは、日本に伝わる妖怪のひとつ。
半人半漁の姿をしていて、光り輝きながら海中から現れると言われています。
このアマビエ様、今まではさほどメジャーではなかったのですが、ここ1か月ほどで人気が急上昇しています。
一体どうしてでしょう?
その理由は、「新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延」です。
実は、アマビエ様は「疫病退散」の妖怪。
「早くこの事態が収束しますように。」という願いから、アマビエ様がちょっとしたブームになっているのです。
最近はアマビエ様のお菓子から、缶バッチ、スマホ着せ替えテーマまで登場?!
本日はそんな不思議な魅力にあふれるアマビエ様について深堀りしてみたいと思います。
新型コロナウイルスの蔓延とともに現れたアマビエ様とは
武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)は日に日に脅威を増し、いまや世界中で感染爆発が起こっています。
まさに前代未聞の事態だといっても過言ではありません。
いまこれを読んでいる方の中にも、日々不安と恐怖に押しつぶされそうになりながら過ごしている方も少なくないかと思います。
「苦しいときの神頼み」とはよく言ったもので、人間は予想だにしない事態に直面したとき、普段は信心深くない人でも、つい超自然的なものに頼りたくなってしまうものです。
そんなこんなで、いまあるブームが到来しつつあります。
それが、「アマビエ様」と呼ばれるものです。
アマビエ様の言い伝えとは
「アマビエ様」。
今まではあまりメジャーではなかったためその存在が表にでることはありませんでしたが、このコロナ禍の中、突如としてブームとなりつつあるのです。
では、アマビエ様とは一体何者なのでしょうか・・・?
アマビエ様とは、江戸時代に熊本県(肥後国)で現れたと言われる妖怪です。
1846年の5月のこと、毎晩夜になると海中で光り輝くものがあったため、ある役人が見回ったところ、光り輝く半人半魚の妖怪が現れて、こう言いました。
私は海中に住、アマビヱと申す者也。(私は海中に住むアマビエという者である。)
當年より六ヶ年の間諸国豊作也。(当年より6年間は諸国で豊作が続く。)
併し、病流行、(しかし、疫病も流行するため、)
早々私写し人々に見せくれ。(そうしたら私の姿を描いた絵を人々に見せよ。)
引用:wikipedia
そういうと、アマビエは海中の中に帰っていったと言われています。
アマビエ様の見た目については深く言及されていませんが、挿絵が残っており、その挿絵からは、
・女性のような長い髪
・鳥のようなくちばし
・うろこで覆われた魚のような体
という特徴を持ち合わせていることが分かります。
「#アマビエチャレンジ」でブームが急加速
「疫病が流行したら、私の姿を描いた絵を人々に見せよ。」
そんなアマビエ様の言葉がまわりまわって現代の私たちに届き、とあるムーブメントが起こります。
「♯アマビエチャレンジ」「♯アマビエ祭り」というハッシュタグをつけて、多くのツイッターユーザーたちが自作のアマビエ様イラストを投稿するという流れが起こったのです。
ポップで可愛らしいアマビエ様
リアルで写実的なアマビエ様
擬人化した漫画風のアマビエ様
イケメン風のアマビエ様
などなど、皆さんの想像はどんどん膨らむばかりで、さまざまなアマビエ様イラストが投稿されました。
アマビエチャレンジはイラストだけにはとどまりません。
人によっては、アマビエ様のぬいぐるみを作ったり、漫画を作ってみたり、動く動画を作ってみたりなど、ユーザーたちのクリエイティビティは爆発状態。
この流れは瞬く間に広がっていき、3月半ばには海外のツイッターユーザーまでもがアマビエ作品を投稿するまでになってしまったのです。
突然海外進出することになったアマビエ様本人も、急すぎてびっくりしているかもしれませんね・・・。