なぜ生える?どう処理する?人には聞けない乳首毛の話
乳首毛はなぜ生える?
本来、体毛には体温を維持したり、肌を守ったりといった役割があります。
人間は進化の過程で衣類を身につけるようになったので、体毛の必要性が低くなっていきました。
現代人の体で比較的しっかり体毛が残っている部分には、ちゃんと理由があるのです。
たとえば、わき毛。わきの皮膚は他の部分に比べて薄いので、しっかり保護する必要があったからだと考えることができます。わきの下は摩擦の多い場所でもあるので、わき毛は摩擦を軽減して肌を守る役割もあります。
体毛は特にデリケートな部分に集中して生えるようです。ですから、乳首に毛が生えてくるのも理解できるのですが、生えてほしくはないですよね。
乳首毛に悩んでいる方の中には「最近になって生えるようになった」という方も多いと思います。
以前は生えていなかったのに、なぜ乳首毛が生えるようになってしまったのでしょうか?
なぜ乳首毛が生えやすくなるのかを説明していきます。
ホルモンバランスの乱れ
乳首毛が生えるようになった原因は「ホルモンバランスの乱れ」であると考えられます。
ご存じの方も多いと思いますが、女性の体にも「男性ホルモン」があります。髪の毛の成長を促すのは女性ホルモンですが、体毛が生えるのは男性ホルモンの影響です。
ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが優位に働くと体毛が濃くなります。体毛が濃くなると、乳首毛のように以前は生えていなかった場所にも毛が生えてくることがあります。
ホルモンバランスの乱れは特に、妊娠中や更年期に起こりやすいです。今まさに妊娠や更年期の状態にある方は、その時期が終われば体毛が元の状態に戻るかもしれません。
ストレスを溜め込む
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、男性ホルモンが過剰に分泌されます。
男性ホルモンが優位になると体毛が濃くなり、乳首にも毛が生える可能性が高まります。
喫煙や偏った食生活
タバコを吸っている方は健康への悪影響を理解した上で喫煙を続けている方が多いと思いますが、体毛が濃くなるリスクもあることはご存じでしたか?
タバコは女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌を妨げる働きがあります。
女性ホルモンが正常に分泌されないと男性ホルモンが優位になり、その結果、体毛が濃くなってしまうのです。
偏った食生活もホルモンバランスに影響します。
たとえば、赤身の肉には男性ホルモンの分泌を活発にする動物性たんぱく質や亜鉛が含まれているので、肉中心の食生活をしている人は要注意です。
無理なダイエット
急激に体重を落とそうとするような無理なダイエットは卵巣機能を低下させ、女性ホルモンの分泌を抑制するおそれがあります。
無理なダイエットはストレスの原因にもなりますので、男性ホルモンの過剰な分泌につながります。
「ダイエットをするとムダ毛が増える」と聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、ちゃんと根拠がある話なのです。
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