ダメージ無しでストレートに?!今話題のケラチントリートメントとは
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湿気の多いこの季節。
「うねる」「広がる」「ぱさつく」の3重苦。天使の輪なんてどこへやら。
縮毛矯正をかけたいけど、ダメージが気になる…。
そんな女性に朗報!
髪にダメージを与えず、サロントリートメントでくせ毛を抑える方法があるのです。
それが今話題の「ケラチントリートメント」。
名前は聞いたことがあるだけど、どんなものなのかあまり分からない…。
そんな方も多いのでは?
ケラチントリートメントは、
髪の主成分であるケラチンを浸透・定着させることで、
しなやかなストレートヘアにするという画期的な方法。
本日はそんなケラチントリートメントの魅力について語ってみたいと思います。
INDEX
うねりの原因は「ダメージホール」?
そもそも一体、
ケラチントリートメントとはどのようなものなのでしょうか?
その前に、うねりやパサつきの原因についてお話する必要があります。
湿気の多い季節になると、
なぜうねったり広がったりしてしまうのでしょうか?
うねりには様々な原因がありますが、そのひとつとして「ダメージホール」が挙げられます。
ダメージホールとは、その名の通り、髪の内部にできた「空洞」のこと。
・食生活の乱れ
・カラーリングやパーマの薬剤
・ヘアアイロンの熱
・ドライヤーの熱
・洗浄力の強いシャンプー
といった、様々な要因でキューティクルはダメージを受けます。
キューティクルがダメージを受けて剥がれ落ちると、
そこから髪の内側の栄養成分が流出してしまいます。
そうしてできた無数の空洞が、ダメージホールです。
ダメージホールはランダムに空いています。
湿気がこの空洞部分に入ると髪の水分バランスがくずれ、うねりや広がりを生じてしまうのです。
ケラチントリートメントは、空洞を埋める
![ケラチントリートメントは、空洞を埋める](/uploads/images/124.%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%EF%BC%88%EF%BC%92%EF%BC%89.jpg)
髪の約80~90%は、「ケラチン」というたんぱく質でできています。
ケラチントリートメントは、
ダメージホールにケラチンを浸透&定着させることで、
髪を補修するという仕組みです。
空洞をケラチンでしっかり埋めてあげることで、
うねりや広がりを抑え、さらさらのなめらかな髪になるようです。
「髪にダメージを与えずにストレートになれる!」
ということで、いま話題沸騰中のトリートメントなんです。
「縮毛矯正」との違いは?
髪をまっすぐにすると言えば、「縮毛矯正」が定番ですよね。
ケラチントリートメントと縮毛矯正は、
一体何が違うのでしょうか?
「うねりがなくなる」
「広がりを抑える」
「さらさらになる」
そういった点では共通していますが、
髪に対するアプローチ方法が全く異なります。
上述の通り、ケラチントリートメントは、
「ダメージホールを補修する」ことでうねりにアプローチします。
一方、縮毛矯正は
髪の「シスチン結合」というアミノ酸の結合に対して働きかけます。
縮毛矯正はこのうねったアミノ酸の結合を一度切断し、
アイロンでストレートにした状態で再び結合させます。
つまり、髪の構造そのものを変えてしまうのが縮毛矯正なのです。
このように髪に対するアプローチが全く異なるので、
当然メリットやデメリットも異なってきます。
縮毛矯正とケラチントリートメントのメリット・デメリット
縮毛矯正とケラチントリートメントのメリットとデメリットは下記の通り。
「縮毛矯正とケラチントリートメントどちらにしよう…?」
と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
縮毛矯正
・強いうねりもまっすぐにできる
・一度ストレートにした部分は半永久的につづく
・ダメージが大きい
・まっすぐになりすぎる
・全体的にペタンとした印象になる
ケラチントリートメント
・トリートメントなのでダメージが少ない
・自然なストレートになる
・ペタンとしない
・強いクセをまっすぐにするのは難しい
・1カ月半~3か月で取れてしまう
では、ここからケラチントリートメントのメリットとデメリットについて
具体的にご説明していきたいと思います。
ケラチントリートメントのメリット① ダメージが少ない
一般的に髪をまっすぐにする場合は、縮毛矯正を使うのが一般的ですね。
しかし、縮毛矯正は強い薬剤を使って強制的に髪をまっすぐにするため、
髪にダメージがかかってしまいます。
繰り返し行うことで髪がボロボロになってしまう可能性も。
一方、ケラチントリートメントは
あくまでも「トリートメント」なので、施術するたびに髪が健やかな状態になります。
そのため、繰り返し施術を受けることが可能。
むしろ、繰り返し施術を受けるほどさらに髪の毛が健康的な状態になっていきます。
ケラチントリートメントのメリット② 自然なストレートになる
縮毛矯正の場合、髪の構造自体を変えてしまうので、
良くも悪くもかなりハッキリとしたストレートになってしまいます。
完全無欠のストレートヘアはたしかにかっこいいですが、
「人工的」な印象が否めないのもたしか。
より自然なストレートにしたい方は、ケラチントリートメントが向いています。
ケラチントリートメントのメリット③ ペタンとしない
縮毛矯正を受けて髪の毛が完全なストレートになったとき、
もうひとつ困るのが「髪がペタンとしてしまう」ということ。
特にトップの部分はペタッとしやすいので、
「ボリュームを出したい」という方にとっては大きなデメリット。
一方、ケラチントリートメントならボリュームが減りすぎることもないので、
トップもあまりペタンとはしません。
むしろハリコシを与えてくれるので、
ボリュームダウンが心配な方にもおすすめです。
ケラチントリートメントのデメリット① 強いクセをまっすぐにするのは難しい
さまざまなメリットがある一方、もちろんデメリットも。
まず、ケラチントリートメントは髪の毛の構造を変えるのではなく、
あくまでも「補修」です。
そのため、強いうねりをストレートに変えるのは苦手。
うねりというより「カール」や「縮れ」に近いような強いクセ毛は、
ケラチントリートメントだけで完全にまっすぐにすることはできません。
もちろん試す価値はありますが、
強いくせ毛を完全にまっすぐにしたい方は縮毛矯正が向いています。
ケラチントリートメントのデメリット② 1カ月半~3か月で取れてしまう
縮毛矯正は一度かければ、その部分は永久的に続きます。
しかし、ケラチントリートメントは時間が経つにつれてだんだん取れてしまいます。
効力はだいたい1カ月半~3カ月ほど。
綺麗な状態を保ちたいという方は、約2か月に1回施術を受けるのがオススメです。
どんな風に施術するの?
そんなケラチントリートメントですが、
実際に美容室でどのように施術が行われるのでしょうか?
手順を追って見ましょう。
① シャンプーをする(約5分)
ケラチントリートメントの下準備として、
シャンプーをして汚れを落とします。
② ケラチントリートメントを塗布する(約10分)
ケラチントリートメントを塗っていきます。
③ 髪全体をラップで覆い、加温機で加熱します。(約2~30分)
しばらく置いて、ケラチンを定着させます。
加温機などを用いて温めながら放置します。
④ ケラチントリートメントを流す&ブローする(約20分)
ケラチンが取れないよう洗浄力の穏やかなシャンプーで洗い流し、
乾かします。
⑤ ストレートアイロンで熱を加える(約5~10分)
これが最も重要なプロセス。
ケラチンは、「加熱することで髪の内部に豊潤する」という特徴があります。
アイロンでしっかり熱をあたえることで、ケラチンを定着させます。
⑥ 完成
これでケラチントリートメント完了。
トータルでかかる時間は約1時間ほどです。
ケラチントリートメントをしっかり内部に浸透させるため、
やや時間がかかってしまいますが、完成した髪をみたら、そのサラサラ具合に感動してしまうこと間違いなし。
気になるお値段は?
さて、何より気になるのは、お値段ですよね。
ケラチントリートメント1回あたり、おいくらほどで受けることができるのでしょうか。
もちろんサロンによってピンからキリまでですが、都内の相場では約1万円~2万円前後。
縮毛矯正と同じくらいのお値段なので、どちらにするかは慎重に考えましょう。
まとめ
今回は「ケラチントリートメント」についてご紹介しました。
ケラチントリートメントは、
「ストレートになるのにダメージがない」という画期的な施術。
「自然なストレートにしたい」
「うねりがすごいけど縮毛矯正はかけたくない」
「ブリーチやカラーでダメージを受けているため縮毛矯正ができない」
「髪にハリコシを与えたい」
そんな方には、ケラチントリートメントが非常におすすめ。
湿気の多い夏に備えて、ご検討してみてはいかがでしょうか?
<参考URL>
・ORCHESTRA http://www.orchestra-hair.com/