【JA全農presents 桃サミット2021】産地ごとの桃の特徴から、タカノフルーツパーラー直伝の桃レシピまで一挙にご紹介

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和歌山県

和歌山県

和歌山県の桃の特徴

西日本を代表する果樹産地·和歌山。

関東·関西で人気の品種を幅広く生産しており、袋掛けされた白い果皮の桃から、袋を掛けない真っ赤な桃もあります。

和歌山県農協連 藏道徳生専務理事からのメッセージ

和歌山県農協連 藏道徳生専務理事からのメッセージ

“和歌山県は南北に長い県なので、温暖な気候を活かしてみかん、柿、梅などの果樹を大変盛んに栽培しております。

特に和歌山の桃の産地の地域は県北の木ノ川の流域、この中でも水はけの良い土壌条件である、紀の川市で特に多く栽培されております。

 

「紀の里の桃」「荒川の桃」二つ名のブランド名で出荷しておりまして、特に荒川の桃については1782年から栽培が始まったという記録がございます。

 

和歌山の桃は自然と歴史、そして熟練された技術を持って、生産者のみなさんが愛情を込めておいしい桃づくりに取り組んでいます。

 

7月下旬からは「川中島白桃」が主。8月のお盆前後までは収穫され出荷する予定です。

甘さが十分にあり、果肉は比較的しっかりしており、歯ざわりが良いのが特徴です。

またこの品種は「晩生種(おくてしゅ)」といい、木に実がなってから収穫するまでの期間が長いため、他の品種に比べて大玉の傾向になります。

味も深みがあり、大変美味しく召し上がっていただけると思います。

 

これからは夏本番です。この風味、香り、そして食感を十分にみなさんに楽しんでいただけたらと思います。是非ご賞味ください。”

実際に食べてみた感想

口に入れると、桃の奥深い香りが口中に広がります。

果肉はきゅっとしまっており、歯ざわりも最高です♡

岡山県

岡山県

岡山県の桃の特徴

岡山の桃は収穫されるまで袋をかけるという方法で栽培するため、果皮が白く高貴な雰囲気を持っています。果肉は非常に柔らかくとろけるような食感。

「清水白桃」や「おかやま夢白桃」といった独自の品種も多く、栽培方法・品種ともに他の産地とは一線を画す桃を生産しています。

全農岡山県本部 伍賀弘県本部長からのメッセージ

全農岡山県本部 伍賀弘県本部長からのメッセージ

“岡山県は瀬戸内海に面しており、温暖な気候です。

日照時間が長く、降水量1 mm 以上の日が日本では最小であることから『晴れの国おかやま』というキャッチフレーズがございます。

 

オススメはなんと言っても「清水白桃」という品種です。

今年は生育が早いですが、本来は7月の下旬から8月上旬が旬になります。

また、岡山では品種を組み合わせて白桃の出荷期間の延長に取り組んでおり、「岡山夢白桃」という晩生(おくて)の岡山県オリジナル品種もおすすめです。

 

味としては香りが豊かで、果汁がたっぷり。果肉は柔らかくてとろけるような食感。酸味が少なくて上品な甘さがあります。

オススメの食べ方は、冷やしすぎないということ。あまり冷やしすぎると甘さよりも冷たさの方が勝ってしまいますので、30分から1時間程度冷やして食べていただくのが美味しいと思います。

 

熟していれば皮がするっとむけますので、かぶりついてください。”

実際に食べてみた感想

まず驚いたのが、その見た目。

表面が白く美しく輝いていて、食べてしまうのがもったいないくらい♡

ひと口かじると果汁があふれ出し、上品で繊細な甘さが感じられました。

タカノフルーツパーラー直伝!「桃の切り方」から「アレンジ」まで

タカノフルーツパーラーのフルーツクチュリエ、森山登美男さんからは「桃の切り方」「保存方法」、自宅でできる「アレンジ方法」まで特別に教えていただきました♡

桃の洗い方

桃は手で持って洗うのではなく、ボールに水を溜め、水をちょろちょろと流したまま桃を浮かべます。

こうすることで桃を傷めずに洗うことができます。

桃の切り方

桃の切り方

まな板はキッチンのへりに合わせ、まっすぐに置くこと。

ペティナイフは歯の根元を持つようにして切ると、安全に使うことができます。

 

1.縦に真ん中にナイフを差し込み、種周りをぐるっと一周させます。このとき、力を入れすぎないよう脇を閉めながら切るのがポイントです。

2.種を取り除き、くし形に切ります。

3.まな板とペティナイフを平行に持ち、滑らせるように皮を切ります。

4.切った皮をお皿の上に飾りつけ、そのうえに桃を盛りつければ完成。

桃の保存方法

桃の保存方法

桃をむいたら、すぐシロップにつけることで保存がききます。

冷蔵庫で3~4日持たせることができます。

 

<シロップの材料>

水:200cc

砂糖:30g

アスコルビン酸:少々

 

<シロップの作り方>

鍋に材料を入れて火にかけて溶かすだけ。

 

桃をつける際、シロップに「シナモンスティック」「バニラ」「ミント」「クローブ」を入れればコンポートになります。

桃のグラニテの作り方

桃のグラニテの作り方

ひと手間を加えれば、贅沢なシャーベット系デザートに♡

 

<材料>

基本の色止め液

カットした桃

 

<作り方>

1.桃は、皮と種を除き基本の色止め液に10分くらい漬ける。

2.ジッパー付き保存袋に桃を入れる。

3.冷凍庫で凍らせる。(半日以上)

4.凍った桃を袋ごと手でつぶす。

5.袋から取り出し器に盛りつける。

桃のパフェ

桃のパフェ

プロが作るパフェが、自宅で自分でも作れちゃいます♪

 

<材料>

桃1個(器の大きさによる)

杏のジャム(市販)

バニラアイスクリーム(市販) 大さじ2杯

マスカルポーネ(チーズクリームでも)大さじ1杯

ホイップクリーム大さじ1杯

桃のグラニテ 大さじ2杯

 

<作り方>

1.桃は、くし形にカットする(基本の切り方参考)8等分のうち2等分は、ダイス切りにする。

2.ホイップクリームとマスカルポーネを混ぜ合わせる。

3.パフェグラスを用意する。下から桃のダイス切り、 杏ジャム、バニラアイス、グラニテ、手順2のクリームを乗せ最後に残りの桃を上に飾る。

桃×かぼす

森山登美男さんいわく、桃とかぼすは相性がバツグンなんだそう!

 

くし切りにしたかぼすを、皮を下にしてぎゅっと絞って、果汁を桃にふりかけてみましょう。

 

今までの桃のイメージとはまた違った面を楽しむことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は、『桃サミット2021』オンラインの内容をご紹介させていただきました。

産地の方々のお話を聞くと、桃を頂くときもより一層味わいが増しますよね。

 

今年は桃スイーツが流行していますが、ご紹介したプロ直伝のレシピを見ながら、ご自宅で作ってみるのも楽しいかもしれません♡

 

ぜひみなさんも夏しか味わえない旬の味覚をぜひ味わってみては?

最後に・・・

今回、私たちが参加させていただいた桃サミット2021の動画は、下記のリンクから全編ご覧いただけますので、どうぞこちらもご覧ください♪

 

『桃サミットオンライン2021〜JA全農presents〜』

 

<その他参考URL>

・一般社団法人 FFRUIT LOVERS LIFE  https://www.fruitloverslife.com/

・一般社団法人 Ag Venture Lab  https://agventurelab.or.jp/

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