【専門家監修】大人ニキビの原因を徹底解明!肌荒れ知らずの肌をつくる3つの方法とは
大人女子を悩ます「大人ニキビ」。
目立つわ、メイクでも凹凸隠せないわ、サイアク・・・。
肌荒れしてると一日ブルーな気持ちになってしまいますよね?
大人ニキビは、さまざまな原因が複合的に重なってできてしまいます。
「治ってもまたすぐにニキビができてしまう」
「顔じゅうのニキビがなかなか治らない」
そんな方は、日々のなにげない習慣がニキビの原因となっているかも。
根本原因を取り除けば、見違えるようなツルツル美肌も夢ではありません。
そこで本日は、美容皮膚科に務めるベテラン看護師監修のもと、大人ニキビを作らせない習慣と、その具体的な対策についてご紹介していきたいと思います。
大人ニキビの原因って?
ニキビには、大きく分けて2種類あります。
20歳ぐらいまでの「思春期ニキビ」と、
20歳以降の「大人ニキビ」。
皮脂の過剰分泌が主な原因である思春期ニキビと違い、大人ニキビは原因も複雑。
ただ皮脂を落とせばいいというものでもないので、まずは原因を見極めることがとても大切です。
では、大人ニキビの原因とは一体なんなのでしょうか?
ニキビ・肌荒れの原因(1)ホルモンバランスの変化
生理前になると、肌荒れしやすい気がする…。
そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
大人ニキビの大きな原因のひとつ、それは「ホルモンバランスの変化」です。
ホルモンバランスが原因のニキビは、あご周りやフェイスラインにできるという特徴があります。
ホルモンバランスというものは常に変化していますが、特にゆらぎやすいのは「生理前」。
生理前には、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という2種類のホルモンが分泌されます。
このうち、黄体ホルモン(プロゲステロン)には皮脂の分泌を活発にするという作用があります。
そのため、黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く出すぎてしまうと、皮脂がつまって吹き出物ができやすくなってしまいます。
つまり、大人ニキビを防ぐためにはホルモンのバランスが非常に重要だということです。
ニキビ・肌荒れの原因(2)シャンプーやトリートメントの刺激
おでこはもともと皮脂腺が多く汗をかきやすく、髪の毛で覆われているため、毛穴の詰まりによってニキビができやすい場所です。
皮脂が毛穴をふさいでしまうので、きちんと皮脂を取り除いてあげる必要があるのですが、「シャンプー」「トリートメント」「整髪料」等の洗い残しがある場合、こちらもニキビの原因となります。
また、トリートメントや整髪料に入っている成分がお肌に合わない場合もおでこが肌荒れしやすくなります。
おでこのニキビがなかなか無くならない・・・
という方は、皮脂をきちんとケアし、スキンケアだけでなく、ヘアケア用品も見直してみる必要があるかもしれません。
ニキビ・肌荒れの原因(3)生活習慣の乱れ
大人になると、忙しくて睡眠や食事が乱れてしまいがちですよね。
しかし、こういった生活習慣の乱れも肌荒れを引き起こしてしまう原因のひとつです。
お肌が作られるのは睡眠中なので、睡眠時間が少ないとどうしても吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなります。
必要な睡眠時間には個人差がありますが、お肌のことを考えると最低でも1日6時間以上、できれば7~8時間の睡眠を摂るのが理想的です。
また、睡眠だけでなく食事もお肌と大きく関係しています。
「忙しくて朝食を抜きがち」
「お昼はおにぎりやパンで済ましてしまう」
という方は要注意!
肌荒れや吹き出物を防ぐための、ビタミン・ミネラル・たんぱく質などの栄養素がどんどん不足してしまいます。
「睡眠」と「食事」。
美しいお肌のためには欠かせない要素です。
ニキビ・肌荒れの原因(4)スキンケアが合っていない
大人の肌荒れに最も影響を与えているのが、「お肌に合わないスキンケア」です。
お肌は人によって千差万別。
たとえ「お肌に良い」「ニキビに良い」といわれているスキンケアだったとしても、あなたのお肌に合っていなければ、余計に肌荒れを助長させてしまいます。
しばらく使用して「これはお肌に合っていないな」と分かったら、すぐに他のスキンケアに変更することも必要です。
そして意外と注意したいのが「植物オイル」。
植物オイルに含まれる「オレイン酸」はアクネ菌のエサとなり、ニキビを増やす可能性があると言われています。
お肌が敏感になっているとき、肌荒れしているときは、植物オイルやそれが配合されているスキンケアには注意が必要です。
もうひとつ気を付けたいのが、「グリセリン」。
グリセリンは、非常にたくさんの化粧品に配合されている保湿剤です。
グリセリン自体はもともとお肌にも存在する物質で低刺激だと言われていますが、ニキビができているときは注意が必要。
グリセリンもオレイン酸と同じく、アクネ菌のエサになると言われています。
そのため、肌荒れしているときはグリセリンの濃度が高いスキンケア用品は避けた方が良いかもしれません。
ニキビ・肌荒れの原因(5)メイクによる毛穴のつまり
注意すべきは、スキンケアだけではありません。
毎日のベースメイクが、吹き出物を増やしてしまう原因になっているかもしれません。
ポリマー、シリコン、油分などが多いベースメイクは、皮脂の出口である毛穴を密閉してしまうので、大人ニキビをできやすくしてしまいます。
肌荒れしているときは、上記のような成分を含まないファンデーションを使うのがベターです。
また、最もいけないのは「クレンジング時にメイクが落ち切っていない」ということ。
毛穴にファンデーションなどが残ったまま寝てしまうと、簡単に吹き出物ができてしまいます。
特に、ふきとりクレンジングなどは毛穴に汚れが残りやすいので、ニキビ対策としてはクレンジングオイルやクレンジングミルクの方が向いています。