セックス依存症から脱出する「3つのヒント」とは?
セックス依存症とは、セックスがしたくてしたくて気がおかしくなる…だけではなく、危険な行為に興奮を覚えたり社会的な生活ができなくなってしまったりするほど「セックス中毒」になっている人のことを指します。
パートナーとの行為はもちろんですが、過度なマスターベーションを止められない・相手をコロコロ変える・避妊しないなど、セックス依存症における問題点は多岐にわたると言えるでしょう。
そこで今回は、元プチセックス依存症だった筆者が実体験を踏まえて「セックス依存から脱出するヒント」をお伝えしたいと思います。
自分や大切な人が「セックス依存症なのでは?」と感じている人のお役に立てれば幸いです。
そもそも「セックス依存症」とは?
セックス依存症というのは正式な病名ではなく、医療機関における診断では「性嗜好障害」と診断されるケースが多いです。
しかし、今回は読者の方に最もわかりやすく伝えられるように、あえて「セックス依存症」という言葉を使って話を進めていきたいと思います。
ではさっそく、セックス依存症によくある特徴を見ていきましょう。
セックスを我慢できない
「セックスしたいと思ったら我慢できない」「誰でもいいからセックスしないと気が済まない」「セックスが常に頭の中にあり仕事や学業に支障をきたす」などといった、セックスに対する強い依存心がある人は要注意です。
アルコール依存症や麻薬中毒などもそうですが、依存症は「止めたくても止められない」「分かっているけど感情を抑えられない」という特徴があります。
セックスを我慢する力が弱く、誰でもいいから欲求を満たそうとしてしまう場合、セックス依存症の可能性が高いでしょう。
セックスしていないと不安になる
セックスしないと不安になったり気持ちが落ち着かなかったりする場合も、セックス依存症かもしれません。
アルコール依存症も、お酒を飲まない期間がある程度続くと「飲みたい!」と強く感じるようになり、それだけではなく「手が震える」「情緒不安定になる」「幻覚が見え始める」などの症状が現れます。
セックス依存症の場合も「セックスのことが頭から離れない」「セックスしないと自分らしくいられない」「セックスしないと不安になる」「意味もなく悲しくなる」「自己嫌悪や自傷行為をしたくなる」など、様々な症状として現れることもあるでしょう。
セックスが最優先
セックスが最優先になった結果、社会的な生活に支障が出る場合もセックス依存症と言えるでしょう。
・セックスしたいから仕事を休む(慢性的に)
・約束をドタキャンしてセックスを優先させる
・セックスのために不倫や浮気を繰り返す
このように、セックスが最優先となり仕事や人間関係が疎かになってしまうケースも、セックス依存症の特徴です。
セックス依存症かどうかのチェック方法
・常にセックスのことを考えてしまう
・AV動画などを見ると歯止めが効かなくなる
・セックスしたいと思ったら何が何でもしないと気が済まない
・相手の気持ちよりも自分の欲求を優先させる
・セックスのために約束をドタキャンしたことがある
・セックスのために不倫や浮気を繰り返している
・危険なプレイが止められない
・マスターベーションの頻度が多く他のことに集中できにくい
・セックスしない期間が長くなるとイライラする
・セックスできないと自分には価値がないと思ってしまう
・セックスさえ満足すれば幸せになれると思っている
多く当てはまれば、それだけセックス依存症の可能性が高くなります。自分自身のチェックはもちろんですが、大切な人の言動や行動を思い返してチェックしてみてください。
自分や大切な人が「セックス依存症」だったら?
もしも、自分や大切な人がセックス依存症だったら…どうすればいいのでしょうか?
ここでは、元プチセックス 依存症だった経験がある筆者が、どのようにしてセックス依存症を克服したのか詳しくお伝えします。何かのヒントにしていただければ幸いです。
傷を癒す
そもそも、なぜセックス依存症になってしまうのでしょうか?筆者の経験上確信しているのは、セックス依存症になってしまう人の背景には、必ず「深い闇」があるということ。
実際に、軽度のセックス依存症だった筆者は幼い頃から家庭環境が悪く、両親は常に殴り合いの喧嘩。当時まだ幼かった筆者は自分の傷に気付けず、いつも心に不安を抱えていました。爪がボロボロになるまで噛み続けたり、友達を攻撃することで傷を癒そうとしたり、人の物を盗んだり…。
そうして自分の傷を見てみないふりを続け、大人になったらセックス依存症まっしぐら!セックスしているときだけは「愛されている」という実感を持てていたからです。
しかし、セックス依存症の女として数年生きてみると、どんどん虚しくなっていくんですよね。心のないセックスでは満たされなくなり、真実の愛を求めるようになりました。
幼い頃から無視し続けてきた「心の傷」を癒せば、全てから解放されるような感覚が体の内側から湧き上がってきて…。
セックスだけが「自分の存在意義」「愛される証」と思っていた筆者は、友だちとの約束をすっぽかして彼氏と過ごしたり、バーでいい感じになった男性とそのままお泊まりしたり…。
現在の夫には、口が裂けても言えないようなことをしてきました。
そんな筆者がセックス依存症から脱出できたきっかけは、夫との出会いです。
夫に出会って身も心も愛されるという日々を通して、自分の中にあった傷がどんどん癒されていきました。
幸せとは言えなかった家庭環境も、いじめに苦しめられた幼少期も、失恋も不安も裏切りも、その全てに感謝できるようになったのです。
なぜ、辛いことにも感謝できるようになったのか?それは、夫がこう言ってくれたからです。「お前の全部を愛してる。」と。
辛い経験があったからこそ、筆者は筆者であることができ、その結果として夫に愛されたのだと思うと、今までの全てのことに感謝できる自分になれました。
筆者が長年抱えていた傷は夫の愛によって癒され、セックス依存症をも克服させてくれたのです。
セックス依存症になる多くの人は、何かしらの傷を抱えているでしょう。その傷を愛で癒し、温かく包んであげることが、セックス依存症克服のために欠かせないと感じています。
自然に還る時間を持つ
セックス依存症の克服には傷を癒すことが大切だとお伝えしましたが、そもそも「自分の傷がよくわからない…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
現代社会は息をするのを忘れることがあるほど忙しく、ストレスが蓄積していることに気が付いていない人もたくさんいます。
そのようなストレス社会で生きていると、どんどん自分から離れて「自分が本当に求めていること」が見えなくなってしまいます。すると、自分の傷にも気が付きません。
そんな時は、自然に触れることが一番!都会でも、緑の多い公園に散歩へ出かけたり、風を感じたり、季節の花々や木々を眺めることはできますよね。
人間は、地球で暮らしています。地球には、自然があります。人間は、太古の昔から自然と共に生きてきました。
自分のことがよくわからなくなった時こそ、意識的に自然に還る時間を設けてみましょう。きっと、自然が温かく包んでくれるはずです。
食生活を整える
意外に思われるかもしれませんが、食べるものを変えるだけで「イライラしにくくなった」「気持ちが安定するようになった」という実例は後を絶ちません。
白砂糖・添加物の多い食事は血糖値を急上昇させてイライラや不安心の原因になるだけではなく、ホルモンの分泌も乱してしまいます。すると、セックスへの欲求が抑えられない…という症状にも繋がりやすくなるでしょう。
これはひとつの例ですが、食べ物によって考え方や気持ちをコントロールしやすくすることは可能です。
食べ物はもちろんですが、早寝早起きを心がけることで自律神経を正常に保つことで、依存に負けない健康的な自尊心を育むことができるように!
筆者も、白砂糖を辞めたり添加物に気をつけたりするようになってから、自分自身をコントロールしやすくなりました。
ぜひ、食べ物や生活習慣を整えることも意識してみてください。
最後に、とても大切なことをお伝えします。それは「感謝の気持ち」です。
生きていれば嫌な人がいたり理不尽なこともあったりしますが、それでも私たちは今日も生きています。戦争で命を落とす子どもたちがいる中で、爆弾の心配なく生きています。
それだけで「感謝」の気持ちが湧き上がってきませんか?
感謝の気持ちは、人間を一気に成長させてくれる魔法の気持ち。感謝できることが多ければ多いほど、どんどん波動も高まって人間的にも魅力的になっていきますよ!
魅力的な人間の元には魅力的な人が集まってくるので、結果的に素晴らしい恋愛や運命の人との出会いもあるかもしれません。
感謝の気持ちは傷を癒すことにも繋がるので、ぜひ身の回りで感じられる感謝を数えてみてください。「感謝ノート」をつけるのもおすすめです!
まとめ
インターネットで「セックス依存症 克服」などと検索すると、様々な方法が出てきます。中には、専門機関を紹介しているサイトも少なくありません。
セックス依存症を克服するために専門機関や団体に相談してみるのもひとつの方法ですが、筆者的には今回お伝えした「3つのヒント」をまず試して欲しいと感じています。
セックス依存症だけではなく、どのような依存症であっても、最終的には「愛」によって正しい道へ帰っていくと思います。
自分や大切な人がセックス依存症だとわかったら…動揺してしまう気持ちもわかりますが、筆者も克服できました。じっくり時間をかけて克服すればいいので、焦らず日々を感謝の気持ちで過ごすことから始めてみましょう。
執筆者プロフィール
A(エー)
元・超恋愛体質女!片思い・火遊び・略奪・浮気・不倫・国際恋愛と、ひと通り経験済みの私が、高校の同級生と結婚して脱恋愛体質。真実の愛を知ったからこそ見えてきた「いい関係を育てる秘訣」をお伝えします。
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