2022年の雪まつりは開催される?雪まつりの会場や歴史、過去の入賞作品も紹介
みなさんは、毎年2月初旬に北海道の札幌で行われる、冬の目玉行事「さっぽろ雪まつり」をご存知ですか?
1950年に生まれたこのイベントは、当時地元の中学生と高校生の間で行われたとても小規模なものでした。
それから数年後にマスメディアに取り上げられて以来、日本中にその名を知られるようになり、70年ほどたった今では海外からも認知されるほどの大イベントへと成長しました。
今回は、さっぽろ雪まつりの概要や歴史、雪像の作り方から過去の入賞作品までをまとめてご紹介します。
「さっぽろ雪まつり」とは?
「さっぽろ雪まつり」は毎年2月の頭に北海道札幌市で行われる冬季最大ともいえる行事です。
イベント最大の目玉は雪像展示で、毎年大量の雪を使って作られた大きな雪像は多くの人に驚きと感動を与えています。
さっぽろ雪まつりの歴史は?
さっぽろ雪まつりの始まりは、1950年まで遡ります。
札幌市の中学生と高校生が合同で6つの雪像を作成し大通公園に展示したり、カーニバルや雪合戦などの冬ならではのイベントを開催したりしました。
すると、5万人以上の人出を記録し、大好評だったことから以後毎年開催されるイベントになりました。
ここからは年表を使って「さっぽろ雪まつり」の歴史を追いかけていきましょう。
1953年 高さ15メートルにも及ぶ巨大な雪像「昇天」が作られました
1955年 自衛隊が参加して雪像を作成し話題となりました
1959年 雪像を制作するにあたり、2500人を動員したことでテレビや新聞などのメディアに取り上げられ、日本中にイベントの名を知らしめました
1960年 昨年のメディアの報道からイベントのことを知った人たちが本州から訪れるようになり、地元札幌市のイベントから日本のイベントへと成長しました
1972年 冬季オリンピックが札幌で開催されたのを期に「さっぽろ雪まつり」は、日本から世界へと知られるようになります
1974年 日本中をオイルショックが襲いましたが、その被害は「さっぽろ雪まつり」にも。雪を運ぶトラックのガソリンが確保できず、雪像の中にドラム缶を入れてかさましするなどして、どうにか乗り切ります。そんな状況下でしたがこの年は、国際雪像コンクールがスタートした記念すべき年でもありました。
1983年 3つ目の「すすきの会場」がオープンし、ネオンに彩られる氷像にも注目が集まるようになりました。
以降現在まで、多くの日本人のみならず、世界各国から観光客が訪れる大きな冬のイベントとなっています。
雪像の作り方
「さっぽろ雪まつり」の目玉となる雪像の作成は、小・中サイズのものは1月7日頃から、大きいものはモチーフの検討が前年の7月から始まり、12月下旬から木枠を組んでその中に雪を詰めていきます。
1月中頃には木枠を外し、全体を大まかに削り、その後、彫刻や化粧雪などで細部を丁寧に仕上げていきます。こうしてみなさんが普段みているあの雪像が作られるのです。
さっぽろ雪まつり2022年は開催される?
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、残念ながら2021年度はオンライン形式での開催となりました。
しかし、今年行われる「さっぽろ雪まつり2022」は、厳しい感染対策の措置をとった上で、大通公園での開催とオンライン開催を組み合わせて行われるとのことです。
さっぽろ雪まつり2022年の日程は?
そんな「さっぽろ雪まつり2022」の日程は、
令和4年2月5日(土)から2月12日(土)の8日間
となります。
さっぽろ雪まつり2022年の会場は?
「さっぽろ雪まつり2022」の会場は、従来の「さっぽろ雪まつり」の会場との変更点があります。
それは、大通公園以外の2つの会場(すすきの会場、つどーむ会場)での開催は見送られるという点です。
大通公園の会場においても、例年は札幌市中央区大通西1~12丁目で開催されますが、今年は1~7丁目に規模を縮小する形でのイベント開催となります。