東京オリンピックのその後。建造物はどう使われてる?2月の北京オリンピックはどうなる?

最終更新日:

オリンピックの建造物その後は?

オリンピック開催に伴い、新たに建てられた建物もあります。オリンピックが終了した後、これらの建物はどうなるのか、簡単にまとめました。

オリンピックの建造物は負の遺産になる?!

日本に限らず、オリンピック開催に伴って誕生した建造物は世界各地にあります。中には継続して経済効果を生み出し続けているものもありますが、多くは廃墟と化してしまっているなど、使われずに残ってしまっています。

 

たとえば1936年に開催されたベルリンの選手村や水泳に使われたプールは、現在も当時の状態をそのままに手つかずの廃墟になってしまいました。

 

1996年のアトランタで使用されたスタジアムは爆破解体されています。2004年アテネオリンピックが開催されたギリシャは、2009年財政破綻の危機を迎えたこともあり、使うことも解体することもできないオリンピックの設備が、現地に残されてしまいました。

6会場のうち5会場が赤字に

東京オリンピック2020では、6つの会場が新しく建設されました。しかし有明アリーナを除く5会場の年間収支見通しが赤字になると試算されており、総額10億にのぼるとされています。

今後の見通し

有明アリーナは、すでに2022年の夏からスポーツの国際大会やコンサートなどの大規模イベントの開催が見込まれているため、黒字の収支見通しが出ています。

 

東京アクアティクスセンターは2023年の春頃から大会の開催会場として使われる見込みで、アスリートの大会などを年間100回こなしていく予定とされています。

 

海の森水上競技場カヌー・スラロームセンター、大井ホッケー競技場などは扱えるスポーツが限定されることもあり、大会開催だけでなく都民が新しい競技を体験できる場としても整えていくことがカギとなるでしょう。

 

夢の島公園アーチェリー場は競技を楽しむ場としてはもちろん、都民の憩いの場としてスポーツ以外の利用もできるよう、一般に開放する予定です。

北京オリンピック2022の開催概要

北京オリンピック2022の開催概要

東京オリンピックの後に注目されているのが、北京でおこなわれる2022年の冬季オリンピックです。北京オリンピックの注目ポイントをおさらいしておきましょう。

北京オリンピックは2022年2月

北京オリンピックが開催されるのは2022年2月で、4日から20日におこなわれる予定です。北京は2008年に夏季オリンピックが開催された地域として、記憶に新しい方も多いかもしれません。

日本の注目選手

従来の冬季オリンピックの種目で注目されているのは、スピードスケートの髙木美帆選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手です。髙木選手は平昌オリンピックでは個人種目で銀メダルという結果だったものの、2019年には世界記録を保持しています。羽生結弦選手は今回の出場で結果を残せば、アジア人初の五輪3連覇という快挙を成し遂げることになります。

 

今回からスキージャンプ混合種目が新種目として追加されました。ギネス記録保持者の高梨沙羅選手や、ワールドカップ通算20勝の記録を持つ小林陵侑選手の活躍が注目されています。

アメリカが外交的ボイコット?!不安の声も

北京オリンピックの開催に関する不穏なトピックとして、アメリカが外交的ボイコットを宣言している点があげられます。バイデン政権は12月6日、北京オリンピックを外交ボイコットすると公式に発表しました。

 

中国の人権状況に懸念を抱いているという理由から、アメリカ政府の代表団の派遣を見送るというものです。しかしアメリカ選手のこれまでの努力を認めたいという思いから選手の出場は認めるとしており、政策としては中途半端だという批判の声もあるようです。

 

一方で、イギリスやオーストラリアなどの諸外国も、アメリカに倣って外交的ボイコットを検討しているといわれています。

まとめ

オリンピックの経済効果や建造物の行く末、間近に迫った北京オリンピックなど気になる話題をまとめました。総合的に見れば新型コロナウイルスの影響による経済的損失はありませんでしたが、今後建造物の有効活用が経済のカギを握るかもしれません。

 

北京オリンピックは外交ボイコットなど不穏なトピックも目立ちますが、日本人選手の活躍には期待も高まります。今後のオリンピックの動向にも注目していきましょう。

掲載日:
最終更新日:

CATEGORY