免疫力アップが健康と美容の味方! 免疫力を高めるビタミンDの効能やおすすめ食材
「健康や美容に役立つビタミンってどれ?」
「ビタミンDの効能・効果ってどんなものがある?」
最近、何かと話題の“ビタミンD”ですが、このような疑問をお持ちではありませんか?
ビタミンやミネラルなどの栄養素は、さまざまな効能・効果を持っています。
そこで今回は、健康や美容に役立つビタミンDの効能と、含有量が多い食材をご紹介いたします。
ビタミンDってそもそも何?
ビタミンDは、強い骨を維持したり、免疫力を上げたりする働きがあり、健康のために欠かせない栄養素です。カルシウムの吸収とも深く関わっており、ビタミンDが不足すると骨粗鬆症のリスクが高くなります。
また、直射日光(紫外線)が皮膚に当たると、体内で生成されるというのもビタミンDの特徴です。しかし、リモートワークや紫外線ケアが一般的になっている近年では、ビタミンDの生成量が減っている人も多いでしょう。
ビタミンDの意外な効能とは?
ここからは、30〜40代の女性に役立つビタミンDの効能を3つご紹介します。
骨を丈夫に保ち、たるみを防ぐ
ビタミンDには、カルシウムやリンの吸収率を高め、骨を丈夫に保つ働きがあります。
逆に、ビタミンDが足りずに骨がもろくなると、骨が縮みます。骨が縮むと皮膚がたるむので、ビタミンDを摂取して骨を丈夫に保つと、顔のたるみ予防にも役立つのです。
免疫力がアップする
ビタミンDは、過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫細胞を活性化させます。ビタミンDを十分に補うと、からだの免疫機能が正常に働きやすくなります。
肌のターンオーバーを正常にする
肌のターンオーバーの正常化には、ビタミンDとカルシウムが関わっています。健康で美しい肌を目指すなら、ビタミンDは欠かせない栄養素です。
おいしく補給! ビタミンDが豊富な食材4つ
ここでは、ビタミンDの含有量が多い食材を4つご紹介します。
鮭
鮭は、切り身ひと切れで1日に必要な量のビタミンDが摂れるといわれるほど、含有量が多い食材です。調理方法を変えてもビタミンDの含有量は変わりませんが、ムニエルやフライなど、油を使ったメニューのほうが吸収率は高まります。
しいたけ
きのこ類はもともとビタミンDを多く含む食材ですが、天日干しにすることでさらに含有量がアップします。スライスした干ししいたけなら、味噌汁や炒め物などのいつもの料理に足しやすいので、手軽にビタミンDを補給できるでしょう。
しらす
しらすもしいたけと同じように、天日干しによってビタミンDの含有量が増えます。おにぎりやパスタ、食パンなど、さまざまなものに合うので献立に取り入れやすい食材です。
きくらげ
きくらげは、きのこ類のなかでもビタミンDの含有量が多いといわれています。油と一緒に摂れる炒め物がおすすめです。
免疫力アップには漢方薬もおすすめ
ここまで、ビタミンDの効能をご紹介してきましたが、健康なからだを維持するために免疫力アップを目指すなら、漢方薬もおすすめです。
漢方薬を使って血流が改善すると、ビタミンDの吸収がアップします。また、全身に酸素と栄養を行きわたらせることで、内臓の働きをよくして免疫を向上させます。さらに、血流がよくなることで、疲労感やイライラ、落ち込みなどの精神状態も同時に改善できるでしょう。
「胃腸の機能を回復して食事の消化吸収を上げる」「代謝を上げて、運動効率を向上させる」「自律神経を整えて睡眠の質を上げる」といった漢方薬で、日々の健康をサポートします。
漢方薬は根本からの体質改善が目指せるので、不調を治すだけでなく、不調にならないからだも手に入れられます。
漢方薬は自然由来の生薬がからだに優しく作用するため、西洋薬より副作用が少ないといわれているのもメリットです。
以下では、免疫力アップにおすすめの漢方薬を2種類ご紹介します。
<免疫力アップにおすすめの漢方薬>
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):「気」を補って、疲労倦怠を改善し、体力を回復します。元気がなく、胃腸が弱くて疲れやだるさで悩む人におすすめです。(※1)
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):不足している「気」と「血」を補って、からだの疲れやすさを改善します。体力が低下していて、手足の冷えや貧血で悩む人、免疫力が低下した病後の人や術後の人にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ビタミンDは、健康で強いからだをつくるのに欠かせない成分です。ビタミンDを豊富に含む食材を活用しておいしく補給しましょう。
また、健康的なからだを目指すなら、専門家に相談して漢方薬で「腎」の働きを整えるのもおすすめです。
ビタミンDや漢方薬でからだづくりをして、寒い季節も元気に過ごしましょう!
<参考>
(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ補中益気湯エキス顆粒(医療用)」
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ十全大補湯エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
一般社団法人日本サプリメント協会理事長
賢く選ぶ食と健康プロジェクト統括
後藤 典子
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
「ヘルスデザイン」をテーマに掲げ、消費者視点に立った食や健康の執筆・取材活動を精力的に行う。
AIと専門の医療チームが連携し、オンラインでオーダーメイドの漢方薬の提案をお手頃価格で受けられる「あんしん漢方」も手掛ける。
だれもが実現できる「美しく健康な未来」のために「Medical health CH」で定期的に健康リテラシー向上のための情報を発信している。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21243ze0kire0013
●Medical health:https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w