保湿しているつもりなのに乾燥を繰り返す「つもりケア」になってない?正しい保湿方法を研究員が解説
空気の乾燥が厳しくなるこの季節。
「しっかり保湿をしているつもりなのに、なぜかすぐ乾燥する…」
といった経験はありませんか?
実は、保湿をしているつもりなのに乾燥を繰り返す「つもりケア」をしてしまっている人は、約8割もいるんだとか。
正しいスキンケアをしているつもりでいたのに、実は間違いだった…というのはなんだかショックですよね。
今回は、冬の乾燥などの肌トラブルに関する意識調査の結果と、正しいお手入れの仕方をご紹介したいと思います♡
季節によって保湿方法、変えてる?「つもりケア」をしている人は8割!
突然ですが、あなたは冬の保湿ケア、ちゃんとできていますか?
おそらく多くの人は「保湿ならもちろんしてるわよ!」と思うかもしれません。
でも、もしかしたらその方法、冬の保湿ケアとしては不十分かもしれません。
顔・からだ・頭皮の乾燥に悩む女性、敏感肌女性(20~40代/400人)に対して行われた意識調査*によると、冬にからだや顔など、肌が乾燥していると感じたときに「肌の保湿を意識する」と答えた人が9割以上いる中で、「保湿をしているつもりでも、肌の乾燥を繰り返すことがある」と回答した人はなんと7割以上!
意外と多くの人が「つもりケア」になっていることが分かります。
実際、「普段の肌のケア方法はシーズンによって変えていますか?」という質問に対して「変えている」と回答した人は全体の36%ですが、「シーズンごとに肌のケアを変えるなど、季節に合った必要なケアを十分に理解できていると思うか」という質問に対しては、「あまりそう思わない」と回答した人が多いことが分かりました。
みなさんいろいろと保湿ケアで工夫はしているものの、本当に必要なケアを分かっているという方は意外と少ないことが分かりますね。
*花王株式会社調べ
マスクで肌の乾燥はより強くなる
また、今はコロナ禍におけるマスクの影響で肌が乾燥しやすくなっている方も多い様子。
「コロナ禍におけるマスク生活で、マスク着用による肌の乾燥を感じることはあるか」という質問に対して「感じる」と回答した人はなんと全体の56%。
世代別だと20代が一番高い(64.7%)ということが分かりました。
また、この質問に「感じる」「やや感じる」と回答した人を対象に「マスク生活が続いたことで、顔の肌トラブルの中で『肌の乾燥』をコロナ前よりもより強く感じるようになったか」と問いかけたところ、「強くなったと感じる」と回答した人が全体で39.2%、「やや強くなったと感じる」と回答した人が、全体で42.1%という結果になりました。
みなさん、やはりこのマスク生活の影響でかなり乾燥や肌荒れで悩まされているということが分かる結果ですね。
マスクというと、中が湿気でこもるためむしろ潤いそうなイメージがありますが、それは違います。常に湿気にさらされることで肌が「ふやけている」ような状態になり、肌のバリア機能は低い状態になってしまうのです。
花王研究員が解説!肌が求めているのは「バリア機能」を補うもの
では結局、正しい保湿ケアとはいったいどういったものなのでしょうか?
今回は花王研究員の秋山 瀬里さんに「つもりケアの対策方法」について伺いました!
その回答は以下の通り。
“保湿をしているつもりなのに乾燥を繰り返しがちな「つもりケア」への対策をするためには、季節や肌悩みに応じて適切にスキンケアをしていただくことが大切です。
特に冬は他の季節に比べて「バリア機能が低下しがち」なため、単に保湿をするだけでなく、バリア機能を補えるようなスキンケアが重要となります。
バリア機能をきちんと働かせるための主役となる肌の必須成分が「セラミド」です。「セラミド」の働きを守り補うスキンケアで、肌荒れを防ぎ、潤い肌に保つことが大切です。“
また、マスク生活におけるスキンケアについても解説してくださいました。
“マスクで覆われている部分は覆われてない部分に比べて肌のバリア機能が低い状態であることが分かっており、肌の水分が逃げやすいために、乾燥を感じやすいことが考えられます。そんなマスク着用による乾燥にも、セラミドの働きを守り補い、潤いを与えるスキンケアがオススメです。フェイスクリームをお使いの際は、適量を手にとり、皮膚が動かないくらい“やさしくすべらせるように”なじませるのがポイントです。”
なるほど。バリア機能の整った肌に導くためには、一にも二にもセラミドが重要なんですね。
スキンケアを選ぶとき、「とりあえず保湿できればいいや」と成分を細かく見ずに買ってしまう方も多いかもしれませんが、これからは必ず「セラミドの働きを守ることができるか」も注意して見るようにしてみましょう。
セラミドケアができるオススメアイテム
セラミドケアができるアイテムとしてオススメなのが、『キュレル』のスキンケアシリーズ。
キュレルはセラミドの研究にとても力を入れているブランドで、商品はいずれも「いかにセラミドを守ることができるか」ということを重視した処方になっています。
セラミドを配合した化粧品は最近よく見かけますが、キュレルは洗顔料においても「セラミドケア※」を重視しているのが特徴。洗浄と保湿の2つのアプローチで、セラミドの働きを守り補い、潤いを与えてくれます。
そしてそれこそが、バリア機能を整える上で非常に重要なポイントなんだそう。
保湿でセラミドの働きを補うだけではなく、洗浄にもセラミドを守りながら洗う「セラミドケア」を取り入れることで、冬の「つもりケア」を対策することができます。
(※)セラミドの働きを守り補い、潤いを与えるケア
まとめ
本日は、冬の「つもりケア」の対策方法をご紹介しました。
今までスキンケアアイテムを選ぶときに「なんとなく」「流行っているから」といった理由で選んでいた方も多いのではないでしょうか?
これからは、バリア機能を整えるためにも「セラミドケア」ができるアイテムを選んでみてくださいね♡
【調査概要】
「冬の乾燥などの肌トラブルに関する意識調査」花王株式会社調べ
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022 年 9 月 4 日(日)~2022 年 9 月 5 日(月)
調査地域:全国
調査対象:顔・からだ・頭皮の乾燥に悩む女性、敏感肌に悩む女性(20~40 代/400 人)
スクリーニング対象者のうち「顔やからだ(の肌)が乾燥して悩んでいる」「自分は敏感肌だと思う」と回答した人400名に実施。