【医師監修】美容整形を受ける前に知っておきたい!ダウンタイムの過ごし方

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【医師監修】美容整形を受ける前に知っておきたい!ダウンタイムの過ごし方

整形に対する世間のイメージは、ここ数年ですっかり変わりました。

 

日本は今や世界3位の“整形大国”と言われ、美容整形を受けることはもう珍しいことではありません。

最近では、女性タレントの整形公表が話題になり、整形に対するネガティブなイメージもなくなりつつあります。

 

しかし、美容整形で「ラクして美人になれる」と思っている人はまだまだ多いのではないでしょうか。

実際には「手術を受けたら終わり」ではなく、ダウンタイムを乗り越える必要があるのです。

 

整形を考えている人はダウンタイムの過ごし方や注意点を知っておきましょう。

ダウンタイムとは

ダウンタイムとは

ダウンタイムとは、手術を受けてから、普段の生活に戻れる状態に回復するまでの期間のことです。

 

美容整形手術は内容にもよりますが、多くは麻酔や切開を伴います。

当然、手術直後は手術痕が残り、腫れや痛み、内出血が起こります。

 

外出や仕事、入浴など、日常生活に制限がある手術も多いです。

 

美容整形は劇的に美しくなる場合もありますが、魔法のように一瞬で生まれ変われる方法ではありません。

ケガや病気の手術と同じように、回復するまでの時間が必要なのです。

 

顔の美容整形は患部が人の目に触れるため、仕事がある人は休日を取らなければならない場合もあります。

 

体の整形で患部が服の下に隠れる場合でも体には大きな負担がかかっていますので、スケジュール調整が必要です。

 

働く女性はダウンタイムを考慮して、長期休暇や仕事を辞めるタイミングに合わせて整形する人が多いようです。

主な美容整形のダウンタイムと術後の症状

主な美容整形のダウンタイムと術後の症状

いわゆる“プチ整形”の中には、傷跡が残らず、ダウンタイムがない方法もあります。

 

たとえば、頬やくちびる、涙袋などをふっくらさせる「ヒアルロン酸注入」には、ほとんどダウンタイムがありません。

 

しかし、多くの美容整形は術後に腫れや内出血が起こり、しばらくの間、仕事や外出を控える必要が生じることもあります。

 

美容整形を受けるなら、自分が受けたい手術のダウンタイムがどれくらいで、どのような症状が出るのかを知っておきましょう。

二重整形のダウンタイム

ぱっちりとした二重まぶたになるための手術は、主に2種類あります。

 

1つ目の「埋没法」は、メスを使わず、特殊な糸で二重のラインを作る方法です。

非常に短時間で終わり、傷跡が残らないので、最近では“プチ整形”の1つと考えられています。

 

しかし、糸がたるんでくると元に戻ってしまうため、効果が続くのは数年です。

もともと目の上の脂肪が多い人は脂肪の重みで外れてしまうことがあるため、自分が適応するかどうかは医師の判断を仰ぐことをおすすめします。

 

埋没法のダウンタイムは1週間程度で、腫れが特に強く出るのが術後の翌日~3日程度と言われています。

 

埋没法はメスを使わないとはいえ、局所麻酔が必要なので、手術後は麻酔の影響で腫れやかぶれが起こることがあります。二重のラインもやや不自然です。

 

手術後の状態にもよりますが、コンタクトレンズの使用やメイクは翌日以降まで制限されます。

手術したことを誰にも知られたくないなら、2~3日は外出を控えましょう。

 

2つ目の「切開法」は、腫れぼったいまぶたや、たるんだまぶたも、ぱっちり二重にできる方法です。

手軽さで言えば埋没法に劣りますが、切開法は半永久的に効果を保つことができます。

 

切開法は切開する範囲の広さによって、「部分切開」「全切開」の2種類があります。

手術時間は部分切開が約40分、全切開なら1時間程度です。

 

切開法のダウンタイムは約1週間。

 

上まぶたの切開と縫合を行うため、手術の5日~1週間後に抜糸があります。

 

手術直後に関して、個人差はありますが1ヶ月程度はむくみや赤みが引かない場合もあります。

コンタクトレンズの使用とメイクは、抜糸後から再開できます。

 

抜糸が終わるまでは手術痕が目立ち、メイクで隠すこともできないので、他人に会いづらいかもしれません。

 

目頭切開のダウンタイム

目頭切開は目を大きくし、左右の目の距離をバランス良くすることができる手術です。

病院によっていくつか手法がありますが、手術時間はいずれも約30分~1時間で済みます。

 

目頭切開のダウンタイムは5日~2週間。

 

最近は傷跡が小さく、ダウンタイムが比較的短い手法も開発されていますので、期間にやや開きがあります。

 

ダウンタイムが短い手法でも、手術後2~3日は腫れや内出血が起こります。

 

手術直後は痛みが出る場合がありますが、痛み止めは必要ない程度です。

 

患部の状態によりますが、コンタクトレンズの使用は手術後2~3日後から、メイクは抜糸後から再開できます。

 

こちらも二重の切開法同様、抜糸後までは手術の痕が目立ちますので、外出は控えた方がいいでしょう。

 

鼻プロテーゼ法(隆鼻術)のダウンタイム

鼻プロテーゼ法は、プロテーゼと呼ばれるシリコン製の軟骨を挿入する手術です。

鼻を高くしたり、だんご鼻をシャープな鼻に変えたりすることができます。

 

鼻を高くする方法には、プチ整形のヒアルロン酸注入もありますが、半永久的に鼻を高くしたいならプロテーゼがおすすめです。

手術時間は目的や手法によって差がありますが、だいたい1時間程度で終了します。

 

鼻プロテーゼ法のダウンタイムは1週間~10日。

 

手術後は1ヶ月程度はむくみが続き、むくみによる一時的な左右差が生じることもありますが、2ヶ月後にはすっきりとした鼻に生まれ変わるでしょう。

 

手術後1~2日は軽い痛みが出ることもあるので、痛み止めを処方する病院が多いようです。

 

しばらくは鼻水が出てもティッシュで拭き取るようにし、強くかまないようにしましょう。

 

個人差はありますが、だいたい10日間程度で人に見られても違和感のない状態まで回復することが多いようです。

 

人工乳腺法(インプラント豊胸)のダウンタイム

胸のサイズを大きくする手術にはいくつか種類がありますが、ここでは人工乳腺法(インプラント豊胸)についてご説明します。

 

人工乳腺法はシリコン製のバッグを挿入し、バストを大きくする手術です。

 

手術時間は約1時間。

顔面の美容整形は局所麻酔で行われますが、豊胸手術ともなれば静脈麻酔が必要です。

 

入院は不要で、手術後、病院で2~3時間は安静にした後、帰宅することができます。

 

人工乳腺法のダウンタイムは約2週間。

 

腫れや内出血が出ます。

 

シリコンバッグはワキの下を切って挿入するので、胸には傷跡が残りません。

ワキの下の傷跡も3~4cmで、数ヶ月で目立たなくなります。

 

手術後は3日~1週間ほど痛みが続くことがあるので、病院で処方される痛み止めを服用しましょう。

 

シャワーは胸を避ければ翌日以降から浴びることができます。

湯船に浸かれるのは1週間後からです。

 

仕事がある人はどんなに忙しくても、手術翌日は休みになるように調整しましょう。

激しい運動は1ヶ月ほど控えてください。

 

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