NYで「SAKE」が人気急上昇中?!八海醸造とブルックリンクラのコラボで生まれたNY初の「SAKE」が日本新発売!

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NYで「SAKE」が人気急上昇中?!八海醸造とブルックリンクラのコラボで生まれたNY初の「SAKE」が日本新発売!

すっきりとした飲み口とキレの良い辛口が特徴の「八海山」

 

そんな八海山を製造している八海醸造株式会社グループは、アメリカの酒蔵である「Brooklyn Kura(ブルックリンクラ)」と2021年に業務資本提携を結び、本格的な「SAKE」の醸造を支援してきました。

 

八海醸造とブルックリンクラが共同で造った「SAKE」はニューヨークでも注目を集め、愛飲者が増えているよう。

 

そして今回、そんな「SAKE」のうち、3種類が“輸入”という形で日本に上陸

4月14日より発売が開始されました。

 

さらに八海醸造は、自社初めてのウイスキー製品となる「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼 8 年 ライスウイスキー 2025LIMITED」を数量限定で発売開始するなど、さまざまな新しい取り組みを行っているということで話題に。

 

ということで今回は、八海醸造の「SAKE」3種類と「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼 8 年 ライスウイスキー 2025LIMITED」について分かっている情報をシェアしていきたいと思います!

日本の八海醸造とアメリカのブルックリンクラが奇跡のコラボ!

日本の八海醸造とアメリカのブルックリンクラが奇跡のコラボ!

八海山で知られる八海醸造は、「SAKEを世界飲料に」を目標に、アメリカNYでクラフトSAKEを製造している酒蔵・ブルックリンクラと2021年に業務資本提携を結んでいます

ブルックリンクラの杜氏が実際に来日し、八海醸造の蔵で日本の杜氏から伝統的な酒づくり技術や信念を習得。

また八海醸造は、新潟からニューヨークへ蔵人を派遣し技術協力を行うなど、アメリカ現地の人たちが気軽に楽しめる本格的なSAKEを作るべく、双方が手を取り合い奮闘してきました。

 

そんな2社のコラボレーションで生まれたのが、複数の素晴らしいSAKE。

八海醸造は仕込み水として“極軟水”の「雷電様の清水」を使用していますが、ブルックリンクラもそれと同様にニューヨーク市北西部にあるキャッツキル山地からの極軟水を仕込み水として使用。

 

また、SAKEの要となる米についても、アメリカ国内で最も高品質と評されるアーカンソー州産の山田錦と、豊かな味わいを生み出すカリフォルニア州産のカルローズを使用するなど、素材にとことんこだわり、丁寧に醸されているのが特徴です。

 

八海醸造とブルックリンクラのコラボにより生まれたSAKEはアメリカ現地でも高く評価されており、愛飲者が増えています。

 

そんなブルックリンクラのSAKEがこの度、日本に上陸することが決定

Hakkaisan 八海醸造株式会社の株式会社八海山が輸入元となり4月14日よりブルックリンクラのSAKE3種の発売が開始されました

3月27日には、都内某所で発売に先立ってメディア発表会も開催されました。

 

現在、正規取り扱い店千年こうじや各店Hakkaisanオンラインサイトで発売が開始されています。

 

各商品の特徴は以下の通りです。

(1)CATSKILLS(キャッツキル)

(1)CATSKILLS(キャッツキル)

蔵の仕込み水の名を冠した「キャッツキル」は、バランスのとれた酸味となめらかな濃厚さを持つ、上品で繊細な味わいが特徴。

 

アーカンソー州産の山田錦を100%使用し、11℃以下の低温で発酵させることで、クリーンで奥行きのある味わいの中に、フルーティさとほのかなバニラのニュアンスを感じる仕上がりとなっています。

 

商品名:CATSKILLS(キャッツキル)

品目:清酒

原材料名:米(米国産)、米こうじ(米国産米)

精米歩合:50%

アルコール分:16度

内容量:750ml

価格:4,950円(税込)

保存方法:要冷蔵

(2)GRAND PRAIRIE(グランドプレーリー)

(2)GRAND PRAIRIE(グランドプレーリー)

アメリカで最初に日本の代表的な酒米品種である山田錦が栽培された土地「グランドプレーリー」の名を付けた SAKE。

 

ドライで軽やかな口当たりの吟醸酒の味わいを実現しています。

甘い香り漂う、ニュアンスのある深みが特徴です。

 

商品名:GRANDPRAIRIE(グランドプレーリー)

品目:清酒

原材料名:米(米国産)、米こうじ(米国産米)

精米歩合:60%

アルコール分:16度

内容量:750ml

価格:4,950円(税込)

保存方法:要冷蔵

(3)OCCIDENTAL(オクシデンタル)

(3)OCCIDENTAL(オクシデンタル)

伝統的な製法でつくる SAKE に、短い時間ドライホップを施したチャレンジングな「オクシデンタル」。

 

柑橘の華やかな香りが心地よく、バラ色の見た目と滑らかでほんのりした甘さはまさに “西洋的(オクシデンタル)” な味わいです。

 

商品名:OCCIDENTAL(オクシデンタル)

品目:リキュール

原材料名:米(米国産)、米こうじ(米国産米)/ホップ、赤ブドウ濃縮果汁

精米歩合:50%

アルコール分:14度

内容量:750ml

価格:4,950円(税込)

保存方法:要冷蔵

八海醸造初のウイスキー、ライスグレーンウイスキーも発売!

八海醸造初のウイスキー、ライスグレーンウイスキーも発売!

ブルックリンクラのSAKEの日本発売とほぼ同時期に発売開始となったのが、八海醸造初のウイスキー製品となる「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED」

 

こちらは4月1日より発売となりました。

 

一般には抽選での販売※となるほか、専門流通を介して主要都市のバー等で取り扱い予定のようです。

 

※抽選販売の受付は既に終了

八海醸造は、蒸溜酒である米焼酎の製造を行っていた深沢原蒸溜所にて、2016年よりウイスキーの製造に着手。

日本酒蔵ならではのチャレンジとして、世界的にも珍しい、米を原料とした自社製造原酒だけを使ったライスグレーンウイスキーの製造に挑戦してきました。

溜前のもろみづくりやブレンド工程では長年の酒づくりを活かした職人の技術力を要するのはもちろんのこと、美味しいウイスキーは“時間”によって特有の熟成された味わいが増していくのが特徴です。

 

目標とする品質を目指し、8年の熟成が完了した今、初めて発売されることが決定しました。

Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED

Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED

「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED」の特徴は、前述の通り、米を主原料とした個性的なスタイルのライスグレーンウイスキーであるということ。

清らかな味わいを実現する「雷電様の清水」を仕込み水として使用し、2025LIMITEDは清酒酵母を用いて製造されています。

 

伝統的なウイスキー製法を基盤としつつも、独自に追求して製造した原酒だけを 8 年ゆっくりと熟成させるという、世界でもあまり類をみない希少なウイスキーです。

 

魚沼の自然豊かな環境の中で育まれた、バニラや花を思わせる甘い香りを湛えた味わいを楽しむことができます。

 

・品目:ウイスキー

・原材料名:米(国産)、麦芽

・内容量:700ml

・アルコール分:52%

・小売価格:13,200 円(税込)

 

テイスティングノート

色:琥珀色

香り:柑橘系につづくチョコレートやバニラを思わせる甘い香り

味わい:米由来のほのかな甘み、ドライフルーツ、ナツメグのようなスパイシー感、カラメルのほろ苦さ

数年後には魚沼蒸留所×ニセコ蒸溜所のブレンデッドも?!

数年後には魚沼蒸留所×ニセコ蒸溜所のブレンデッドも?!

また、このライスグレーンウイスキーづくりを契機に本格的なモルトウイスキーづくりに取り組むため立ち上げたグループ会社・株式会社ニセコ蒸溜所は、北海道ニセコ町の冷涼で雄大な自然環境のもと、2021年よりモルトウイスキーの製造を開始。

 

現在、品質を見極めながら丁寧に熟成しており、ゆくゆくは魚沼とニセコ両地で製造したウイスキーの「ブレンデッド製品」の上市も見据えて準備をしているんだそうです。

まとめ

本日は、「SAKEを世界飲料に」×ブルックリンクラのコラボレーションにより生まれたSAKE3種と、八海醸造初となるウイスキー「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED」について解説いたしました。

 

八海醸造が携わった日本酒をニューヨークから逆輸入という形で日本発売するというのは、なんとも面白い取り組みですよね。

アメリカ流の解釈に落とし込んだSAKEがどんな味わいなのか、筆者としても非常に気になります。

 

また、一般流通していない「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2025LIMITED」に関しても、その希少性も相まって気になるところ。

主要都市のバー等で飲むことができるので、取り扱っているバーに巡り合えた際はぜひ注文してみたいと思います。

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