【医師監修】顔のたるみの新対策!「ハイフ(hifu)」ってどんな美容技術?
私たちを悩ませる、顔のたるみ。
見た目年齢を左右する「ほうれい線」や「ブルドック顔」「やつれ顔」などの言葉に敏感になってきますよね。
たるみを素早く改善するにはメスや注射などを使った美容整形が思い浮かびますが、ここでは切らない・注射しない次世代のリフトアップ術として注目される「ハイフ(hifu)」について、医療法人理事長兼美容クリニックの院長も務める専門医監修のもと、丁寧に解説していきます。
歳だからしょうがないと諦めるのはまだ早い!
このまま放っておかずに、今すぐ顔のたるみ対策を考えてみませんか?
INDEX
どうして顔はたるんでしまうの?
「たるみ」とは皮膚の下垂(たれ下がり)のことを言います。
目の下が厚くたるむ、ほうれい線が深くなる、口角が下がる、口の左右の肉が丸くたれ下がるなど、たるみのサインは、肌質や肉付き、表情グセなど人によって様々。
表皮の下には真皮、皮下層、SMAS層という3つの組織層があり、それぞれたるみの直接の原因が違います。
【真皮層のたるみ】
皮膚に一番近い真皮層を構成するコラーゲンやエラスチンは、加齢や紫外線の浴びすぎなどによって減少してしまいます。また、肌の乾燥は水分を奪います。
それらにより皮膚の弾力やハリ、しなやかさが失われ、皮膚のたるみにつながります。
【皮下層(脂肪層)のたるみ】
脂肪は加齢とともに委縮し、凸凹を形成します。
また、脂肪は靭帯を境にいくつかの部屋に分かれて存在しています。
靭帯は加齢とともに伸びるため、靭帯に沿って脂肪は下垂し、ほうれい線やマリオネットラインなどのシワ、たるみを形成します。
【SMAS(スマス)層(筋膜層)のたるみ】
SMASは皮下脂肪層のさらに深部に存在し皮膚の構造を支えている、繊維状の筋膜です。
顔全体~首にかけて一連の膜として存在しており、年齢を重ねるにつれてSMAS層がゆるむと、全体的なたるみを引き起こします。
美容クリニックで受けられる、たるみ悩みの解消法とは
たるみ悩みの解消に即効性を求めるならやはりプチ整形。
美容クリニックで受けられる主な施術を見ていきましょう。
【注射による施術】
美容成分をしわやたるみが目立つ場所に注射する方法です。
ヒアルロン酸を注射して肌の内側からボリュームをアップしたり、ボツリヌストキシンというお薬を筋肉に注入するいわゆる「ボトックス注射」で表情筋の動きを止めたりして、たるんで見えるシワをできにくくします。
【光・レーザーによる施術】
「レーザーシャワー」などの施術名で受けられるリフトアップ術です。
レーザーで皮膚の内部に熱を加えることで、コラーゲンの生成を促進し、引き締め効果を得ることができます。
【特殊な糸による施術】
糸を皮下に挿入し、糸周辺のコラーゲンやエラスチンを増やす方法です。
コグなどの引っ掛かりがついた糸であれば、下垂した脂肪を持ち上げることができ、高いリフトアップ効果を得ることができます。
【皮膚を切開する施術】
肌の最奥のSMAS層を引き上げたい方向けの、従来からある方法です。
メスを入れ、たるみの直接的な原因となる余分な皮脂や皮膚を切開し縫い直す方法です。
【ハイフによる施術】
メスや針を使わずにお肌をリフトアップする新たな小顔治療として注目されています。
これまでメスを入れる施術が必要だった肌の最奥のSMAS層にまで特殊な超音波でアプローチするので、肌表面に傷をつけずにリフトアップが叶う方法です。
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