【医師監修】顔のたるみの新対策!「ハイフ(hifu)」ってどんな美容技術?

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切らない、注射しないリフトアップ「ハイフ(hifu)」

メスや針を入れずにリフトアップできるハイフ(hifu)とは「High Intensity Focused Ultrasound」の略で、高密度焦点式超音波マシンを使用した治療技術のことです。

 

肌表面に当てた照射器から、深度の違う真皮・皮下層・SMAS層の狙った部分に高密度の無数の点状の熱エネルギーを当てて各層を縮めます。

それにより、各層が引きあがるので即効性の高いリフトアップ法といえます。

 

また、SMAS層が受けた熱ダメージを回復しようと働き、コラーゲンが生成されるので皮膚の弾力が徐々に増します。

 

おおよそ3ヶ月かけて効果は最大化。

そして半年前後持続するそうです。

 

肌表面の皮膚やそのほかの組織を傷つけずに済むので、ダウンタイム(施術のダメージからの回復期間)がほぼないことが大きな特徴です。

【こんな方にオススメ】

・化粧品ではたるみを隠しきれなかった方

・特にほうれい線や顎下のたるみなどが気になる方

・メスや注射が怖い方

バレずにリフトアップしたい方

・シワやたるみを予防したい方

効果が持続する施術を受けたい方

 

ハイフの品質の見極め方

ハイフの品質の見極め方

高密度焦点式超音波マシンを使用した治療技術「ハイフ」は、クリニックに導入されているマシンによって性能は違います。

 

ここでは比較すべきポイントをご紹介いたします。

【真皮、皮下、SMASの3つの各層から引き上げられる】

深さ約1.5mm真皮層約3mm皮下層約4.5mmSMASの各層にアプローチすると効果が高まります。

 

【フルオーダーメイドで治療してもらえる】

おでこや目元の皮膚は浅く、頰やフェイスラインの皮膚は深いなど、部位によって皮膚の深度が違います。

また、一人ひとりの持つ皮膚の厚さやたるみの進行具合、希望の仕上がりも違います。

 

確かな医療と美容の確かな知識を持った施術者と、きめ細かく設定を変えられるマシンの両立で、安心して施術が受けらます。

 

ハイフ施術の流れ

ここからは、ハイフ施術をいくつかのステップに分けて全体の流れをご紹介してまいります。

Step:1【医師によるカウンセリング】

お肌の状態を確認し、たるみへのお悩みについてヒアリング。

詳しい治療方法や他院との違い、起きるかもしれないトラブルについてなど、真摯に説明をしてくれる医師か見極めてください。

 

Step:2【ハイフ施術の麻酔】

ハイフの照射の強さによって、麻酔の方法は異なります。

ノーマルの強さだと強力麻酔クリームで行いますが、より高い効果を希望される方には笑気麻酔を使うなど、施術内容に合わせて適切な麻酔方法が異なります。

 

麻酔が効くまで数十分必要な場合もあるそうです。

機械によっては痛みが抑えられているものもあるため、痛みが心配な方は、痛みの少ない機械を選ばれると良いでしょう。

 

Step:3【ハイフ施術】

コースによって異なりますが、30~40分ほどで施術は終わります。

皮膚の状態を確認しながら、部分的に進めていくそうです。

 

Step:4【ハイフ施術後、アフターケア】

施術後は、基本的にはメイクが可能です。まれに痛みや腫れが出る場合もあるそうです。

効果は半年前後持続します。

 

さらなる効果を求めて施術を繰り返す場合も、最低1ヶ月以上空ける必要があります。

熱照射をしてダメージを与え、肌のコラーゲン再生によってリフトアップする仕組みなので、ハイフによって受けた肌ダメージが落ち着くまでは、施術はできません。

 

ハイフは医療行為!医療機関で受けましょう

最先端のたるみ治療「ハイフ」は、前立腺ガンの治療法として医療現場で利用されているものと同じ原理なので、医療行為とみなされます。

医師や医療知識のあるナースが施術を行う美容皮膚科やクリニックで受けましょう。

【エステサロンのハイフの注意点】

美容の悩みに答えてくれるといえばエステサロンもクリニックも同じ。

ハイフも受けられると謳うエステサロンも多く見られます。

 

しかし、ハイフ機器を用いた施術は医療行為。

医療知識を持たないエステサロンのスタッフによる施術を受けて火傷を負ったなどのトラブルが相次いでいるので、独立行政法人国民生活センターでは「エステサロン等で皮下組織に熱作用を加え危害を及ぼすHIFU施術を受けてはいけません」と呼びかけています。

 

出典:独立行政法人国民生活センター 

エステサロン等でのHIFU機器による施術でトラブル発生!

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170302_1.html

 

また、ハイフを製造する医療機器メーカーが医療機関だけに製品を売るのでは販路に限界があるため、エステでも取り扱える出力や機能を落としたハイフを作り、美容クリニックよりもはるかに数の多いエステサロンにも安く大量に販売しているという事実もあるそうなので、効果・安全性の面から信頼できるクリニックで受けてください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、メスで切らなくてもリフトアップ効果が持続する「ハイフ(hifu)」について解説してまいりました。

 

ハイフは女性の憧れである美しさを手に入れる強い味方にもなりますが、トラブルに巻き込まれずリフトアップを叶えるためにも、きちんとした医療機関と信頼できる医師を探してみてくださいね。

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

医療法人 大美会 理事長

大阪美容クリニック 院長 南 真実子

 

[経歴]

大阪医科大学医学部卒業後、初期研修を経て大阪医科大学産婦人科教室に入局。

主に、腹腔鏡手術、不妊治療、周産期治療などに従事し、産婦人科専門医を取得。

検診業務にも従事し、マンモグラフィー読影認定医を取得。

女性がいつまでも健康で美しく輝いていられるよう、更なる高みを目指して、美容医療、アンチエイジング医療を行う。

大手美容クリニックで活躍後、2017年に大阪美容クリニックを開院。

婦人科・美容皮膚科を通じて、女性をトータルにサポートできるよう診療を行っている。

 

[保有資格・所属学会]

産婦人科専門医

マンモグラフィー読影認定医

 

[クリニック]

公式HPはコチラから

 

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