【医師監修】豊胸手術にはどんな種類があるの?それぞれのメリット・デメリット、豊胸手術を受ける際の注意事項、乳がんのリスクなども解説

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【医師監修】豊胸手術にはどんな種類があるの?それぞれのメリット・デメリット、豊胸手術を受ける際の注意事項、乳がんのリスクなども解説

もう少し胸が大きかったら、もっとファッションも楽しめたのかな…

海に行くのも楽しかったかな…

 

なんて思ったことありませんか?

 

胸の大きさや形など、女性なら誰しも悩みを抱えているものです。

 

そしてその悩みを解消する方法として真っ先に思い浮かぶものが「美容外科での豊胸術」があります。

 

しかし、本来その場所にないところにモノを入れる手術になりますので、リスクはつきものです。

 

そこで今回は、都内の美容外科で理事長を務める専門医監修のもと、実際に豊胸術とはどういったものなのか、どういったリスクがあるのか、効果は実感できるのか、自分にはどの方法が最適なのか、を真剣に考えるための情報をご紹介していきます。

豊胸にはどんなものがあるの?

豊胸にはどんなものがあるの?

豊胸するにも様々な方法があります。

それぞれのやり方によって、値段もリスクも変わってきます。

 

また、持続や効果も異なるので、自分が豊胸に何を求めているのか明確だと決めやすいですね。

 

今回はその中でも、代表的な3つを取り上げます。

 

まず、一番簡単で比較的安価な「ヒアルロン酸注入」です。

こちらは胸にヒアルロン酸を注入する施術です。

 

次に、シリコンバッグを胸に入れる「シリコンバッグ豊胸」、そして自分の脂肪を胸に注入する「脂肪注入術」があります。

ヒアルロン酸豊胸

ヒアルロン酸を胸に直接注入する「ヒアルロン酸豊胸」

 

使用するヒアルロン酸によって個人差はありますが、数ヶ月から3年ほどの持続力となります。

そのため、他の2つの豊胸術に比べて短い期間しか持続しません。

 

そもそもこのヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、徐々に体内に吸収され、体積が小さくなっていくというデメリットがあります。

 

体内に吸収されてしまうのはヒアルロン酸の粒子の小ささが要因となっているため、粒子の大きいヒアルロン酸にすれば、持続力は上がるのではないかと思われるかもしれません。

 

しかし、粒子のサイズを大きくすると持続力は高まりますが、触った時の感触が硬く、違和感を感じるようになってしまいます。

 

また、ヒアルロン酸の周りに被膜ができ、体内で塊となって硬くなってしまう事例も少なくないようです。

 

見た目は少しボコボコとして、触るとボールのようなしこりのような触感ができてしまいます。

 

ヒアルロン酸豊胸のメリットとは

しかしメリットももちろんあります。

注射器で注入するだけの施術であるため、傷が非常に小さく、人にあまりバレないことが特徴です。

 

また、10ccで5万円前後が相場であり、量にもよりますが、他の手術より比較的安い値段で行うことができます。

 

さらにダウンタイムが短いため、次の日から働くこともできることもあり、撮影のために一時的に今より少し大きくしたいなど、事情にあえば便利な豊胸ではないでしょうか。

 

シリコンバッグ豊胸

次にご紹介するのは、「シリコンバック豊胸」です。

 

こちらのシリコンバックは体内に吸収されることもなく、持続力が高い豊胸術です。

 

現在主流のソフトコヒーシヴシリコンバックは耐久性が高く、通常経年変化での入れ替えを行うことを想定しておりません。

 

サイズも数あるシリコンから最適なものを選択でき、柔らかさも自然で、もっとも個人の理想をかなえやすい豊胸術と言えます。

 

手術中にご自身でバストの大きさを見ながら一番希望のイメージの大きさのプロテーゼを選べる方法もありますので、これは最も後悔なくサイズを納得して選べる良い方法です。

 

デメリットとしては、シリコンプロテーゼは異物なので被膜を生じます。

この被膜が厚く硬くなるのが被膜拘縮です。

 

これをいかに最小限にするかが、豊胸術の際にとても大切です。

 

また、シリコンプロテーゼを入れることで乳がんのレントゲン検査がしにくくなる、あるいはその結果に影響する可能性があることが言われております。

 

乳がんは女性に多いがんのひとつですから乳がん健診は大切です。

 

エコーを用いて行う乳がん健診はバックを破損するリスクもなく行えますので、豊胸術後の方にも問題なく推奨されます。

 

非常に稀ですが、BIA-ALCLという悪性リンパ腫の可能性もございますので、シリコンバッグ豊胸はアフターケアが大切になってくる豊胸手術といっていいでしょう。

 

脂肪注入術

こちらもヒアルロン酸注入と同じく、すぐに注入した脂肪が吸収され効果がなくなってしまう印象もあるもしれません。

 

しかし実際には、脂肪を注入するとその場所に一定量生着し、それ以降その場所で身体の一部として構成されます。

 

さらに、体内にもともとあった自分の脂肪で豊胸するため、一番違和感なく柔らかく馴染むともいわれています。

 

脂肪注入術のデメリット

そんな脂肪注入術のデメリットとしては3つ挙げられます。

 

先ほど述べたように胸の脂肪として着生するため、各個人の脂肪の量やもともとのバストの大きさが小さいと豊胸できる量が僅かになってしまうことです。

 

そして2つ目に挙げられるのは、注入直後のボリュームがそのまま維持され続ける訳ではないことです。

 

注入する脂肪はもともと自分の体内にあった物を取り出して胸に注入しているため、一部の脂肪は壊死し、吸収されてしまいます。

そのため、死滅した細胞分の体積が減少し、術後より小さくなったと感じる方も多くいるのです。

 

目安としては、術後6ヶ月経っても残っている脂肪のボリュームは無事に胸の部位に着生したといえるので、それ以上減少することはありません。

 

そして1番のデメリットは3つのなかで一番手術時間も長くかかり、その分高額の手術費用がかかってしまうことです。

 

豊胸ってバレる?

豊胸ってバレる?

豊胸とは、本来の胸を意図的に増加させているため、不自然な膨らみによってバレてしまうこともしばしばあります。

 

また、見たところ違和感がなくても、豊胸によって触感が変わるといわれています。

そのため、パートナーには豊胸はバレてしまうかもしれませんね…。

 

ちなみにこの中で一番バレにくいのは、自分の脂肪を注入する「脂肪注入術」です。

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