【医師監修】シミを予防&改善!“肌の漂白剤”ハイドロキノンの効果や注意点

最終更新日:

ハイドロキノンのデメリットと使用上の注意

ハイドロキノンのデメリットと使用上の注意

ハイドロキノンにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

ここからは注意点をご紹介させていただきます。

保管が難しい

ハイドロキノンは熱や光に弱く、保管方法を間違えるとすぐに酸化してしまいます。

使用後は必ず、しっかりふたを閉めるようにしてください。

 

温度が上がりやすい場所や直射日光が当たる場所には置かず、涼しい場所で保管しましょう。

商品によっては、冷蔵庫で保管した方がいいものもあります。

 

劣化したハイドロキノンでは十分な効果は得られません。

それどころか、赤みやかぶれを引き起こすこともあります。

使用期限は必ず守りましょう。

 

副作用に注意

ハイドロキノンは高い美白効果が期待できますが、その分肌への刺激が強い成分です。

使用時に肌がピリピリと痛むこともありますし、赤みやかゆみ、皮膚がむけるなどの副作用が出ることもあります。

誤った使用方法により、肌の色が白く抜ける「白斑」が発生する可能性もゼロではありません。

 

どんな化粧品でも同じことが言えますが、肌に合わない場合もありますので、使用前に必ずパッチテストをしてください。

肌に異常を感じたらすぐに使用を中止し、病院へ行きましょう。

特に高濃度のハイドロキノンは刺激が強いので、低濃度のハイドロキノンでじっくりケアするのがおすすめです。

 

使用中は紫外線に弱くなる

ハイドロキノンは朝晩のスキンケアにプラスして使うパターンが多いですが、使用中は紫外線に弱くなるので外出時は注意が必要です。

ハイドロキノンでシミをケアしている最中に紫外線を浴びてしまうと、逆にシミが濃くなる危険性がありますので、外出時はいつも以上に紫外線対策をしてください。

 

長期間は使用できない

ハイドロキノンはある程度、継続して使用する必要がありますが、使い続けるほど効果が上がるということでもありません。

長期間の使用は白斑を引き起こす可能性がありますので、使用開始からだいたい6ヶ月をめどに一旦使用をやめ、肌の様子を見てください。

 

ハイドロキノンの購入方法

ハイドロキノンの購入方法

では、実際にハイドロキノンを手に入れる方法をご紹介いたします!

市販の化粧品を購入する

現在は市販されているハイドロキノン配合の化粧品が多く、ネット通販やドラッグストアなどで気軽に購入することができます。

 

市販のハイドロキノンをはじめて購入する時は、低濃度のものを選びましょう。

低濃度の方が肌への刺激が少なく、副作用のリスクを減らせます。

 

ネットで調べると、海外製のハイドロキノンが紹介されているページもありますが、海外製のものはおすすめできません。

昨年8月には、「ハイドロキノン4%配合」を謳った個人輸入のクリームによる健康被害が報告されています。

市販のハイドロキノンを購入する場合は、日本国内で正規流通している化粧品を選んでください。

 

皮膚科や美容クリニックで処方してもらう

ハイドロキノンはもともと医師の処方箋が必要な成分でした。

現在も4%以上のハイドロキノンはほとんど市販されていませんし、素人の判断で使用するにはリスクが高いです。

 

特に濃いシミが気になっていて高濃度のハイドロキノンを使いたい場合は、病院で処方してもらい、医師の指導のもとで使用してください。

 

まとめ

いかがでしたか?

ハイドロキノンは肌に合うものを選び、正しく使用していれば、高い美白効果を感じることができる成分です。

 

大人の女性はシミをメイクで隠すのが上手な人が多いですが、シミのない素肌は女性に自信を与えてくれます。

1度シミとの戦いを諦めてしまった人も、ぜひハイドロキノンを使ったケアを試してみてくださいね。

監修医師プロフィール

監修医師プロフィール

ASERAクリニック梅田院 院長 福田 智一 氏

 

[経歴]

平成22年近畿大学医学部卒業後、同大学形成外科に入局。近畿大学大学院にて再生医療の研究に従事し医学博士号を取得。大学病院・一般病院勤務で多くの手術経験を経て美容医療に転身し、大手美容クリニックで研鑽を積む。令和2年にASERAクリニック院長に就任。医療脱毛、美肌治療を中心に幅広く美容医療に取り組んでいる。

 

[保有資格]

医学博士

所属

日本形成外科学会会員

日本美容外科学会会員

日本校加齢医学会会員

 

[クリニック]

公式HPはコチラから

 

掲載日:
最終更新日:

CATEGORY