酵素による角質ケアはNG?!古い角質は「クレイ」ですっきりオフ

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酵素による角質ケアはNG?!古い角質は「クレイ」ですっきりオフ

「なんだかお肌がごわごわする…」

「ちょっとくすんで見える…」

「吹き出物ができやすい…」

「化粧水が浸透しづらい…」

 

それらはもしかしたら「不要な角質の蓄積」が原因かも。

適切な角質ケアをして、お肌をすっきりさせてしまいましょう。

 

角質ケアというと、

 

「酵素洗顔をしたらお肌がピリピリしてしまった」

「スクラブをしたら赤くなってしまった」

 

なんてあんまり良い思い出が無い方も少なくないのでは?

 

角質ケアは、「諸刃の剣」

 

一般的な角質ケアだと、敏感肌には刺激となってしまうのも現実です。

一歩間違えると、余計に肌荒れしてしまう原因にも。

 

本日は、本当にお肌のことを考えた、敏感肌にも優しい角質ケア方法をご紹介します。

角質ケアで肌荒れ??

角質ケアは、お肌にとって非常に重要。

不要な角質が蓄積してしまうと、肌の質感はごわごわとした感じなり、色はくすみ、化粧水や美容液の浸透が悪くなってしまいます。

 

さらに角質の蓄積が進むと、毛穴の角栓が目立ったり、吹き出物ができやすくなってしまう原因にも。

適切な角質ケアは、美肌を目指すうえで必要不可欠なのです。

 

しかし、あくまでも「正しい」角質ケアを行うことが重要。

 

誤った方法で角質ケアを行ってしまうと、肌のターンオーバーが追い付かなくなり、

余計に肌の質感が悪くなってしまったり、お肌が過敏になって荒れてしまうこともあります。

 

肌荒れを防ぐためにも、正しい方法を知る必要があります。

「酵素洗顔」は敏感肌にはNG?

角質ケアの代表と言えば「酵素洗顔」「ピーリング」

余分な角質をごっそり取ってくれる、ということで人気ですよね。

 

ですがこういった角質ケアも、実は一歩間違えると肌を荒れさせてしまう原因になりかねません。

 

酵素洗顔に含まれる「たんぱく質分解酵素」は、皮膚の表面にたまったたんぱく質汚れ(角質)を分解する効果があります。

 

この作用により角質ケア効果を得ることができるのですが、実はデメリットもはらんでいます。

たんぱく質分解酵素は、不要な角質だけでなく、正常な皮膚まで分解してしまうのです。

 

そのため、このタイプの洗顔料を頻繁に使ってしてしまうと、

健康なお肌がどんどん削られてしまい、バリア機能等が壊れてしまいます。

 

また、必要以上に肌が削れてしまうと、肌は「早くターンオーバーしなくちゃ!」と焦ってしまい、

まだできあがっていない未成熟の肌細胞を表面に出してしまうことに。

 

それによりお肌が過敏になってしまい、炎症を起こしやすくなったり、ゴワゴワ肌の原因となってしまうのです。

 

お肌のことを考えると、酵素洗顔を毎日使用することは避け、1週間に1~2回ぐらいで行うのが良いでしょう。

本当に肌に良い角質ケアは「アレ」

本当に肌に良い角質ケアは「アレ」

では、本当に肌に良い角質ケアとは一体なんなのでしょうか?

 

正しい角質ケアのポイントは2つ。

 

「角質を無理やり溶かしたり剥がしたりしないこと」

そして

「しかし余分な角質はしっかり取り除くこと」

 

これらの両立が重要です。

この2つのポイントを同時に叶えるためには、あるアイテムを使います。

 

それが「クレイ」です。

 

クレイは、無理やりお肌をピーリングしてしまうものではありません。

そのため、お肌にやさしく角質ケアを行うことができるのです。

クレイってなに?

クレイとは、日本語で言うと「泥」「粘土」のこと。

昔から泥を使った美容法というものは存在しているので、ある意味伝統的な角質ケア法であると言えます。

 

とはいえ、泥ならなんでもいいわけではなく、角質ケアにはそれに適した泥が使用されます。

 

有名なところだと、

 

・ガスール

 

・モンモリロナイト

 

・ベントナイト

 

・カオリン

 

・火山灰シラス

 

などが定番。

 

こういった専用のクレイで洗顔やパックを行うことで、お肌の不要な角質を効果的に除去することができるのです。

どうしてクレイで角質ケアができるの?

ここで、ひとつ疑問が思い浮かびます。

 

一体どうして、泥で角質を除去することができるのでしょうか?

そのメカニズムをお話ししたいと思います。

 

角質ケアに使われるクレイは、非常に粒子が細かいのが特徴。

サイズで言うと、その大きさはわずか数ミクロン。

 

1ミクロンが1/1000mmなので、非常に細かいことが分かります。

 

そういった微粒子のクレイには、「多孔性」という特徴があります。

多孔性とは、「穴がいっぱいあいている」ということ。

細かい微粒子の表面に、無数の小さな穴があいているのです。

 

クレイは毛穴やキメのすき間に入り込み、この小さい穴に余計な汚れを吸着することで角質ケアをすることができます。

 

さらに、その吸着力も大きなポイント。

 

クレイは基本的に「マイナスの電子」を帯びているのですが、肌表面の汚れは「プラスの電子」を帯びています。

マイナスの電子とプラスの電子は引き付けあうので、効果的に角質汚れを吸着することができるのです。

クレイの角質ケア法は2種類

このように、クレイによる角質ケアは、無理やり「分解したり」、「溶かしたり」、「はがしたり」、するわけではありません。

あくまでも「吸着」するだけ。

健康な肌が削れることは無いので、お肌に優しく角質ケアをすることができるのです。

 

そんな優秀なクレイを使った角質ケア方法は、大きく分けて2つ。

「クレイ洗顔」「クレイパック」です。

 

それぞれにメリット・デメリットがあるので、各ケア法についてご紹介したいと思います。

角質ケアの方法(1)クレイ洗顔

角質ケアの方法(1)クレイ洗顔

手軽さでおすすめなのは、なんといっても「クレイ洗顔」

クレイ洗顔とは、洗顔フォームや固形石鹸に、クレイが練り込まれているもののことです。

 

普段使っている洗顔料をこれに変えるだけなので、とっても簡単。

忙しい方にもおすすめの角質ケア法です。

 

クレイ洗顔で顔を洗うだけで、毛穴や肌表面の余計な角質を取ることができ、日ごろからツルツルのお肌を保つことができます。

酵素洗顔やピーリングとは異なり、「毎日使用できる」というのが嬉しいポイントです。

 

とはいえ、クレイ洗顔と一言でいっても、クレイの配合量が多いものから、おまけ程度にしか入っていないものまで様々。

クレイの恩恵にあずかりたい場合は、十分な量のクレイが入っているものを選ぶようにしましょう。

角質ケアの方法(2)クレイパック

角質ケアの方法(2)クレイパック

クレイ洗顔の主要成分はあくまでも石鹸素地などの「洗浄成分」。

クレイはサブ的な位置づけです。

そのため、クレイそのものの良さを存分に味わいたい方は「クレイパック」がおすすめです。

 

クレイパックの主要成分は、クレイそのもの。

それに保湿成分や美容成分などを加えたのが、クレイパックです。

 

たっぷりのクレイパックをお肌に塗り、そのまま約10分ほど放置します。

その後水で洗い流すと、お肌の余計な角質がしっかりと取れ、ツルツルスベスベの感触にお肌が生まれ変わります。

 

クレイパック後は、せっけんによる洗顔は不要です。

 

クレイパックを定期的に行うことで、毛穴の角栓汚れが溜まりづらくなるという嬉しい効果も。

週に1~2回くらいのペースで、継続して行うのがおすすめです。

 

とはいえ、クレイの洗顔と比べると「塗る」「放置する」などの工程があるため、

あまりにも忙しい方にはクレイ洗顔の方が向いているかもしれません。

 

このように、クレイを使った角質ケアには2通りあり、

それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分のライフスタイルに合っている方を選びましょう。

もちろん、クレイ洗顔とクレイパックの両方を併用するのもおすすめです。

角質ケア後のアフターケアは?

さて、クレイによる角質ケアをした後は、化粧水、乳液、美容液などを使用してきちんとアフターケアをしてあげることが重要です。

 

いつも以上にスキンケアが浸透しやすくなっているので、きっと驚くこと間違いなしですよ。手でしっかりなじませるように、ハンドプレスしてあげてください。

 

せっかくなら、少し高級な美容液などを使用するのもおすすめです。

 

美容成分がしっかりとお肌に吸い込まれていくので、いつも以上にスキンケアの美容効果を実感することができるでしょう。

まとめ

本日は「クレイを使用した角質ケア法」についてお話ししました。

 

角質ケアは、ただやみくもに行うだけではだめ。

きちんとお肌のことを考えて、不要な角質のみを効率よく除去できる方法で行いましょう。

 

普段のスキンケアに上手に取り入れることができれば、お肌もワンランクアップ。

あなたもクレイでひと皮むけた美肌を目指してみてはいかがでしょうか?

 

<参考URL>

・What’s the CLAY? http://www.enet.co.jp/yamano/clay.htm

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