韓国のZ世代やミレニアル世代を中心に支持を集め、日本でも注目されつつある「MAI OHW MAI」(マイオーマイ)。
“どんなときも⾃分らしくあることは美しい” というメッセージが込められた “ I AM WHO I AM”(私は私)を逆さから読んだブランド名になっており、現在⾹⽔をはじめとする4つの商品がラインナップされています。
女性用の香水は「可愛らしさ」や「上品さ」などがコンセプトになっているものが多いかと思うのですが、「MAI OHW MAI」の香水は “5つの傷” がテーマ。
“5つの傷”の香りとはどんなものなのでしょう?
今回は「SADNESS(悲しみ)」の香りを試してみたので、感想を交えながらブランドのストーリーや商品の詳細についてご紹介していきたいと思います。
「MAI OHW MAI」 のブランドコンセプト
「恥」「悲しみ」「嘘」「恐れ」「怒り」
これらの感情は時に、私たちの成長を妨げるもの。そして誰しもが傷ついたことがある感情。
それに向き合って、乗り越えることで、傷を「成長の跡(MARK)」へと変えていく。
「MAI OHW MAI」
“過去を乗り越え、成長の跡を持つ今の自分が、私らしい私であり、最も美しい”
というブランドストーリーがあります。
負の感情のネーミングは一見、ネガティブな印象を受けがちですが、その裏にあるポジティブな感情をコンセプトにしたのが5つの⾹りになっています。
MARK5は、一人ひとりの物語や傷跡を香りで彩るフレグランスコレクションなのです。
MARK5の5つの香り
①ANGER(怒り)
『爆発的な怒りを静かに力に変える、美しさの香り』
・トップノート:ジンジャー、カルダモン、ピンクペッパー
・ミドルノート:リリー、オーキッド、ジャスミン
・ベースノート:アンバー、パチョリ、レザー
②DECEIT(嘘)
『静かな庭園でワインを楽しみながら、昔の自分を懐かしむ香り』
・トップノート:ローズ、サイプレス
・ミドルノート:シダーウッド、サンダルウッド
・ベースノート:バニラ、ローズウッド、ムスク、アンバー
③SHAME(恥)
『肌に甘く溶け落ちる、ミステリアスな香り』
・トップノート:シトラス、ペアー、アップル
・ミドルノート:アンブレット、ジャスミン、シダーウッド
・ベースノート:ムスク
④SADNESS(悲しみ)
『悲しみを包み込み、大人の余韻に変える香り』
・トップノート:ベルガモット、マンダリン
・ミドルノート:ブラックカラント、ブルガリアンローズ
・ベースノート:アンバー、ムスク
⑤FEAR(恐れ)
『冷静な恐ろしさに対する、安らぎを受けるような香り』
・トップノート:ブラックペッパー、カルダモン
・ミドルノート:アガーウッド、ローズウッド、パチョリ、ベチバー
・ベースノート:アンバー、バニラ、トンカビーン
「SADNESS」を使ってみた!
今回は5つの傷の中から「SADNESS(悲しみ)」をチョイス!
ミドルノートのブルガリアンローズに惹かれたからでした。
まずは香水から使っていきます。
香った瞬間はベルガモットがふわっと広がり、そのあとにブルガリアンローズが続きます。
今までローズ系の香水は色々試したことがあったのですが、甘さがあったりエレガントなものが多かったり、ローズ=女性らしさが強いような印象でした。
が、こちらの「SADNESS」はそういった媚びるような甘さや優雅すぎる感じがなく、まるでローズの生花のようなリアルなお花感があります。
ブルガリアンローズらしく、良い意味での青々しさもあり、女性らしさというよりも「キリっと凛としたローズ」といった感じです。
ラストはムスクの温かな感じとブルガリアンローズの香りが良い塩梅に調和し、柔らかなローズの香りへと変化しました。
ハンドクリーム、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュも
「MARK5」は同じ香りで、香水、ハンドクリーム、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュの4つの商品が展開されています。
ハンドクリーム、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュの主成分には、天然原料と認証された「発酵βグルカン」が使用されています。
これは、ヒアルロン酸よりも20%以上高い保湿力を持つといわれる成分で、持続的な保湿効果があるとされています。
また、「フィラグリン」という皮膚の角質層に存在するタンパク質とコラーゲンを高配合しているため、皮膚バリア機能の強化や抗菌作用、乾燥・かゆみ・アレルギーの予防や、保湿力にも期待できます。
■ハンドクリーム
ハンドクリームは、しっとりもっちりするのですがベタベタと残る感じがないため、すぐにスマホなどを触っても不快感がありませんでした。
香りもハンドクリームにしては長続きしたので、ラフなコロンのような感じで香水の代わりに使うのも良いなと思いました。
また、しっかり香らせたいときは、香水とハンドクリームとあわせて使うのも良いかもしれません。
■ボディウォッシュ&ハンドウォッシュ
こちらはパッケージのデザインも容器の大きさも一緒なので、間違えないように注意!
ボディウォッシュは泡立ちが良く、キメ細やかな泡ができました。
洗い上がりは、キュキュッとさっぱりする感じよりも、程よくしっとり感が残る感じ。
香水と同じ、リアルなブルガリアンローズの香りがお風呂でも楽しめてとっても癒されました。
ハンドウォッシュのほうも洗い流したときに適度なしっとり感が残ります。
これから手がカサカサになりやすい季節ですから、さっぱりしすぎない使用感がちょうど良い感じ!
「発酵βグルカン」が使われているためか、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュともに、保湿力が高いように感じました。
また、他社のものですと「同じ香りのシリーズでも、アイテムが変わると少し香りが違ってしまう」という商品もあったのですが、こちらは香水と他アイテムと香りの違いが大きく感じられないのも、非常に良かったポイントでした。
商品概要
本日ご紹介した、『MAI OHW MAI』の「SADNESS」ラインの概要は以下の通りです。
・製造販売元:株式会社プリアンファ
・ブランド名:MAI OHW MAI
・商品名①:MARK5 香水 SADNESS
・容量:50ml
・販売価格:18,500(税込)
・商品名②:MARK5 ハンドクリーム SADNESS
・容量:50ml
・販売価格:3,000円(税込)
・商品名③:MARK5 ボディウォッシュ SADNESS
・容量:300ml
・販売価格:5,500円(税込)
・商品名④:MARK5 ハンドウォッシュ SADNESS
・容量:300ml
・販売価格:5,000円(税込)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、韓国発のフレグランスブランド「MAI OHW MAI」の「SADNESS」のシリーズを実際に使用し、ご紹介させていただきました。
最初は「“傷”がテーマのフレグランスってどんなだろう?」と不思議に思っていたのですが、自分の弱さや傷を乗り越え、ありのままの今日の自分を愛そう——というメッセージ性を感じ、「SADNESS」が大好きな香りになりました。
人と違った香水を身に着けたい方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!