【医師監修】エイジングケアの選択肢として、「プチ整形」はあり?なし?
ふと真顔で鏡見たとき、ぼんやりした自分の顔に驚くことってありますよね。
思わず口角を上げて頰の緩みを見ないふりした、なんて心当たりがある方もいらっしゃるのでは?
表情を作った状態ではそんなに変わったように見えなくても、無意識の瞬間には自分で思う以上に見た目年齢は出ているかもしれません…。
そんなエイジングのサインをケアする手段として「プチ整形」を考えたことはありませんか?
この記事では、日本美容外科学会専門医監修のもと、そんなプチ整形の特徴や種類、メリット・デメリットなどについて解説していきます。
INDEX
エイジングのサインを、プチ整形で無かったことに!?
まつ毛エクステや眉の入れ墨、全身脱毛や歯のホワイトニングなど、美しくなるためのスペシャルケアは今ではすっかりポピュラーになっていますよね。
芸能人の整形カミングアウトに対しても、「前向きになれるなら」と指示する声が多くなってきているような印象です。
一般の方が整形のビフォー・アフターをアップするSNSアプリなども登場するなど、積極的に美しくなることやそれを応援する価値観が浸透しつつあるように感じます。
「美容は心の栄養になる」
それはエイジングのサインが現れ始めた私たちアラフォーにも言えること。
切って・縫ってという本格的な美容整形には手が出ないけど、メスを入れない「プチ整形」で、顔のたるみを引き上げる、シミ・シワを薄くする、顔のパーツを立体的にするなど、エイジングのサインをなかったことにできるなら、ちょっと興味が湧きませんか?
「切らない」がプチ整形の最大のメリット
「プチ整形」とは、一般的にメスを使わない手術の総称として使われることが多いワードです。
糸を留める、注射をする、糸を挿入、レーザーを当てるといった施術で、「美容医療」とも言われています。
メスを入れないということは、基本的にダウンタイム(施術から回復するまでの期間)が短いので、週末や連休の2~3日を利用して、仕事や学校を休むことなく気軽に受けることもできます。
リフトアップやシミ取りなど、プチ整形でどこまでできる?
歳を重ねるうちに少しずつ現れるエイジングのサイン。
大きく変えたいわけじゃないけれど、少しだけなかったことにできたらな…。
そんな思いに応える代表的な施術法をご紹介します。
あくまで一例なので、実際はクリニックによって施術内容は違う場合もあるので、カウンセリングなどでドクターからのお話をよく聞いてくださいね。
腫れぼったい目元に
●二重埋没法
二重まぶたにしたいラインに沿って瞼の表から裏に糸を通し、数ヶ所を結んで止める二重術です。
メスを入れる切開法などよりも腫れが少なく、戻すことも可能です。
平面的な鼻筋やアゴに
●ヒアルロン酸注入
鼻筋やアゴなどにヒアルロン酸を注入し、立体的に隆起させます。
もともと体内にある成分なので、切開してプロテーゼを入れる施術法よりも体への負担が少ないと言われています。
頰や眉間、目尻、唇の深〜いシワに
●ヒアルロン酸注入
肌にハリを出したり表情ジワを目立ちにくくするために、もともと体内にあり保湿性に優れた物質であるヒアルロン酸を注入する方法です。
●ボツリヌス・トキシン注入
たんぱく質の一種で筋肉の動きを弱める働きのボツリヌス・トキシンを注入する方法です。
眉間の縦ジワや目尻のシワなど、表情筋の収縮によってできたシワに良いとされます。
ゆるみはじめたフェイスラインに
●フェザーリフト(糸のリフトアップ)
皮膚を切らずに特殊な糸で頰などの気になる部分を引き上げる方法です。
シミ、ソバカスなどの肌悩みに
●レーザー治療
肌を引き締めたりハリを出す目的や、シミやイボなどの色素性病変を除去する目的に使われます。
●光治療
赤ら顔やニキビ跡、くすみ、クマなどに照射し、肌の色調を整えたりします。
●ケミカルピーリング
薬剤を塗り、肌表面の頑固な古い角質を剥がし落とす方法です。
肌のターンオーバーの活性化も期待できます。