節分の由来や2022年の節分の日、恵方巻の方角、地域特有の伝統行事などを特集。

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地域特有の伝統行事

首都圏の節分といえば、鬼のお面をつけた人に「鬼は外、福は内」といいながら大豆をまくというのが一般的でしょう。しかし全国に目を向けてみると地域によって豆の種類や行事の内容はさまざまです。ここでは、地域特有の節分行事がある地域をご紹介します。

北海道・東北地方

北海道・東北地方では大豆ではなく落花生を鬼に投げるのが一般的です。その理由としては、小さな大豆よりも落花生の方が大きく豆まき後の後片付けが楽だからだそうです。

群馬県 鬼石地域

群馬県の鬼石地域では「福は内、鬼は内」という掛け声をします。一般的な掛け声といえば「鬼は外、福は内」ですが、ここでは鬼も「内」とされています。その理由は、この地域の成り立ちにあります。

 

実は鬼石地域は「鬼が投げた石でできた町」という言い伝えがある地域なのです。そのため鬼は悪いものという認識ではなく、良い鬼もいると考えられています。このことから良い鬼を「鬼は内」と招き入れる掛け声が使われるようになったといわれています。

「渡辺さん」は豆まき不要?

最後に、地域ではありませんが「渡辺さん」は豆まき不要という言い伝えもあります。これは、平安時代に強い武将であった渡辺綱(わたなべのつな)が鬼を退治し、以来鬼が「渡辺」という名前を怖がって自分から逃げていくようになったからといわれています。

まとめ

普段何気なく過ごしている年に1度の「節分」という行事には、実は多くの言い伝えが詰まっています。ただの豆まき、鬼退治、恵方巻でも、由来や起源を知ったら、歴史や文化、慣習をさらに知りたくなることでしょう。

 

また、「節分」という行事ひとつをとってもみても、地域によって考え方や方法が違うこともあります。上記でご紹介した地域以外にも違う習慣をもつ地域はないか調べてみると面白いかもしれません。

 

 

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