産毛を処理するとどうなる?知っておきたいメリットや注意点
産毛を処理するデメリット
産毛には肌を守ってくれる「バリア」の役目があるので、産毛を処理した後の肌はバリア機能が弱まるということになります。
美容効果を期待して産毛を処理しようと考えている方は、産毛を処理することによるデメリットも理解しておいてください。
紫外線に弱くなる
紫外線は肌の大敵です。顔全体に生えている産毛は、紫外線から肌を守ってくれています。
産毛を処理した肌はむき出しの状態です。産毛がないと、肌は紫外線の影響を直接受けることになってしまいます。
産毛を処理した後は、いつも以上に紫外線対策に気を配らなければなりません。
保湿機能が低下する
産毛は肌から水分が蒸発するのを遅くする効果があります。
ですから、産毛を処理した後の肌は保湿機能が低下してしまうのです。
肌に汚れがつきやすくなる
産毛は空気中のほこりやチリなど、外部の汚れから肌を守ってくれています。まつげや鼻毛にも同様の役割がありますね。
産毛がなくなると、肌に直接汚れが付着してしまうのです。
産毛を処理する時の注意点
産毛処理はブライダルエステやフェイシャルエステのメニューにもあるように、スキンケアの1つとして認められています。
先ほど「産毛を処理するメリット」をご紹介しましたが、あくまで正しい方法で産毛を処理した場合の話です。正しい方法を知っておかなければ、ここに挙げたような美容効果を得ることはできません。
体毛の処理には少なからず肌の負担を伴いますので、顔に生えた産毛の処理は特に慎重に行う必要があります。
これからスキンケアに産毛の処理を取り入れようと考えている方は、産毛を処理する時の注意点をしっかり理解しておいてください。
セルフ処理は頻度に注意
産毛の処理は自宅でも行うことができますが、毎日処理する必要はありません。
メイクをする度に産毛が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、頻繁に処理するのは絶対にやめてください。
産毛は処理してからだいたい3週間ほどで生えてきます。産毛が伸びてくる速さには個人差がありますが、3週間~1ヶ月に1度処理すれば十分でしょう。
特に肌が弱い方は「産毛が濃い」「産毛が気になってしょうがない!」という場合を除いて、定期的に処理する必要はないと思います。
大事な写真を撮影する日やパーティーに出席する時など、ここぞという時のスペシャルケアとして取り入れるのがいいかもしれませんね。
お肌の敏感期・朝・入浴中はNG
生理前や日焼けした後など、肌が敏感になっている時期は産毛を処理しないようにしましょう。
産毛の処理は肌に負担がかかるので、敏感な肌を刺激すると肌荒れの原因になります。
また、産毛を処理した後の肌は紫外線に弱くなるので、これからお出かけするという時に処理しないでください。
セルフで産毛を処理する場合は夜、お風呂上がりに行うのがいいでしょう。
お風呂上がりは肌が潤って柔らかくなっているので、産毛の処理にはベストのタイミングです。
また、入浴中の産毛処理もNGです。バスルームにいるさまざまな雑菌が肌に侵入する恐れがあります。
自己流で処理しない
産毛処理は正しい方法で行わないと、さまざまな肌トラブルの原因になります。自己流で産毛を処理しようとせず、必ず正しい手順を理解してから始めてください。
セルフで産毛を処理する方法はいくつかありますが、顔用のカミソリを使う方法が手軽で一般的だと思います。
顔用カミソリを使った基本的な手順は次の通りです。顔がよく見える明るい場所で、鏡を見ながら行ってください。
まず、顔の表面についた汚れをしっかり落とします。お風呂上がり以外に行う場合は、蒸しタオルを肌に当ててください。
肌の負担を最小限にするために乳液やシェービングを肌に塗りましょう。何もつけない状態でカミソリを動かすと、摩擦で肌に大きなダメージを与えてしまいます。
準備ができたらカミソリを顔に当て、肌をなでるように優しく剃ってください。
ムダ毛処理と同様、毛の流れに逆らわないようにするのがポイントです。髪の生え際からスタートして、顔の上から下へ順番に処理していくと、剃り残しを防ぐことができます。
処理が終わったら優しく顔を洗い、濡れタオルなどでクールダウンしましょう。
最後に保湿はいつも以上にしっかり行ってください。
まとめ
以上、産毛の正しい処理方法についてご説明してきました。
産毛を処理した後の肌は大変デリケートになっています。化粧水や乳液を塗る時は、これ以上の負担をかけないように優しく丁寧に行うように意識して、肌を労わりましょう。
また、セルフで産毛を処理するのが面倒、または肌を傷つけてしまいそうで怖い、という方は、迷わずプロに頼りましょう!
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