コミックでときめきを補給しませんか?ママ世代のオトナだからこそきゅんとくるおすすめコミック7選
最近、胸がときめくような出来事はありましたか?
多忙な日々は心の余裕を奪います。
やるべきことをやるのが精いっぱいで、だんだん心が乾いていくような感覚に襲われることも。
ときめき不足は脳の老化につながると言われています。
コミックは忙しい時にも手っ取り早くときめきを補給できるアイテムです。
胸がきゅんとなる素敵な告白や、ドキドキするような急展開など、読んでいるだけで胸がときめく漫画は、あなたの心に潤いを与えてくれるはず。
今回は、ママ世代のオトナでも楽しめる胸きゅんコミック7作品をご紹介いたします。
ヤマシタトモコ「Love,Hate,Love」(1巻完結)
女が髪を切るのは、失恋した時だけじゃない。
今までの自分ではない、新しい自分になりたい時。
主人公は28歳のバレエ講師。
人生のほとんどをバレエに費やしてきましたが、ダンサーとしての夢を捨てる決意をします。
大好きなバレエを嫌いにならないために。
新しいことを始めようと、ベランダでタバコを吸って大失敗。
咳き込む彼女に話しかけてきたのは、隣室に住む50代の大学教授でした。
バレエ一筋で、恋愛どころか人とのコミュニケーションも怠ってきたことに気づいた主人公。
大人の余裕がありそうで、臆病な部分も見え隠れする大学教授。
2周りの年の差があり、一方はほぼ恋愛初心者、もう一方はかなり久しぶりの恋愛です。
2人の関係はなかなか進展しません。
しかし、不器用ながら真摯な言葉を伝え合う2人の会話は、とても素敵です。
静かなときめきが心地よい作品。
「忙しくて、漫画なんて読んでられない」というあなたはまず、1巻完結の作品から読んでみてください。
ヤマシタトモコ作品は、1巻でも読み応えバツグンです。
谷川史子「忘れられない」(1巻完結)
時が流れても、2度と会えなくても、ずっと忘れられない大切な人。
忘れられないのは不誠実さでも、諦めの悪さでもない。
大切な思い出は、永遠に自分だけのものなのです。
こちらも1巻完結のコミック。
切なくて、きゅんとして、最後はほっこりする、珠玉の短編集です。
表題作の「忘れられない」は、母の不在から始まります。
子供の頃から毎年同じ季節に1人で旅行にいく母。
なかなか帰らない母を心配する主人公をよそに、父は「大丈夫だから」と取り合いません。
ついに見つけた古いアルバム。
「新婚旅行」と書いた写真には、若き日の母と見知らぬ男性が写っていました。
戸惑う主人公が1番に相談する相手は、3年前に別れた元カレ。
相談しているうちに、未だに消えない彼への気持ちに気づいてしまいます。
主人公の切ないモノローグに、胸が締め付けられっぱなし。
たくさんの経験を積み、さまざまな過去を抱える大人の女性だからこそ、共感できる作品だと思います。
西烔子「娚の一生(おとこのいっしょう)」(全4巻)
30代半ばのキャリアウーマンと、50代の大学教授。
2人を引き合わせたのは、祖母の死と彼女の知られざる過去でした。
主人公のつぐみは東京にある大手電機メーカーの管理職。
美人で仕事もできるのに、恋愛では不毛な相手ばかりを好きになってしまう“こじらせ女子”でした。
仕事にも不倫にも疲れ果て、長期休暇中に看取った祖母の家で暮らすことにした彼女。
そこへ、祖母から合鍵をもらっていたという50代の男が現れます。
男は祖母の葬儀の席でつぐみに一目惚れ。
恋愛も始まっていないうちから、親戚の前で結婚宣言するほどの強引さで、彼女を翻弄します。
関西弁で紡がれるストレートな愛の言葉は、読んでいるだけで赤面してしまうほど。
幸せになることから逃げていた彼女の心は、少しずつ動き始めます。
誰かに甘えたり、寄りかかったりすることが苦手な大人の女性には、ぜひ読んでほしい作品です。
恋愛コミックは読みたいけど、登場人物が若すぎて感情移入しづらい、と感じている人にもおすすめ。