子どもが生まれた時ほとんどの場合、ママたちは「産休」や「育休」を取ります。
しかしその期間も5~6年というわけにはいかず、早い段階で仕事に復帰することとなりますよね。
この時に1つの問題として挙がってくるのが、専業主婦になるのか共働きするのかという点です。
そこで今回は、専業主婦と働くママの違いについてピックアップ。
家事などの生活面や教育・子育て面、ママ友付き合いなど、さまざまな観点から比べていきます。
働くママって?
一口に働くママと言っても、その形態はさまざまです。
例えば、「子どもを最優先しながら働きたい」「少しでいいから稼ぎたい」というママはフルタイムでの勤務はせず、パートやアルバイトなどで週数回、または1日数時間という働き方をしている方が多くいます。
一方、「家計を支えるため」「旦那の収入に不安がある」などの理由から、フルタイムはもちろん残業まで仕事をがんばるママもいます。
家計に対する不安だけが理由ではなく、「自分のスキルを磨きたい」という理由でフルタイムでの勤務を続ける方もいます。
そのため、同じ働くママといっても、仕事をしながらも十分に時間がとれる場合と、なかなか自由な時間が確保できない場合とさまざまなケースがあるのです。
中には、経済的理由からフルタイムで働くほかなく、子どもと接する時間が減ってしまいがちなママも少なくありません。
今回は、そのような働くママにもメリットがあることや、忙しい中でもうまく子どもとのコミュニケーションをとるコツをご紹介します。
専業主婦と働くママの割合
では、実際現在の日本では、専業主婦と働くママの割合はどれくらいなのでしょうか。
厚生労働省が毎年記録をしている「専業主婦世帯と共働き世帯」というグラフを見てみると、「専業主婦世帯」が600万世帯という結果になっていました。
一方の「共働き世帯」は、1,219万世帯という統計結果が出ています。
2018年の時点で世の中の3分の2が「共働き世帯」ということになりますね。
しかし、私たちが子どもだったころは「妻は専業主婦で家庭を守る」「子育てと家事は妻の仕事」といった風潮がありましたよね。
実際に今から40年ほど前は、「専業主婦世帯」が3分の2を占めていました。
2000年前後を境に「共働き世帯」が主流となり、現在も「共働き世帯」が多くの割合を占めています。
この時代の変化により近年では男性でも育休を取る人が増えていたり、「専業主夫」というワードが多く聞かれるようになりました。
専業主婦と働くママの悩み
近年の流れとしては専業主婦ではなく、共働きが主流ということが分かりました。
しかしどちらの選択をしても、愚痴や不安要素が出てきますよね。
そこでここからは、専業主婦と働くママの起こりうる不安要素を解説していきます。
専業主婦の声
専業主婦とは、家の中のこと(掃除・洗濯・家計管理・子育て)などを1人で行うママのことです。
外に出て仕事をすることがないので、基本的に家での生活が中心となります。
一見「家のことだけやってればいいから楽」「自分次第で趣味の時間とか作れそうじゃない?」と思われるかもしれませんが、そんなにうまくいくわけでもないようです。
実際に専業主婦の人からは、
「外と遮断されたような気持ちになるから、前よりも落ち込みやすくなった気がする」
「関われる人の数が格段に減って、たまにすごく寂しい気持ちになる」
「夫から“ずっと家にいるんだから家事くらい完璧にしろよ”って言われて、ものすごくプレッシャーを感じる」
「幼稚園とか保育園の行事の時に、専業主婦だからって役割を多く回されることがある」
といった声が上がっていました。
働くママの声
専業主婦のママたちの声を聴くと、「なら働いた方がいいのかも!」と思ってしまうかもしれませんが、一筋縄ではいかないのがこの問題のやっかいなところ。
働くママには、彼女たちなりの悩みを持っている人も多いようです。
実際にSNS上では、
「単純に子どもと遊ぶ時間が取れなくなってしまうのが悩みです」
「子どものことは誰よりも愛しているのに、私が働かないと家計が苦しいから仕方なく働いています」
「毎日8時間労働から、家に帰って家事と育児をするのは体力的にきついって感じてしまう時もあるなあ」
「夫が協力的じゃないと、仕事も育児も本領を発揮できないよね」
といった声が後を絶ちません。
働くママの労働時間にもよりますが、それぞれがやむを得ない事情で悩みを抱えているようですね。
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